大型のリアル本屋さんで得た教訓
昨日の午前中、出勤時間を遅らせてもらい、渋谷東急百貨店本店7階、丸善&ジュンク堂に立ち寄ってきた。
エレベーターを出た瞬間から、各ジャンルの新刊・話題の図書のコーナーがあり、その時点でかなり楽しいのだけども、当てどもなく書籍の林をさ迷い歩く幸せったらなかった。
アマゾンの便利さもあるし、電子書籍に対する期待感ももの凄くあるけれど、(君の読みたい本、何でも持っていっちゃってよ!)という圧倒的な体験はリアルな店舗ならでは。
にしても、開店と同時に行ったとしても朝10時・・・。
こんな時間に本屋をぶらつく30代男性ってどうよ。。という背徳感が、また堪らない。堪らない感じがムズムズと湧き上がり、お尻のあたりがモジモジして、下っ腹がキューとしてきて、トイレに行きたくなって・・・
消化不良のまま、あえなく退散。
残念。
【昨日の教訓】
背徳感を感じながら目的なく本屋をぶらつく行為は便意を誘う。
日本のガラパゴスも悪くない?
携帯とか、電子機器の世界で「日本はガラパゴス化しているから、もっと柔軟に多様性を持たなくては世界に遅れる」と言うけれど。
携帯に関して言えば、ガラパゴス化していたからこそ、お財布ケータイとか、Suicaとか、ワンセグとかが市場として成立して、便利なサービスを共有できたのは間違いないことだし、経験上、日本のスマートフォンに関して言えば、無理してandroid持つより、iPhone持ったほうが便利。
100万人が持つプラットフォームか、15万人が持つプラットフォームか、自分がアプリ開発者ならば絶対に前者から始める。そういう意味では、とりあえず日本のスマートフォン市場の一番である iPhone を持ってたほうがアプリケーションに恵まれるし、それに持ってる友人たちが多いほうが話も通じやすくて楽しい。
世界の標準は android が優勢、と言っても、アプリは大体、英語で気楽に楽しめないし、日本語に絞ればアプリケーションのラインナップは貧弱で、情報を共有する友人も少ないので、雑誌の特集も iPhone 使いこなしのおこぼれ程度にしかならない。
そんな訳で、小市民としては勝ち組に乗るほうが便利で楽しいのだからしょうがない。
とはいえ。
Google や、Apple や、Amazon といった外資系企業のプラットフォームに乗らざるを得ない日本の情報産業については危機感を感じている。(いずれももの凄いヘビーユーザーなのだけど)
行動と信条に一貫性はないけれど、正直なところそういう人多いのではないかな。
小宮山宏さんいわく、農耕社会が工業社会になり、情報社会になってきた延長には、知識社会があるのだとか。であるなら、コンテンツや情報、知恵、そういったものがどう編集され活用されて価値を生み出していくか。そういう点で日本が世界をリードしていってもらいたいと思う。
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