分不相応にアゲアゲされると…

さて、今回は「分不相応」について。

皆さんは、仕事を独立しようとして、

あっという間に姿を消した人を見たことがありますか？

【分不相応】…その人の身分や能力にふさわしくないこと。また、そのさま。

現代は、資格ビジネスが横行しています。

キラキラセミナーも横行しています。

人を持ち上げて、気分をよくしてお金を稼ぐってどうなんでしょうね。

責任感なく人を気分良くさせることは、

とても簡単なことですが、

その先に、落差を味わうのは本人です。

しかし、実際のところ、

人には「下積み」であるとか「地道な努力」というのは、

成長する際に欠かせませんが、多くの人は好みません。

例えば、企業も、

優秀な人材欲しさに調子のいいことを言ったとしても、

人事担当者のノルマはクリアできますが、他の誰も幸せになりません。

今の時代は、

「何でもオッケー！」「自由自由！」「できるできる！」「ツイテルツイテル！」

こういったキーワードは好まれます。

しかし、それは簡単に「分不相応」をつくり上げてしまいます。

美容師になったからといって、すぐにカリスマ美容師に成れるわけではありません。

報道の業界に入ったからといって、すぐにスクープを書ける記者になれるわけではありません。

結婚相談所に登録したからといって、すぐに結婚できるわけではありません。

心理カウンセラー資格を取ったからといって、人の助けになれるとは限りません。

"現実"が、描いたものと違えば、

人は不満を抱き、駆け出しで放り出してしまいます。

「分不相応」をやめ、「分相応」であれば、現実に一致できるはずなのです。

もうすぐ新しいスタートを切る皆さん、分相応でいきましょう。

現実的な下積みと、努力を積み重ねることが大切です。

いつも有難うございます。

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