「弱者」第10節A北九州戦(後編) | がめがま。

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吉田源太郎渾身のミドルシュートは阻まれた。

しかしまだコーナーキックがある!

 


 


讃岐は左からのCK。

ニアサイドを襲ったキックは一度クリアされた。

 

キッカーはここも江口直生。

 

大将は、まるで まな板 を洗い流すように水でボールを洗って仕切り直し。



 

 

 

大将、極上の逸品を頼む………





 

 

すっと蹴り込んだボールはまたしてもニアサイド!

 





 

ハセに合わせるのか!?

 

 

 

いや………!?






 



直接だ!!直接だあああーーーっ!!



 

極上の逸品!!

 

バナナの握り!

寿司ボンバーーーっ!!

 

っっっしゃあああーーーっ!!

 

 

 

興奮冷めやらぬ讃岐のゴール裏だが、米山監督は冷徹に次の手を打つ。




 

まるで同点に追いつくと確信していて、逆転に向けて考えていた一手のように思えた。

 

【讃岐②】

4 竹村俊二 → 15 岩本和希

22 大野耀平 → 10 川西翔太

 

敵陣に張ったスパイダーネスト。

 

ボール奪取能力が高く、かつビルドアップが得意な2人を送り込み、疲弊した北九州を相手陣内に押し込み続けるカタチを作り出そうとする。

 

もう逃さない…!

 

 

 

しかし北九州も何とかこの包囲網をかいくぐって反撃に出ていく。

 

喜山康平を中心に右SBの山脇樺織、OHに据えた本職VOの井澤春輝と連携して前進すると、中央の高吉正真から前線の1トップ高昇辰に鋭い縦パス!

 

高昇辰はターンしてシュートにいくが、宗近慧がブロックしてみせた。

 

 

 

ならば、と讃岐は仕上げとなる切り札を使う。

 

 

 

【讃岐③】

8 森勇人 → 9 高橋尚紀

 

絶好調に見えた森勇人を下げてまで送り出したのは高橋尚紀。恐らく米山監督が自信を持って打ったチェックメイト。

 

尚紀はカットインできる左サイドに入っていく。

 


 

81分、讃岐は右からのCKを得た。

江口直生のキックに岩岸宗志が飛び込んだがうまくミートすることができず、ヘディングシュートは大きくバーを越えていった。

 

 

83分、今度は讃岐にミスが出る。

江口直生のパスが短くなったところを かっさらわれて岡野凜平が縦に刺す。

これを受けて井澤春輝がアーリークロス!

 

流れたボールを一旦後方に下げようとしたが吉田源太郎が身体を入れ替えドリブル突破!

 

中に切れ込んで浮き球のパス………!

 

 

広大なスペースに落とされたボール!

 

猛然と枕草子ーーーっ!!

 

 

 

しかし少しパスが伸びてしまい、田中悠也が対応した。

 

 

86分、北九州は2枚替え。

 

【北九州③】

17 岡野凜平 → 18 渡邉颯太

34 高吉正真 → 50 杉山耕二

    

北九州は攻撃に出るよりも負けないことを選択したか。5バックに変化した。

 

この直後、岩本和希が渡邉颯太にファウルを受けてFK獲得。

 

江口直生のクロスをクリアしきれず、高橋尚紀に回収されてしまう。尚紀がドリブルからクロス。

 

これを杉山耕二が懸命にクリア。

しかしこれも吉田源太郎が回収してまたもクロス。

 

必死にクリアする北九州だが、簡単にはクリアさせない讃岐。

またも高橋尚紀が回収、そしてシュートぉ!

 

思い切って放った一撃だったが田中悠也の正面だった。

 

 

 

吉田源太郎が平原隆暉にファウルを受けて得たFK。

エグが蹴って川西翔太がヘッドにいくが田中悠也と交錯。

何故か川西がイエローカードを提示されてしまう。

 

なんで???

 


 

アディショナルタイムは6分。

 

93分、讃岐は最終ラインから吉田源太郎に繋ぎ、吉田から岩本和希にパス。


この動きでフリーとなった内田瑞己にパスを出すと、筋肉のモビルスーツがビームバズーカをぶっ放す!

 

 

しかしここも田中悠也かぁ…

 

 

 

押せ押せの讃岐だったが逆転することができず。

9試合消化して未勝利6引き分けという、なんとも感情の持って行き場の難しい成績となってしまった。

 

悪くはない。悪くはないが、勝ち点3を獲り切るチカラは今はまだないと考えなきゃいけないようだ。

 

こんな成績から自動昇格するには奇跡を起こすしかない。

 

どうやら今年の讃岐の目標はしぶとく残留することになりそうだ。

 

10周年のシーズンもこれなのか…という思いは正直ある。

 

ただ、今節は明らかにこれまでと闘い方が違っていた。選手たちの躍動する姿が見えた。



 

そして米山監督。

 

この闘い方に切り替えたのは不本意の極みだろう。


でも、皮肉にもこの闘い方の方が米山監督の読み、修正力が活きるカタチになっている気がする。

 

今までの闘い方ではどこでどのように変化をつけていいのかわからない、のぺーっとした闘い方だからだ。

 

米山監督の思い描くスタイルを表現するにはJ1クラスの選手が多数必要なのではないか…そう感じる。


まだ今日のような「弱者のサッカー」で仕方ない。

 

しかし、この「弱者のサッカー」に、米山監督のやりたいことをスパイスのように加えれば、案外とハマるのかもしれない。


次の対戦は松本山雅FC。


試し斬りするにはあまりにも強敵だが、そろそろアルウィンを沈黙させ、讃岐の選手が、サポーターが舞い踊る姿を見たい。

 


 

※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。 

 

 

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