ストレスマネジメントセミナーのテキストにいくつかノウハウを追加したので、参考までにブログでも書いておきます。
■ストレスマネジメントのノウハウ
➀フレーミング
ストレスは事象ではなく、事象のとらえ方で起こります。
事象のとらえ方を工夫することで、ストレスを軽減する手法です。
②コーピング
ストレス事象に対して、自分が影響できないことではなく、自分が影響を与えられること(相談、対策検討、改善アクション)にいかに早く集中できるかが、ストレスマネジメントの基本になります。
この対処のアクションをコーピングといいます。
③ストレスとバイアス
人間は素早く判断、行動できるようにするため、バイアスを持っています。
これが怒りや不安の原因となる事があります。
主な認知バイアスは以下の通りです。
・自己奉仕バイアス
他人のときは「他人に原因がある」と感じ、自分のときは「外的要因がある」と感じる。
・根本的な帰属の誤り
本来関係ないものを原因と結びつける。
・確証バイアス
自分の意見と正当化する情報を集める。
・後知恵バイアス
物事が起きてからそれが予測可能だったと考える。
④ストレスと身体コントロール
心の反応は、身体の反応と密接に関係しています。
このため、呼吸、筋肉の緊張、表情を意識してコントロールすることで心にも影響与えることができます。
例)
・呼吸法
複式呼吸、システマブリージング
・筋力トレーニング、ストレッチ
肉体的なストレスへの耐性は心の耐性にもつながります。
ストレスマネジメントは、健康や生産性に大きく影響します。
(私がタスク管理の次に改善に取り組んだのが、ストレスマネジメントでした)
仕事やプライベートでできることを増やすために、体系的に学習することをお勧めします。




