押しちゃいけないボタン

さて、今回は「カリギュラ効果」について。

皆さんは、駄目って言われているのに、

やりたくなってしまったことはありますか？

よく、コメディやコントなんかで、

「押すなよ、絶対に押すなよ！」

と、言われて押してしまうのってありますよね。

やっちゃダメだと禁止されたり、

見ちゃダメだと制限されるほどに、

興味を掻き立てられ、やってみたくなる心理を「カリギュラ効果」といいます。

「カリギュラ」という映画が、性的に過激な内容のため、

ボストンなどの一部地域で公開禁止になったことで、

かえって世間の話題を惹いたことから、和製心理学用語になったそうです。

日本昔話の「鶴の恩返し」なんかもそうですね。

「機織りをしているときに、絶対に覗かないでくださいね。」

と、言われて覗いてしまう人間の性分です。

このような心理効果は、色々な面で通用するのではないでしょうか。

教育の面や、規則罰則、

利益的な面では、マーケティングに使えるかもしれません。

皮肉なことに、人間というのは非合理な生き物ですね。

これは感情や欲求に対しても言えることです。

良い感情。悪い感情。

善い欲求。悪い欲求。

あまりにもジャッジして、線引きすることで、

逆側への反動になり兼ねません。

それって極端に決める必要があることでしょうか？

程よく受け入れ、味わうことで、

もっと自然体で、楽に生きられるでしょうね。

いつも有難うございます。

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