テレビCM崩壊
久しぶりにインパクトのあるタイトルのマーケティング本だったので読んでみた。
インターネットという新たなメディア(というかもはやライフライン?)の出現により生活者は日々刻々と変化していっていますが、企業の広告担当者の皆さん、広告代理店の皆さんは変わらなくていいんですか?と問いかける内容。仰る通りで・・・。
95年以降、多少なりともインターネット・マーケティングに関係した人にとってそんなに真新しいこともないけれども、想像していたことが少しずつ過去の事例として紹介されるようになってきたのが面白い。それと、たまにこういう本を読むと自分を見つめ直すいい機会になる気がする。
・インターネット、携帯(i-mode含)なしの生活には戻れない一生活者の自分。
・新しい時代を象徴するネットマーケティングの概念は重々承知のマーケターである自分。
・概念と現実(実施)の格差を生み、かつ、広げ続けている商店経営者の自分。
まぁ、とはいえ、テレビCMとは過去も現在も無縁の事業規模で、いかにこういった新しい概念と付き合うかが問題だ。あれもこれもやりたいのは山々だが、よくよく考え少しずつこの「佃煮邦彦 」を育て上げていこうと思う。
- Joseph Jaffe, 織田 浩一
- テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
宮本武蔵
バランスボードに乗ること3日、それまで読もう読もうとなかなか日の目をみなかった司馬良太郎さんの『宮本武蔵』を読了。司馬さんの本って、熱いし、勉強になるし、面白いのだけど体力いりませんか?時々、充電して向かっていかないと。。。
さて、『五輪書』など読むと武蔵は、圧倒的に強い剣士であると同時に究極の策士といった、いやらしいイメージがありましたが、司馬さんも、俗っぽい出世欲(しかも相当大きなもの)を生涯に渡って持っていたというふうに描いております。人間の強さ弱さ、含めてよく知っている人なのでしょう。自分がセンシティブであったり欲望が強いからこそ、(修練によっては)相手の心の動きが読めるようになる。とも言えそうです。
とは言え彼が実際どういう性格だったのか、については同時代に接した人にしか分からないことですから何とも言えませんが、ただ言えることは(剣を交えての)勝負事に関しては圧倒的に天賦の才があったことは間違いなさそうです。相手について徹底的に調べ上げる、決闘の場は必ず下見するという事前の手間を惜しまず、人心を掌握し、負ける試合はしない。
平成の時代ですと、ゴルフ場でたまにこういう人見かける気がします。
(私?私は違いますよー)
- 司馬 遼太郎
- 宮本武蔵
吉川英治さんの『宮本武蔵』も読んでみたいけれど、長いからなぁ・・・
バランスボード
ぶっちゃけこういうのどうかとも思いつつ、買ってしまいました。
バランスボード。
「剣道にいい」と、ここ最近心酔しかけている剣道理論マニアのA先輩に言われ購入。多分、一ヶ月と持たず飽きるだろうという確信がありながら、3,000円しない値段の安さにエイヤっ!といってしまいました。
実際に現物見てみて、まぁ、まずその大きさ、軽さがいいですね。健康器具ってのは重かったりスペースとるのが多いですが、その点、ものすごいシンプルで軽い仕上がりが(お蔵入りする際にも)良さそうです。
早速、乗ってみますと、意外と簡単。なんの意味があるのか疑問に思うほど簡単。
が・・・!
私なりに2つの使い方を考案。
まず一つ目が、乗ったまま膝を軟らかく使うこと。膝を伸ばして骨盤でバランスを取ってはあまり意味がないように思います。骨盤を安定させ、膝でバランスが取れると重心が下がり地面に立ったときにも安定感が増します。また、バランスをとりながら膝(全身)の力を抜けるのはどんな動作にも応用が利くいい動きに繋がると思われます。
ふたつ目は、立ったまま本や雑誌を読む。ということです。剣道をするにしても何をするにしても、バランスを取ることばかりに気を取られていられませんから、身体が自然にバランスを取り続けられるようにしなくてはなりません。意識を他に持っていった状態でもバランスが取れるようになる、ということ。
いずれも初めはぎこちない感じだったり、グラングランになったりとしていましたが、乗り始めて3、4日もすると大分、安定してきました。お蔵入りのカウントダウンが聞こえそうですが、このバランスボードの効能?効果?が何となく分かってきたような気がします。
剣道でもサッカーでもスキーでも、パフォーマンスを起こす基本姿勢は重心が取れた状態ですが、何かのきっかけで重心が崩れた後、その後の建て直しにかかる時間が圧倒的に短くなるという気がします。ということは、連続する動きのなかでより素早い対応、より正確なパフォーマンスができるということです。
それと、ゴルフなんかであれば、自分の重心が分からないのが分かるというのは当然として、重心を取った状態で脱力することができる(同時に、最大限の力を発揮することができるようになる)という効果がありそうです。
もう少し使い込んでみようと思います・・・。
(夏は越さないだろうけどー)