「当然」第7節A相模原戦(中編) | がめがま。

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仕方のないブログです。お許しを~。

戸田監督の布いた布陣は3-4-3。

戸田監督は、

 

「(布陣変更は)相手ありきじゃない。自分たちの攻撃の質をどのくらい上げられるか考えた」

 

という。

 

対する米山監督も、

 

「自分たちがどうプレーするかに重きを置いて話を進めた」

 

互いに意地をぶつけ合う攻防。



 

先に決定機を創り出したのは讃岐だった。


開始早々、讃岐は追い求めているであろう攻撃をぶつけていった。

 

相模原のCB山下諒時をパスをインターセプトした森勇人が川西翔太へパスを出す。

 

 

 

うまくタメを創った川西は上がってきた岩本和希へ横パス。

 

 

そこから江口直生-内田瑞己-森勇人-岩本和希と小気味よくパスでボールを繋いで前進。

 

 

 

 

 

 

 

岩本はスルーパスを森勇人に通す。

 

 

 

 

 

森は川西とワンツーで繋いでペナルティエリア(PA)に侵入するとシュート!

 

 

 

 

 

 

ディフレクトしたボールを相模原のGK三浦基瑛が懸命に弾き出す!

 

 

いやぁーファインセーブ。

うまく守られてしまった。

中央からの突破とは少し違っていたが、この攻撃こそ讃岐の目指しているスタイルだろう。

 

 

 

相模原は陣形をコンパクトにしてスペースを埋め、ボールを奪うとこの日は前線にスピードのある3枚を据え、讃岐の最終ラインを突き破っていこうという狙いだったと思う。

 

この闘いで重要だったのは陣形のコンパクトさだっただろう。

 

ここに神経を注いでいたのは今季初出場のCB田代真一。35歳の歴戦のCBは、こまめに声をかけ大きなジェスチャーでラインを統率していた。彼が加わったことで相模原の守備はより強固になるんじゃないだろうか。

 

 

 

ボールを奪ったらGKや最終ラインからRWBの加藤大育などにボールを当てて頭ですらし、前線の3枚が飛び出していく。

 

特に個の力を発揮して恐ろしいスピードを見せたのはシャドウに入った28番・ファブリシオバイアーノ。

 

このバレットクラブにいそうなレスラー然とした体格のアタッカーに讃岐は大苦戦する。

 

 

 

 

 

 

4分、左WB橋本陸のロングボールからドリブルで抜け出したシャドウの福井和樹。

彼を追い越した橋本陸に福井からスルーパスが出て橋本はグラウンダークロス。ここは奥田雄大がカットしてコーナーキック(CK)に逃れた。

 

左からのCKはショートコーナーから橋本か?クロスを放り込む。あわや江口直生がオウンゴールになりかけたが岩本和希がなんとかブロックして即座にクリア。

 

3度のスローインから押し込んでいく相模原、耐える讃岐。

 

3度目のスローインを受けた福井和樹が振り向きざまにシュートを放ったが今村勇介が横っ飛びで阻んでみせて、CKに逃れる。

 

 


 

西山拓実が蹴った右からのCKは奥田雄大がクリア。

 

 

 

そのボールを川西翔太が左サイドのスペースへ蹴り込む…?

 

 

 

そこにドリブルサイボーグが駆け抜けていくっ!!

 

 

 

 

 

 

 

ボールを奪った吉田源太郎が独走!

 

これまでこんなカウンターのシーンは何度かあったが、げんたろーは独走ではなく、周りの上がりを待ってばかりだった。

しかしこのシーンでは違っていた。

 

独走から決めにかかるっ!!

 

 

 

その後、懸命に戻ってきた相模原の2選手を振り切ってPAへ侵入するっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで思わず橋本陸がユニを引っ張って止めてしまう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PKだ!!

 

抗議する橋本の傍らで当然のようにボールを要求する吉田源太郎。

 

 

貴重な先制のチャンス。

キッカーはもちろん吉田源太郎。

 

 

動き出した…!

 

 

 

 

んんんーーー!?

 

 

枠を外したぁ!!

頭を抱えるげんたろー。

 

 

うーん、まぁ自分で獲得したPK。

気にせず改めてゴールを仕留めてもらおう、うん。

 

この後も讃岐は江口直生のフリーキック(FK)や厳しいハイプレスで相模原を押し込んでいく。

 

吉田源太郎も先ほどの挽回とばかりにドリブルで突破を図るが、さすがに警戒レベルを高めてきた相模原は4人で包囲し吉田を止めに行く。

 

 

 

相模原も反撃開始。

三浦基瑛のゴールキックからスタートした。

 

 

ゴールキックをブルーノサントスが競るがボールはその頭上を越えていく。

 

 

流れたボールを回収にいく讃岐の両CB。

ところがその背後から襲いかかるウォードッグ!バイアーノだ!!

 

 

すさまじいスピードで両CBを追い越し、ボールを奪って飛び出してきた今村勇介をかわす!

 

 

ヤバい!!…と思ったが、トラップしたボールがサイドに流れていった。

バイアーノはこれを収めてクロスを上げたが讃岐もこれをクリアして難を逃れた。

 

 

この後は一進一退の攻防だったが、讃岐で攻守に活躍を見せたのは岩本和希だった。

 

この日はゲームメイクも任されていたか、岩本和希が攻撃の起点になるシーンが多く、いい縦パスも目立っていた。また守備でも予測の鋭さを活かしてセカンドボールを回収してみせた。

 

前半の終盤にペースを握ったのは相模原。

ブルーノサントス、ファブリシオバイアーノのスピードに手を焼いていた。

 

38分、三浦基瑛のゴールキックを加藤大育が頭ですらし、バイアーノが抜け出そうとする。

そうはさせじと奥田雄大が競り合いにいくが、なんとあの奥田を吹き飛ばしていく!!

 

バイアーノはクロスを上げ、そこにサントスが飛び込むーーーっ!!

 

しかしここはサントスに合わず。助かった…

 

 

 

さらに41分、三浦基瑛のキックからまたも加藤大育が頭ですらし、抜け出したバイアーノが横パス。

パスを受けたサントスが少しタメを創ってヒールパス、加藤大育がさらに横パスを流すと西山拓実の強烈なシュート!!

 

しかしここは奥田雄大が身体を投げ出しシュートブロックしてみせた。

 

 

 

左からのCK、徳永裕大のキックは吉田源太郎がヘッドでクリア。

しかしこぼれ球は西山拓実が回収。一旦後方にいた福井和樹にボールを預け、福井はPAへ放り込む。

このボールは冨永虹七が跳ね返すがこれも田代真一が回収。田代は低めの浮き球のパスを送る。

 

これを田中陸が軽く浮かせて徳永裕大にパスを出す。

 

「ひと呼吸置いてゴールとGKの立ち位置を確認できたのが大きかった」

 

そう語った徳永はダイレクトにシュートをゴール左隅に突き刺した。

 

 

 

ぬぅ………

 

 

 

<つづく>

※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。 

 

 

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