CKからの金沢の猛攻をしのいだ讃岐は中盤に川西翔太が下りて行って中盤を押さえにいく。
これが効いて少しずつ讃岐がペースを掴み始める。
37分、最終ラインからボールを繋ぐと奈良坂巧から最終ラインに下りてきた前川大河にパスが出て川西翔太へ。
川西がボールをキープしながらロングパスを狙ったが、ここはクリアされてしまう。
このこぼれ球を拾った吉田源太郎がドリブルを仕掛けて縦パスを放つがここも金沢がクリア。
クリアボールを前川大河が拾う。
前川から川西→吉田陣平→深港壮一郎と繋ぎ、ふかみーが放り込むがまたも金沢にクリア。
再び前川が拾って川西に繋ぎ、左サイドのげんたろーに繋ぐ。げんたろーのクロスに前川大河が飛び込むっ!!
ヘディングだっ!!
ハードヒットしたものの、この一撃は枠を捉えきれなかった。
讃岐は前半、川西翔太を中盤に加勢させ、吉田源太郎を使いながら攻めたが決め手を欠き、そのままスコアレスで折り返すこととなった。
後半の頭、金沢は2枚替えを敢行。
【金沢HT】
14 石原崇兆 → 2 長峰祐斗
7 塚元大 → 11 杉浦恭平
ボールを失うシーンが散見された石原を下げて左WBに長峰祐斗を起用。
もう1枚は当初からこのつもりだったのか、塚元大を下げて35歳のベテランFW杉浦恭平を送り込んできた。
杉浦も塚元のいたシャドウに入る。
その杉浦が早速魅せる。
PA内でボールを受けた赤星魁麻に山本義道が絡みついてボールを奪うと、西谷優希にパス。
西谷はすかさずクリア。
ここから梶浦勇輝-杉浦恭平と繋がり、杉浦恭平はドリブルからマリソンにパス。
ポストプレーの得意なマリソンからパスを受け直した杉浦がシュート!
しかしここは枠を外れていった。
讃岐もボールを奪って両サイドからクロスを放っていくものの、なかなか中の選手たちに合わせることができない。
盛り上がりたいのに盛り上がれない、もどかしい時間帯が続いていく。
そんななか、ボールの空気が抜けたのか?奈良坂が主審に試合を止めてボールをチェックするよう要求。
しかし主審を務めていた西山さんはボールをチェックしたものの続行を指示。
ん?ボール替えないんだ(笑)。
珍しいシーンからドロップボールで試合再開。
奈良坂から宗近慧にボールが入り、ムネチは縦パスを川西翔太に通した。
川西は右サイドの内田瑞己に展開。
ウッチーはクロスを上げた。
これを収めたのは冨永虹七!
キープして後方に流すと…
吉田陣平がキタァーーーっ!!
痛烈なキャノン砲!!
しかし…このシュートは枠の外。
いやぁ…惜しい…
このシュートを見せたあたりから、じんぺーの存在感が増す。
もともと技術の高さは出る度に見せてくれていたじんぺーちゃんだが、この日は川西翔太との連携など、チームに融合し始めてきた。
ここから自信をつけていってほしい。
ムネチからのパスを再び受けた川西翔太がボールをキープし、そのじんぺーへ。
吉田陣平がPAに走り込んだ川西翔太へスルーパスを放つ!!
うまく通った!
…かに見えたがこれは金沢のカットに遭ってしまう。
讃岐は58分に内田瑞己が、65分に吉田源太郎がミドルシュートを狙っていくが枠を捉えられない。
68分、ここで金沢はポストプレーで存在感を示していたマリソンを下げてスピードのあるレフティ・加藤大樹を投入。
手応えがあったのだろう、マリソンはやや不満げにピッチを離れた。
【金沢①】
77 マリソン → 17 加藤大樹
この直後、金沢のCB井上竜太が足を攣る。
足を伸ばしている間に試合は飲水タイムに雪崩れ込んだ。
なかなか決定打を打ち出せていなかった讃岐はここで2枚替え。
【讃岐①】
10 川西翔太 → 20 下川太陽
18 冨永虹七 → 23 岩岸宗志
2シャドウを入れ替えた讃岐。
川西翔太に代えて好調・下川太陽が入ってきた。
今一つ調子の上がっていない冨永虹七だったが、この日はまずまずの動きを見せた。
この試合が浮上のきっかけになってくれればいいんだが…
あとはシュート、そしてゴールを期待したい。
代わりに入った岩岸に声援が飛ぶ。
岩岸もこのところいいプレーの多い選手。
讃岐のサポーターの期待の大きさが窺えた。
さぁ、攻勢に出ようぜ!
<つづく>
※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。
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