何度も味わっているからこそわかること | 青い柳の樹のように  - counselor's blog -

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名古屋の老舗カウンセリングルーム「アンフィニ」の代表カウンセラーの青柳と申します。
少しでも多くの人にカウンセリングや心に関心を持つ機会になって頂ければという願いを込めたブログです。
皆様の生活に身近に感じられ「気づき」になれますよう。

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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^

さて、今回は「排除」について。

皆さんは、どんなことを避けたいですか?

どんなことを避けてきましたか?

 

昨今、高層のマンションで暮らす家庭が増えて、

"高所平気症"という症状が注視されています。

高層階で育った子供は、高所に対する恐怖感が欠如してしまうことがあるのです。

 

常々、高いところにいることで、

慣れてしまったことが仇となり、転落してしまうのです。

 

さて、話は変わりますが…。

何十年前から比べて、私たちの生活は、

理不尽や、危険などが、

いくつも排除されてきたことでしょう。

 

公園の遊具の安全性の見直し。

教育機関での体罰や指導の廃止。

〇〇ハラスメントと称されるものの相談窓口の設置。

残飯の多い給食メニューの見直し。

 

時代の流れや、あって然るべき流れなのかもしれませんが、

理不尽や危険が無いことへの慣れ、というものが、

よかったのか、どうなのか疑問を感じることもあります。

 

私たちが、子供の頃、

教師の体罰や暴力は日常茶飯事でした。

今でも思い出すと腹が立つような理不尽は、いくつもあります。

 

でも、その中でも、

今思えば、愛情ある叱咤というものや、

意味のある叱咤はありました。

 

全て、"快"と"不快"で表現するならば、

"不快"であることなのですが、

"不快"のなかにも、価値ある不快というものは存在しました。

 

先日、ある陶芸家の方のドキュメンタリーを見たのですが、

素人目に見ると、見事な器も、

その匠から見れば失敗作で、ガシャンと躊躇なく割ってました。

 

何度も何度も何年も、その道に携わっているからこそ、

価値があるものと、価値が無いものの差が分かるのでしょう。

ここまで、色々と記述して、

何が言いたいのか言うとですね…。

 

私たちは、両極を経験しなければ、

そのものごとの価値はわからず、

"快"か"不快"かでしか、わからないのではないでしょうか。

 

"不快"さを排除するという、転ばぬ先の杖。

"不快"さを排除しまくった矢先に待ち受けるものは、

まるで"お客様状態症候群"です。

 

そう考えてみれば、

どんな"不快"な経験であったとしても。

それはものごとを見極める目を養うための、ひとつの経験値になりますよね。虹



いつも有難うございます。

快不快で悩んだときはアンフィニへ!

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ご予約は052-253-5040まで!

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