最近新入社員の研修をしていて悩むのが、どこまで生成AIを使わせるかという点です。

 

実際学生時代に生成AIを使うのが普通になりつつあり、新入社員も使う方が増えています。

 

社内ルールや、倫理、セキュリティ教育するのは大前提として、そのうえでもどこまで使わせて良いかは少し悩んでいます。

 

私が感じている、新入社員が生成AIを使うメリット、デメリットは以下です。

■メリット

・成果物の品質が上がる

・仕事での生成AI活用スキルが向上する

 

■デメリット

・自ら考える力の低下

・本人の意見かどうかわからない

・能力や適性が見えない

 

今後仕事において、生成AIの利用は必須になると考えていますので、「■メリット」に書いた点を踏まえると、新入社員研修の時から積極的に利用したほうがよいような気もします。

 

一方で基礎的な社会人スキルが身についていない状況かつ、本人の特性や適性が見えていない状況での「■デメリット」は先々の不安材料になります。

⇒ 新人研修レベルであれば生成AIで乗り切れるかもしれませんが、より現場で高い専門性が必要とされたり、生成AIが利用できない状況において、能力が著しく低下する、あるいは仕事についていけなくなるなどを気になります。

 

「■デメリット」の対策としては、生成AIの利用範囲を限定する、質疑で本人の考えを確認するなどがあると思います。

 

いずれにせよ、まだまだ業務での生成AIの活用方法や、そこで必要とされるスキルが見えてこないと、試行錯誤は続くのかなと考えています。

(仕事での生成AIの活用が一般的になれば、デメリットも意味をなさなくなると思います。)

 

 

【AIが考えるこの問題への対策】

ちなみに、本件についてのChatGPT-o3が提示する解決策は以下です。

隙がないというか流石な感じで、今後の研修設計の参考にしたいと思いました。

 

 

 

今年に入って資産運用のバランスを見直していますが、折からの株式相場の不安定化でなかなか苦戦しています。
ちょっと気づいたことを取りとめもなくまとめたいと思います。

①米国相場の影響で短期投資中心に

トランプ政権の場当たり的な通商政策や安全保障政策の影響で様々なものが想定できない値動きをしています。
突然下がったり、上がったりとトレンドが見通せません。
今年の最初はインデックスファンドを中心とした長期投資の仕組みを作る予定でしたが、リスクが読めないので必然的に短期的に売り買いをして細かく利確しています。

②米株価のインデックスファンドは以前よりリスクが上がっている

昔は、米株価のインデックスファンドをドルコスト平均法で買っていれば、結果的に個別株売買よりも高い利益を上げられていました。
ただ、パクスアメリカーナの終焉で、以前よりそういった投資法へのリスクは上がっていると感じています。
今のトランプ政権の取り組みは今後10年程度に渡ってアメリカの力を広く低下させていくと思っています。

「ポストコロナにはパクスシニカなのか?」
https://note.com/3ryu_se/n/n6fc0a2d2bc7d

③グローバルバランスファンドが安心だがリスクもある

②も踏まえて、今は米国に集中しないグローバルバランスファンドが安心だと思います。

ただ、こちらもトランプ政権の政策や世界的な安全保障・経済の不安定化によって値動きが予想しづらくなっています。
ドルコスト平均法で買うのも1つと思いますが、乱高下を逆手にとって値段が下がったタイミングで定期的に買うのはどうかと思っています。

また世界経済へのリスクが顕在化した場合は、持ちづづけずにいったん売るのも1つと考えています。

こういう時は金が一番良いのですが、上がり過ぎていて手を出せない状況です。

(以前早々に売ってしまったことを公開しています。。。)

④先を見通せない時代の投資に生成AIが心強いパートナー

今や生成AIの金融商品の知識や分析力は圧倒的に私を上回っています。
(正直回答が専門的過ぎて何を言っているのか理解できないレベルです。)

特に下記ではとても助かっています。
(ChatGPTのo1やGeimiの通常モードとDeepResearchを組み合わせています。)

1)今後の米国経済の値動きを予想して、投資戦略を立てる
2)投資商品のバランスについて相談する

実際に今まで知らなかった、逆相関ETFの組み込みを提案されて勉強になりました。
(調査したところ逆相関関係が思ったよりも弱く、購入はしませんでした。)


正直現金が一番安全な気がしますが、インフレや長期金利の上昇等複合的な要因を加味する必要があり、
引き続きAIを使いながら最適な投資方法を探っていきたいと思います。

最近忙しく、正直生成AIのニュースもあまり追い切れていないのですが、毎月のように新しい機能がリリースされています。

 

■ここ最近の主なニュース

・Gemini 画像生成強化(3/13)
https://ascii.jp/elem/000/004/256/4256788/

画像の向きを変えたり、一部修正、背景修正ができるようになりました。

 Google Gemini、画像生成機能大幅強化!高画質AIアートを体験|AIソリューションオフィス

 

・OpenAIが新推論モデル「o3」「o4-mini」を発表、画像の読解能力を強化(4/17)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02417/

 コーディング、数学、科学、視覚認識に強く、ビジネス/コンサルティング、創造的なアイデア出しに優れています。

 OpenAI o3 と o4-mini が登場 | OpenAI

 

・グーグル「NotebookLM」の強化(4/30)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/2011765.html

⇒ アップロードした資料をもとに「要約」し、ポッドキャスト番組のような会話形式で再生できるようになりました。

 NotebookLM を解説!情報整理をAIで簡単にしよう|Gemini - Google の AI


そして今月は以下が発表されるといわれています。
・Grok-3.5
・o3 pro
・Gemini Ultra
・DeepSeek r2


話題が多くて使いこなす前に、新しいリリースがあるので、ここ数か月はついていけてないのが実情です。

⇒ ちょっと性能比較をしたいなと思って、こんなこともしてみましたが・・・

「ナンバーワンとオンリーワンのどちらになりたい?」の質問から垣間見える6つのAIの設計思想|3流SE

 

 

■垣間見える「高レベルAI仕事術」

一方で、仕事で使っていて感じるのは、既に生成AIが自分の能力を超えているということです。


今年の初めくらいまでは、生成AIの資料のチェックや提案は、参考や補足レベルで、その中からよさそうなものを自分で選択する使い方でした。

 

しかし最近は、自分が見落としている事や、より高度なプロセスやアプローチ方法を提案されることが増えています。

(例えばChatGPTのo3に社内制度の更新、手厚いフォローが必要な新入社員の教育の提案を質問した時は、全く思いつかないアプローチ方法を提案され、「この通りにやればよいだけでは?」と思いました。)

 

回答を見ても、内容を理解するのに時間がかかったり、回答はその通りだけど、自分の能力や自社の現状では実現が難しいなと思うことが何度かありました。


このAIの回答を見て感じたのは、生成AIが普及すると仕事の要求レベルも上がるのではないかということです。

 

AIのチェックを受けたかどうかで明らかに資料のレベル感が変わりますので、AIのチェックや利用は前提になると思います。

AIと一緒に作った資料を自分の提案や報告として落とし込み、なおかつ書かれていることを実現する力が求められるようになるのではないかと思いました。


ちょうど、PCの登場によって、今まで手書きや手計算だったものが、PCを使うことで、情報の質、量、スピードの要求が高まるようなイメージです。

また、さらにその先には、複数のAIエージェント(部下)を使った仕事の仕方になるのだろうとも感じます。


引き続き、ChatGPT o3を含めた生成AI 活用による業務改善について試行錯誤をしていきたいと思います。

■その他最新AI記事

AI活用の最新ノウハウを随時更新です!

AI|3流SEの仕事術&ライフハックブログ

 

【ご紹介】
AI活用で気づいたノウハウを紹介しています。
1時間、1500円ですのでお気軽にどうぞ!

「ChatGPT+Geminiで業務改善!実践プロンプト講座」
https://www.street-academy.com/myclass/188362?conversion_name=direct_message&tracking_code=b9b234d671f97e104d5900ad7f00b369

今回は神時間術を紹介します。

 

 

  評価(A~C)

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  概要

精神科医の著者が脳科学に基づいた、生産性を上げる時間管理の方法について紹介しています。

 

第1章 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方

・脳を活用できる時間の区切り方

・集中力を高める工夫(割り込み排除、時間制限)
第2章 朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術

・朝に適した仕事、朝すっきりする工夫
第3章 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術

・ランチ昼寝等の工夫

・午後に集中力を取り戻す工夫(運動、休憩、場所、仕事内容)
第4章 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術

・運動の強度、内容

・睡眠の質を上げる工夫(寝る前の過ごし方、睡眠リズム)
第5章 仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術

・基本的なタスク管理の考え方
第6章 自由時間を最大に生かす自己投資&リフレッシュ術

・休みの日の時間管理、自己投資するべき分野

・積極的なリフレッシュの工夫

 

  感想

時間管理(特に休日)はかなり工夫していますが、さらに夕方の生産性を上げたいと思いこの本を読みました。

 

著者が実際に行っていることをベースに具体的なノウハウが多く、実践的かつ読みやすい内容でした。

知っていることややっている事が多い内容でしたが、裏を返すと網羅的で入門に役立つ本と思いました。

 

私がこの本で、特に役に立ったのは夕方の生産性の向上で、こちらの記事でも書いたように実際に生産性が向上しました

生産性が上がった新習慣「夕方の有酸素運動&アップテンポ音楽」 | 3流SEの仕事術&ライフハックブログ

 

ただし、気合を入れすぎて疲れがたまってしまったので、現在取り組み方を調整中ですえーん
 

  こんな方にお勧め

・仕事やプライベートで時間が足りなくて困っている

・もっと仕事の生産性や集中力を高めたい

・一般的な時間管理の方法を知りたい

・スキルアップや副業の時間がもっと欲しい

 

 

私も2024年の9月までは無料版を使っていましたが、ChatGPTの新機能(Advanced Voice mode)を試したくて、10月から有料版(月約3,000円)を利用しています。


正直ちょっと高いとは思いましたが、実際に課金してみると、今の時代に必要な自己投資だと納得するようになりました。

(仕事向きの性能はGeminiの方がよいが、できることがChatGPTの方が多いです。)

 

ということで、自分の経験も踏まえて2025年に生成AIに課金した方がよいと思う5つの理由を紹介したいと思います。

 

■生成AIに課金した方がよいと思う5つの理由

 ①これからAI活用スキルが必須になる

これからAIが電気と同様にありとあらゆる分野で使われるようになり、人間の仕事が多く置き換えられるといわれています。

※ AIの進化によりロボットの開発が加速しています。

米OpenAI出資のロボット企業、“家庭用人型ロボット”を公開 2024年中に家庭への試験導入へ - ITmedia AI+

 

「ほぼ人間じゃん」――テスラの人型ロボットが話題 歩いて喋ってジャンケンして、バーテンダーもこなす - ITmedia AI+


数年前はだいぶ先だと思われていましたが、ここ2,3年のAIの進化は驚異的でおそらく5年程度でも大きな社会の変化があると思います。
そんな中で生き残るためにも、今からAIを使いこなし、AIが普及した後の社会で生き残るためのスキルを高めた方がよいと思います。

 

 ②最新の機能に触れて、最新の活用方法を体験できる

AIを活用するスキルを高めるには、とにかく最新機能をたくさん利用して経験を積むことが大事だと思います。
生成AIは機能や性能の変化が激しく、使いこなさないうちにどんどん新しい機能が登場し、性能も高くなっていきます
このため、いち早く最新機能を体験でき、より多くの経験できる有料版が良いと思います。
また逆にAIが「できないこと」「苦手なこと」を知ることで自分が延ばすべき強みも見えてくると思います。

 

 ③より多くの機能が使える活用シーンが広い

またAIでいろいろなことを試そうと思った際に、有料版の方がいろいろな機能があり、単純に使いやすい点も魅了だと思います。
解析できるデータの量が多く、普段使える分には困りません。
また、ChatGPTであれば、ChatGPT-4o1という優れた推論機能を持つAIが利用も可能です。他のAIと比較して回答精度が高く、とても頼りになります。
さらに、AIの新しい活用方法につながるAdvanced voicemode(動画の解析機能付き)が利用できるのも大きいと思います。

※ ChatGPTの有料版と無料版の細かな違いは、以下を参照してください。

「ChatGPTの無料版と有料版の違い!それぞれ特徴と活用例を解説!」
https://www.ai-souken.com/article/chatgpt-free-vs-paid-differences

「ChatGPT無料版と有料版の違い!8つの観点でわかりやすく解説」
https://www.sejuku.net/blog/214899

 

 ④有料版を契約することで意識的にAIを使うようになる

漫然と無料を使うよりも、AIを活用すること自分のAIのスキルを高めることを意識して有料版を使う方が確実にAI活用についての意識が変わると思います。

私の場合も、少なくとも月3,000円分(年間36,000円分)はAIを活用して、自分のスキルもアップしたいと思うようになりました。

 

 ⑤経験が多くたまると情報の感度が高まる

有料版を使って、最新機能の特徴や課題、また具体的な活用シーンが分かっていると、さらに経験を積むためにやるべきことが分かります。
また、新しい機能やAIに関する情報が出たときに、何がどのようにこの先に影響するかが分かるようになり、変化への適応力も高まると思います。


まずは無料版から、慣れてきたら思い切って有料版に契約してみてはいかがでしょうか?
仕事とプライベートにあらゆるシーンでAIが使えないか?と考える事が間違いなくこの先につながると思います。

ちなみに、今私が使っているのは例えば以下のようなものです。
■仕事
資料作成、資料チェック、文章作成、アイデア出し、調査
■プライベート
投資、調査、分析、介護、セミナー開発/運営、文章作成、雑談

※ 以下詳細な活用事例のまとめです。


「AIに相談しながら新しいセミナーの企画、作成、PRを半日で完成」
https://note.com/3ryu_se/n/n9672bd68aea5?from=notice

「AIを使って「チーズはどこに消えた?」を親の介護問題へ応用する」

AIを使って「チーズはどこに消えた?」を親の介護問題へ応用する|3流SE

 

■オススメの課金する生成AI

最後にお勧めの生成AIですが、基本的にこだわりがなければChatGPTが良いと思います。

月単位で契約更新なので、あわなければ別のAIに切り替えてもよいと思います。

ビジネス面ではGeminiが良い気もしますが、逆に無料版でも十分使えるので、今はChatGPTを使っています。

 

なお、2025/2/1時点の私のAIの比較評価は以下です。

※ DeepSeekはセキュリティ面で不安があるので、仕事での利用や個人情報は入れない方がよいと思います。

 

■その他最新AI記事

AI活用の最新ノウハウを随時更新です!

AI|3流SEの仕事術&ライフハックブログ

 

 

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