【カウンセリングルーム「アンフィニ」/名古屋市中区】
【青い柳のココロカフェ/養成講座/お知らせ】
心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「精神」について。
皆さんは、精神と聞いて何をイメージしますか?
精神疾患はどうでしょうか?
先日、ある医療関係の方をお話をしていて、
まだまだカウンセリングというものが、
理解されにくいという話になりました。
例えば、恋愛、仕事、健康、人間関係で悩んでいて、
「カウンセリング行くといいよ。」
と、言われたらどう感じますか?
反応として、
「話聴いてもらうだけでしょ。」
「高い!」
「病んでないし。」
といったことは珍しくないです。
心理学自体が、まだ100年ほどの学問のジャンルですから、
仕方がないことかもしれません。
1964年の『ライシャワー事件』。
60年前の話です。
ライシャワー氏は東洋史研究家で、昭和36年からアメリカ大使として、
日本に住んでいました。
3月24日、ライシャワー氏は大使館前で青年にナイフで太ももを刺され負傷しました。
ライシャワー氏は治療時に輸血され、当時コメントで、
「これで私の体にも日本の血が流れる。」
といったリップサービスをするほどでした。
このナイフで襲い掛かった青年は、統合失調症患者でした。
この事件によって、精神疾患者への国民の認識に影を落とします。
①精神衛生法改正
②売血の輸血用血液の使用廃止
②はその輸血した血液によって、
ライシャワー氏が肝炎になってしまったからです。
ライシャワー氏は帰国後も活躍されましたが、
日本で発症した肝炎が悪化し、79歳で亡くなられました。
精神衛生法の改正については、
・保健所による在宅精神障害者への訪問指導等の強化
・精神衛生センターの設置
・通院医療費公費負担制度が新設
などがあり、一方では、
・警察官等による通報・届出制度の強化
・緊急措置入院制度が設けられる
などが改正となります。
どちらかといえば、危険だから病院に入院させる方向に動いたようにも見えます。
当時の新聞の見出しが精神疾患の扱いを物語ってますね。
これがたった60年前の出来事ですから、
"精神"だの"メンタル"だのというキーワードが、
まだまだネガティブな響きを持ってもおかしくないかもしれません。
心(精神)というのは、心の動きです。
私たちは心を起点に人生を歩んでいます。
誰もが見えない心の扱いに苦しみながらも、大切にするのは二の次だったり…。
心を大切にすることがネガティブでも、恥ずかしいと感じることでもないような、
そんな時代が来ることを願っています。
いつも有難うございます。
心に向き合いたいときはアンフィニへ!
.
ご予約は052-253-5040まで!
∞ ----------------------------------
#カウンセリング #名古屋 #中区
#心理学講座 #コミュニケーション
#カウンセリング口コミ #評判
#カウンセラー非常勤 #名古屋
∞ ----------------------------------