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今津です。
新宿で書いています。
読売新聞の4月23日付記事なんですが、今どきこんなエリアもあるのかと少し驚いたので取り上げてみます。
「児童急増、入学式３回・時差登校・収容しきれずスクールバスで近隣校へ」
…この時代にですよ、ビビり倒しますよね。
どこの話かというと、茨城県守谷市なんです。
守谷市立黒内小学校では児童数が市教育委員会の推計を越えて増え、2025年度から教室が不足する見込みとなりました。
児童数1268名といいますから、結構大規模校です。
2024年度において新１年生が7学級もあります。まるでベビーブーマー世代のようです。
人数が多すぎて収容しきれないので、入学式は3回に分けて行われました。
もともと人口の多いエリアというわけではなかったようです。
というのも、2013年度の児童数は456名でした。
ところが、駅前の開発や周辺の土地区画整理事業などで分譲住宅やマンションが相次いて建築されたため、急激に児童数が増えていったのです。
市では、2015年と2020年に相次いで校舎を増築したのですが、それでも間に合わず、2023年度にパソコン教室を改築しさらに教室を増やしています。
が、このままいくと2028年度には最大3教室が不足する見込みとなっています。
理科室や図工室などはプレハブの特別教室棟を建てたり、体育や休み時間に使うグラウンドも足りなくなるため近隣の公園を借りることにしています。
しかし、これ以上の教室の増築などは不可能なため、市教委は黒内小の校区内であっても希望すれば他の小学校に通学可能としました。その場合、スクールバスで通学することになります。
市教委が2月に開いた住民説明会では、スクールバスで遠方の小学校に通学することに不安の声が出たほか、新しい小学校を建ててほしいとの意見も相次ぎました。
しかし、今から学校の新設計画を立てても間に合わない上、仮に新設したとしてもそこから児童数が減少していく。また、用地確保も困難だとのことです。
市教委は引き続き保護者に対して丁寧な説明を続けていき、黒内小以外の選択をお願いしたい、としています。
首都圏の方なら守谷市の場所などはよくおわかりだと思うのですが、それ以外のエリアの方はピンと来ないので、簡単に説明します。
守谷市にはつくばエクスプレスという電車が走っています。これは秋葉原からつくば市につながる電車で、最高時速が１３０㎞と結構スピードを上げて走っています。
関西人であるワタクシがいつも思うのですが、首都圏の電車って結構スピードが速いんです。
だから、関西のイメージで都心から１時間の距離というのは、東京で言えばだいたい４０分から５０分の距離のイメージで、感覚的にズレがあります。
守谷市は秋葉原からだと３０分から４０分で着きますから、都内への通勤通学に便利な場所です。
距離的なイメージで言えば、大阪だと大津や泉佐野、神戸市西区あたりのイメージでしょうか。
都心からそれほど離れていないのに加えて、住みやすい街だといえるでしょう。
あるタイミングで急激に人口、特に小学校に収まり切れないくらい急激な人口流入が起きる現象というのは、今までにあちこちでありました。
タワマンが建ったり、何かのきっかけで街が開発されたりといったことで。
ワタクシは京都の精華町というところで育ったのですが、ワタクシが小学生の頃はタダの田舎の町でした。
ところが、関西文化学術研究都市として町が急速に発展していき、町の人口が極めて短い期間で２倍以上に膨れ上がりました。
小中学校も増えましたし、最寄りの近鉄電車の駅には急行が停まるようになりました。
一時期は人口が急増したのですが、今ではすっかり人口も落ち着いている感じです。
守谷市もそのような感じになるのでしょうか。
ところで、コロナ禍の最中に、ワタクシ、zoom指導で守谷市の中学受験をする予定の男の子の指導をしていました。
あの子もきっと今頃は中学生になっているのではないでしょうか。
一度、つくばエキスプレスに乗って行って守谷とかつくばにみたいなあと思っております。
【お知らせ】
ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、ときどき名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。
次回は2024年6月1日（土）午後6時～
お待ちしております。
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