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皆さん、本日の心の天気はいかがですか?
心理カウンセラーの青柳雅也です(^^
このブログで、心理カウンセリングや心理学を身近に!
さて、今回は「善悪」について。
皆さんは、どんなことが善いことで、
どんなことが悪いことだと思いますか?
私たちは、幼き頃から、
「やっちゃだめだよ!」
「悪いことだよ!」
「恥ずかしいことだよ!」
「かわいそうでしょ!」
と、色々な道徳観を学びます。
親かもしれませんし、教師や友達、
メディアや本などからかもしれません。
善いことは、貢献や承認につながり、
悪いことは、懲罰や罪悪感につながるようになります。
先日、『廃用身』という映画を見ました。
原作は久坂部羊さんという、元医師による小説です。
2026年に映画版が公開されました。
デイケア施設「異人坂クリニック」の院長である医師・漆原糾は、
脳梗塞や事故などで麻痺し、回復見込みのない動かない手足(廃用身)を
切断する「Aケア(切断治療)」を考案します。
目的としては、患者を担当するケアマネージャーの肉体的負担は軽減され、
被介護者である患者は邪魔な部分がなくなり、心身ともに身軽になり床ずれが回復したり、
血流もよくなることで、副効果も期待されたのでした。
これは、海外映画にあるような、
サイコパスな医師によって、秘密裏に行われるようなものではなく、
本当に医学的に、患者の為を思った治療でした。
条件も、インフォームドコンセント(事前説明と同意)もしっかりしています。
Aケアの条件は以下です。
□切断されるのは廃用身であること
□本人の明確な希望があること
□ADL(日常生活動作)の改善、または介護の軽減が見込めること
□QOL(生活の質)の向上が見込めること
□生命の危険が及ばないこと
すごくしっかりしています。
現実にあることなのではないかと思うくらいです…。
しかし、広まることに、
ネガティブなことは、税金のようについてきます。
□説明したにも関わらず副効果を期待し過ぎた身内からのクレーム
□全体的なポジティブな雰囲気に流されたことへの後悔
□"切断"というキーワードから受ける怖い印象
□医師の少年時代を掘り下げる事での不安因子かのような話
□結果を急ぐこと
□見た目の印象
これらが、もたらすものは?
これは"残酷"なのか?
これは"福音"なのか?
迷惑の除外による孤立化。
時間の短縮化。
労力の減縮化。
これらを善とする社会は様々なところで始まっています。
また、人は批判がいくつか出てくると、"善意"というものが揺らいでしまいます。
「自分はおかしいのか?」
ありがちなサイコホラーではないだけに、色々な考えが巡る作品です。
もしよかったら見てみてください。
善悪というのものは、見る者次第なところがあり、
明確なものもありますが、意外と不安定なものです。
▼誰が見るのか?
▼何を経験してきたのか?
▼どの角度で見るのか?
▼今どんな環境にあるのか?
▼どんな価値観にあるのか?
これらによって、"正しく見る"ということは、
大きく変わってきます。
きっとこの映画『廃用身』も、見る人で印象は変わるでしょう。
ある意味、揺らぎようのある善意というのは、
逆に健全なのかもしれない…。
皆さんは、何を善し悪しとしますか。![]()
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