今回は『世界一シンプルなバフェットの投資』を紹介します。

 


【評価】(A~C)
 B+

【概要】
この本は、アメリカの有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏の投資法を、バフェット氏の研究者である著者がまとめたものです。
有名なバフェット氏ですが、その投資方法は一風変わっています
例えば本では次のような特徴が紹介されています。
・シンプルな投資をする
・専門家の情報に頼らない
・短期間の売り買いをしない
・市場予想を無視する
・株でなく企業を買う


【感想】
自分にあった株の投資方法を探していた時にこの本に出会いました。
詳細な株式投資の方法が書かれているわけではないため、実用書として役に立つわけではありません
しかし、株式投資の基本的な姿勢や考え方を知るにはとても良い本だと思います。

概要にも書きましたが、バフェット氏の投資方法は今まで自分が知っていた投資方法とはまったく異なるものでした。
じっくり企業を分析し、事業が有望な企業の株を長く持つそのスタイルは、まさに目からウロコでした。
まさに自分の性格や、投資の目的にぴったりだと、感銘を受けました

私はこのあと別の詳細なバフェット投資術の本を買って、実際に株式投資を始めました。

どんな金融商品にどれだけ投資するかは、その人の置かれた状況、目的、性格で変わるものです。
もし、資産運用の目的でじっくり株式運用を考えているなら、一度この本を読まれてはいかがでしょうか?

今まで私のタスク管理はGTDとポモドーロテクニックで問題なく処理ができていました。

しかし、最近は管理職一歩手前の業務をしていて、今までのプロジェクトリーダー的なタスク管理方法では、コントロールができなくなっています

■今のタスクの状況
・タスクが消化できる見通しが立たない(常に終わらないタスクであふれている)
・プロジェクト(複数タスクでなりたつタスク)数が10個を以上になっている
・タスクの優先順位がどんどん変わる
・その中で、タスクがどんどん追加されていく(いわゆる「なるはや」の物)


こういった、管理職のタスク管理方法をどう変えたらいいか、まだ整理できてはいません。
(残念ながらよい本にも出合えていません)

しかしタスクをこなしていく中でヒントのようなものが見つかってきたので、紹介したいと思います。

■管理職のタスク管理のヒント
・作業効率化の徹底
 ファーストステップとセットでタスク着手、作業を効率的にこなせる時間に重要タスクを集中、最小限の力で効果を上げる方法を常に考える(会話を有効活用)
・人に振る、上司を巻き込む
 関係者、上司にタスクの初期から巻き込むことで、協業して成果を出していく。
 協業する時は目的、メリットを最初に認識を合わせる。
・動的に優先順位を変える
 作業の途中でも、優先順位を動的に変えながら重要度が高い物から消化していく。
 また優先順位については上司に見せておくことで、手戻りを防ぐ。
・タスクの効果(目的)に着目した取捨選択
 優先順位が下がったタスクは固執せずにどんどん止め、逆に優先順位が高い場合はすぐに着手する。
・重要タスクは時間を十分にかける
 契約や、役員との調整、高額の予算に関するタスクは十分にチェックの時間をかける。(作業が多く、1つ1つの時間が少ないと質が下がるため)


ノウハウが整理できたら、またここで紹介します!

生産性アップでよく話題になるのが「隙間時間」の活用です。

 

私もいろいろ工夫しているのですが、最近うまくいっているのが、

「隙間時間に何をやるか」をこのマトリクスで考える事です。

 

 

このマトリクスは"タスクのやる気"を縦軸に、"タスクの大変さ"を横軸に取っています。

 

・"やりたい"かつ"大変"(例:企画系、得意な事務処理系)

午前中や、午後1など元気な隙間時間に一気に片付ける。

 

・"やりたい"かつ"大変でない"(例:簡単な企画、好きな資料作成や報告)

一日の最後ややる気が下がった隙間時間に実行。

 

・"やりたくない"かつ"大変"(例:気乗りしない企画、検討、難しい指摘の反映)

とりあえず分解して、最初の区でない部分だけ実行

 

・"やりたくない"かつ"大変でない"(例:事務処理、決まったメール処理)

25分のタイマーをセットし、制限時間内だけ集中して処理

 

 

もともと無意識にやったのを、マトリクス化してから、仕事プライベート共に隙間時間の生産性がUPしました!

(アイゼンハワーマトリクスの応用ですが)

 

 

皆さんもぜひ活用してみてください!

 

また、演習を通して具体的なアドバイスを行う、こちらのセミナーも開催中です!

隙間時間の生産性を上げたい方は、ぜひお声がけください!

 

 

 

今回は「すごい「数値化」仕事術」を紹介します。

 

 

【評価】(A~C)
 A

 

【概要】

数値化を武器に様々な新規ビジネスや、課題に取り組んできた著者がその方法を紹介している本です。

①数値化のメリット7つの基本

 ・メリット=説得力がまし、課題がつかめる

 ・数値化の目的は、「どうするか」

 ・分類や数式化の重要性

 ・数値化後のPDCA

②データ分析の7つ道具

 ・プロセス分析、散布図、回帰分析、パレート図、T勘定、差異分析、LTV分析

③間違った数値化と気を付けたいこと

 ・間違った数値化の例(定義や分類誤り、ゴールとの結びつき等)

④数字に関する理論

 ・数値を把握した際に知っておくと、それを使ったアクションが取りやすい法則の紹介(期待値、複利、ダンバー数等)

⑤ソフトバンクの数値を使ったモデル
 ・②で分析した数値を使って実際にどんな戦略を取っていたかの紹介

 

また、それぞれのテクニックのポイントやよくある失敗も紹介されています。

 

【感想】   

以前読んだ著者の本が参考になったこと、成果に結びつくプロセス改善を学びたかったので、この本を買いました。

 

数値化というと少し難しく手間な印象を受けますが、段階的に分析プロセス改善の話が書かれていてとても分かりやすかったです

 

経験豊富な著者が実際に体験した事例が多く書かれていて、具体的にどう取り組めばよいのかがよくわかりました

 

また、数値化の方法が複数紹介されていて、注意点も書かれているので、とても参考になりました。

 

成果が出ない、問題を可視化できないときに役に立つ本だと思います。

 

あわせて、こちらの本も読むと、仕事の成果を出すのに参考になると思います。

 

 

【こんな人におすすめ】 

・数値化、可視化について基礎から学びたい方

・数値化がうまくいっていない方

・業務の改善成果が出ず、困っている方

今回は「できる40代は、「これ」しかやらない」を紹介します。

 

 

【評価】(A~C)
 B

 

【概要】

1万人のインタビューからできる40代や、逆に40代で公開したことを整理して、40代で集中すべき事をまとめた本です。

①キャリアについて

会社の評価だけでなく、自分で指針を決め、社外でも通用するキャリアの作り方が書かれています。

また、残りの人生で集中することを決めたり、副業への取り組みについても触れられています。

②会社での仕事の仕方

管理職を目指すかそれ以外で会社の立場を作るかについて書かれています。

また、40代で評価されるためにするべき事、マネジメントで陥りがちな失敗も具体的に書かれています。

③プライベートの充実

50代で公開しないためのプライベートの過ごし方が書かれています。

週末の過ごし方、家族との接し方も触れられています。

④仕事のコツ

タイムマネジメント、人脈、勉強法など40代の環境にあった仕事のコツがまとめられています。

 

【感想】   

最近部署異動があったり、コロナ禍を通して少し余裕が出てきてあらためて今後の人生を考えたいと思い、この本を購入しました。

 

仕事術やマネジメントについては、ある程度課題意識がある人は既にやていることや知っていることが多いと思います。

逆に網羅的にそういったことを知りたい人にはうってつけの本だと思いました。

 

個人的に一番参考になったのはキャリアについてで、「ライフシフト」と一緒に読むことで、今後の方向性が見えてきました

 

理論的というよりは、実践的でいろいろな人の経験を多く知ることができるのがポイントの本だと思いました。

 

【こんな人におすすめ】 

・40代の過ごし方の指針を網羅的に知りたい方

・よくある40代の後悔を知っておきたい方

・仕事とプライベートのバランスに悩んでいる方