新年早々ブログ書きます!
コロナで、予定していた留学をやめたり、留学予定を後ろ倒しにしている人が世界中にいますが、僕の生徒さんが一人、香港大学のMBAに合格し、2021年から入学することになりました。
僕の留学サービスは、欧米の大学院に行く人が多いのですが、今回は、珍らしくアジアの大学院に合格しました。
そして、もっと珍らしく、レアなのは、
1. トフル無しで合格
2. GMAT無しで合格
3. GPAは、4段階中3以下なのに合格です。
4. 返済不要の奨学金確保
どうやって、このような形で、香港だけでなく、アジアでもトップクラスの大学院に合格することができたのか、今日はお話したいと思います。
ちなみに、今回のお話は、昨年4月に書いた「不況期の留学対策」(https://ameblo.jp/3ekazami/entry-12587911211.html)とも関連するので、こちらも読んでいただければ幸いです。
まず、日本にいる人が、香港の大学院に留学をこれからしようと考えた時に思うのは、以下の2点ではないでしょうか?
1. 香港でデモが起きているけど、そんな政情不安が強い所に行っても大丈夫?
2. コロナの時期なのに、東京より密な香港に行っても大丈夫?
上記の2点から、日本だけでなく、他の国の人たちも香港に留学するのをやめています。しかし、このように多くの人が思えば思うほど、チャンスなんじゃないかと僕は思ってました。そしたら、たまたま香港大学のMBAを希望する生徒さんがいたので、出願した所、トフル無し、GMAT無し、GPA3以下で合格しました。
まず、デモの話ですが、2019年以降、日本を含む西側諸国のメディアの報道をみると、かなり香港の状態が酷い、怖いと思います。しかし、僕は2019〜2020年の間、メディアで連日デモが報道されるようになってから、3回香港に行ってますが、一度もデモや暴徒を見たことがありません。普通に金融業界で働き、普通の生活をしている限り、出会わないのかなと思いますし、危険な目にあったことはありません(僕は香港滞在中は、香港島のセントラル中心に行動していますが、個人的には、香港は東京よりも安全だと思います)。特定の場所に足を踏み入れない限りは、安全なのかと思いました。
メディアでは、「多くの会社が、香港の政情不安を気にして、シンガポールに会社を移す」と言われていますが、僕が香港の会社の方々にヒアリングした所、基本的には、当面は香港でオペレーションをすると回答したところが多かったです。随分とメディアで報道されているイメージと違うものかなと思いました。
コロナの心配ですが、NetFlixでコロナ以降、視聴が増えた映画で2011年公開の「Contagion」という映画あります(https://ja.wikipedia.org/wiki/コンテイジョン)。この映画では、世界で最も密な場所である香港の九龍地域からの感染が始めるという設定になっています。コロナは一般的に「3密を避ける」というのが言われていますが、香港は東京より密な場所です。
しかし、コロナ対策はしっかりしています。夏以降、かなり、新規感染者(注:新規感染者=PCR陽性者ではないと僕は思うが、敢えて、メディア基準で「新規感染者」という表現を使わせていただきます)を抑えていて、1日辺りの新規感染者が0人か、数人でした。ところが11月に入った辺りに、1日の新規感染者が20人になったら、幼稚園が速やかにリモートにしております。外出はマスクは必須です。また、レストランで一つのテーブルで飲食して良い人数も、状況に合わせて、5人までとか、4人までとか2人までとかにしております。室内で集まる人数なども制限がかけられています。政府が速やかに対策を徹底させるので、個人的には東京にいるより安全だと思います。
ちなみに、入国したら3週間、GPS付きのリストバンドで隔離管理されます。僕は今年2回香港に入国しているので、2020年は、計5週間隔離施設で過ごしたことになります。
ここで僕が強調したいのは、メディアの報道方法の批判やコロナ対策の批判をしたいのではなくて、そういった報道を観た時に、香港の大学院に行くのが本当に危険なのか、自分自身で様々な人にヒアリングすることが大事だと思います。
そして、そうしたことをしない人たちが増える結果、香港の大学院に出願する人が少なくなるとどうなるのか?
↓
出願する人の絶対数が少ないので、合格率が上がります。
「不況期の留学対策」(https://ameblo.jp/3ekazami/entry-12587911211.html)でも書きましたが、この時期は欧州の大学院への合格率が比較的に上がった時でした。そして、このタイミングで、今回、ある生徒さんの香港大学への出願対策をしました。
今回の特徴として、以下の4点があげられます。
1. トフル無しで合格→交渉
2. GMAT無しで合格→就業経験が7年以上だと交渉すればGMAT免除になる
3. GPAは、4段階中3以下なのに合格→おそらく出願者数の激減
4. 返済不要の奨学金確保→授業料が3分の2になりました
2は、今回の生徒さんは就業経験が7年以上でしたので、交渉により免除になりました。さて、問題は1です。この生徒さんは日本で大学を出ているので、トフルは必須です。しかし、香港大学も含む、英語で授業を行う大学院の願書には、「英語で授業をして、学部を卒業した場合は、トフルなどの英語試験は免除になる」としている学校が多いです。この生徒さんは、たまたま、大学時代に、英語で受けた授業が全体の1/3〜1/2位ありました(出身大学はICU=国際基督教育大です)。そこで、母校にコンタクトしてもらい、英語で授業を受けたことの証明が出せないかという依頼をしました。母校からは、レターを出してくれて、そこには、「大半の授業は英語で修了した」という記載になっていました。
しかし、大学院側が要求するのは、「100%英語だけで授業を行って卒業した」という証明でした。当然、この母校からのレターでは足りないのですが、今回の香港大学の選考では、レターを待っている間に、面接試験も設定されました。面接試験は、当然英語ですが、この生徒さんは、新卒からずっと外資系の企業で働いているため、常に英語を使う環境にいました。そのため、英語での面接もそれほどアレルギーがなく、しっかりと対策をして行った上で臨みました。
結局、英語での面接の対応がよかったせいか、後から、大学院の中で、「この英語なら問題なく、ビジネスの授業についていけるだろう」という判断がなされて1のトフルを免除になりました。
さて、3ですが、一般的に、MBAは学術的な大学院と違って、それほど、大学の成績は関係ないのですが、そうは言っても、香港大学は長年、アジアのトップの大学として、レベルの高い教育機関です。大学評価の世界的指標である The Times Higher Education による「世界大学ランキング 2020」(World University Rankings 2020)では35位であり、アジア圏の大学では第4位です。清華大学、北京大学、シンガポール国立大学、香港科技大学、東京大学とアジア圏首位を争う大学ですので、GPA(評定平均値)もある程度通常なら見られます。
しかし、今回は、コロナと香港の政情不安で、出願者が激減しているせいか、この辺りはそれほど気にされずに合格に至りました。もし、例年通りに、多くの出願者がいる中では、もしかしたら、もっと厳しく見られていたかもしれません。
さらに凄いことは、4で、なんと最終的には奨学金ももらえることになり、授業料が通常より3分の2になりました。近年授業料が高騰している海外大学院で、授業料が3分の2になることは凄いメリットだと思います。
コロナ自体は、感染したら怖いものですので、これを軽視しても良いとは言うつもりは一切ありません。しかし、世界には、コロナ対策が日本よりも厳しく対応している国もあるので、そうした国に留学をするのであれば、(簡単に途中で一時帰国とかはできないと思いますが)逆に、日本より安全な所に移動できるという考え方もあると思います。
コロナを含む情勢不安、メディアで観る政情不安を見て、すぐに諦めず、「もしかしたら、今はチャンスなんじゃないか?」という視点で、留学計画を検討することも大事かもしれません。