あなたのことはどこかで誰かが見ていますか? | 青い柳の樹のように  - counselor's blog -

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名古屋の老舗カウンセリングルーム「アンフィニ」の代表カウンセラーの青柳と申します。
少しでも多くの人にカウンセリングや心に関心を持つ機会になって頂ければという願いを込めたブログです。
皆様の生活に身近に感じられ「気づき」になれますよう。

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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^

さて、今回は「戒め」について。

皆さんは、お盆にお墓参りしますか?

仏壇に手を合わせますか?

 

日本では、人口が減少の一途を辿っています。

亡くなった人の数のほうが、年間で多い時代に突入しました。

 

また、日本では神道や仏教がかつては多かったのでしょうけど、

現代では、宗教色はほぼ無色。

様々な宗教イベントを楽しむという文化ですね。

 

人口は都市に集中し、

人口減少、無宗教文化といったところからか、

墓じまいの数も増えているようです。

そりゃそうですよね。私も墓など必要ないと思っている一人です。

 

昔は家に仏間といったものがあったでしょうけど、

現代ではわざわざ仏間を作る家もそんなにありません。

 

かつて、

世界各地に存在していた支配者たち。

最初は武力による統制から始まります。

 

しかし、そこから先の支配の力は、

"武力"ではなく"信仰"だったのです。

何かを強く信じて、

目に見えない何かを信じることによって、

その信仰の「目」や「教え」を意識します。

 

信仰は、外からの抑圧や指導ではなく、

内発的な、能動的な行動抑制につながります。

 

古の日本も、自然信仰をしていました。
八百万の神様ということで、あらゆるものに神が宿っていると考えます。
石、川、山、木、太陽、月、など。

そして私たちの頭上に毎日存在している太陽を
"お天道様"と呼んだりしますね。
太陽を心から敬い、親しみを込めた呼称です。

 

「お天道様は見ている。」

という教えは、現代の日本にはない考えです。

お天道様は見ていても、合ってる間違っているは言いませんし、
給料が上がるわけでもなく、誰かに嫌われるわけでもなければ、
恋愛に左右するわけでも、自分の立ち位置が変わるわけでもありません。

ただ見てくれている。

 

現代の日本では、それが「他者」です。

 

□合ってる間違ってるを言う

□金銭に関わる場合もある

□好きや嫌いの感情に関わる

□自分の立ち位置や理解に関わる

□なにかしらの評価や反応に関わる

□自分が公共に表現したことが重要

 

「他者」は自分にこういった反応をして、

現代人は"見せている自分"と"見えない場所での自分"を

使い分けることに慣れていきます。

 

まさに"他者承認"という名の信仰の出来上がり。

 

承認欲求が、先に立ってしまうと、

おかしなことになってきます。
例えば…。

「上司がいるから、仕事に集中しよう。」
「好きな子が隣にいるから、道にあるゴミを拾おう。」
「親が喜ぶから、勉強頑張ろう。」
「充実してるって見せたいから、お茶会開いてSNS用の写真を撮ろう。」
「一緒に悪口言うと、友達が喜ぶから私も言おう。」

「心に無いことをとりあえず言っておこう。」

「やりたくないけど、嫌われたくないから一緒にやろう。」
「ママ友の目があるから、一流の塾に子供を行かせよう。」

 

ここまでいくと、人間のことを嫌いになるでしょうし、

誰かと一緒にいることが疲れてしまいます。

 

「お天道様が見ている。」と考え、

自分の心に「戒め」を持つことができたなら、

窮屈に見えて、実はそっちのほうが人間は自然体でいられるのかもしれません。虹
 

 

 

いつも有難うございます。

人間に疲れたときはアンフィニへ!

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ご予約は052-253-5040まで!

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