相手を知りたかったらすることは？

さて、今回は「知る」について。

皆さんは、他者のことをちゃんと知れていますか？

それともなかなか知ることができないですか？

人は他者のことをちゃんと知ることは難しいです。

・噂話

・タイプ的な先入観

・事前情報

・過去の経験

・最初の外見からの印象

色々なものが絡むことで、

相手を知ることは、容易いことではありません。

先日、『ワンダー　君は太陽』という映画をみました。

主人公は5年生の男の子。

トリーチャーコリンズ症候群が原因で顔の形が変形しており、

27回の手術を受け、自宅で学習してましたが学校へ通うことになりました。

外見から、主人公は差別やいじめを受けます。

子供はストレートなだけに残酷ですよね。

何度もくじけそうになりながらも、周囲に変化を与えることになります。

そして、登場する学校の校長先生が人格者なんですよね！！

教育者の方々に、是非この映画を見てもらいたいです。

その校長先生がこう言います。

「彼の見た目は変わらない。変えられるのは、我々の見る目。」

全くそのとおりですよね。

そして最後、この言葉が紹介されます。

「人に親切になりなさい。皆も戦っているのです。

　相手を知りたかったらやることは一つ。よく見ることだ。」

"よく見る"。

仏教でいえば"正見"といったところでしょうか。

簡単なようで難しいことです。

「え？見るくらい簡単なことじゃん。」

と思った時点では、できていないでしょう。

誰かのことをちゃんと知りたいと思ったら、

できる限り何かに影響されず、正しくよく見ることが大切なのです。

いつも有難うございます。

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