積み上げることと、崩すことの違いを知ることで

さて、今回は「時間」について。

皆さんは、仲良くなった誰かと、

うまくいかなくなったことはありますか？

絆を築くこと。

恋愛を成就させること。

仕事で信頼を得ること。

こういったことは、

"時間"と"労力"が必要になります。

こんな諺があります。

「上り一日下り一時」

一日かかって上り、ようやくたどり着くようなところでも、

下りはあっという間であるということです。

長い時間と労力をかけて作り上げたものを壊すのはあっけないという例えです。

・仲が悪くなるのは他愛もないこと。

・苦しい継続をやめるのは簡単ということ。

・否定して自信を喪失させるのは誰でもできること。

等々。

こういうことってありますよね。

だからこそ、スポーツ選手の引退会見って感動を感じるのでしょう。

「あぁ、そんなこと知ってるよ。」

と、思うかもしれません。

しかし、本当に知っているということは、

とても大切なことなのではないでしょうか。

"知っている"からこそ、

崩れそうなその瞬間、それまで築いた大切なものを見失わず、

こらえることができます。

"知っている"からこそ、

無下に、人が築いたものを容易く壊すことの残酷さがわかり、

留まることができます。

残念ながら「陰」と「陽」では、

「陰」なことに人は敏感にならざるを得ません。

そういった人間の"本質"と、

そういったものごとの"本質"を知ってこそ、

より、築いたものを「熟成」させることができるのでしょうね。

いつも有難うございます。

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