ハーフタイムに鹿児島は交代枠2枚を使用。
昨季宮崎で攻守の要として活躍した千布一輝、そして昨季は讃岐から怒涛の5点をむしり取ったエース有田光希を投入。
【鹿児島HT】
30 木村祐志 → 7 千布一輝
19 山本駿亮 → 9 有田光希
トレードマークの長髪をバッサリ切って「誰?」感満載、気合い充分の千布一輝だったが、今季初出場を追い上げる展開で起用するのは正解だっただろうか。
昨季対讃岐5得点のエース復活を期して送り出した有田光希だが、これも正解だっただろうか。
讃岐的には守備の貢献度が高く、フィニッシュワークこそ未完成な感じはあるものの いいポジショニングを取る山本を下げる判断はむしろ讃岐を助けたかもしれない。
まあ、後出しジャンケンの結果論かもしれないが…
ただ、山本駿亮の抜けた左サイドハーフには1トップを務めていた鈴木翔大が回った。
フィジカルの強さが売りの鈴木を据えたことで、讃岐サイドとしては鈴木とのマッチアップが金井貢史だと厳しいと見たのか、川﨑一輝が金井と手分けしてvs鈴木、vs薩川と守備に奔走することになる。
これにより鹿児島は薩川が川﨑のマークから少し解放される場面ができてくる。
讃岐は48分、ボールを繋いで金井貢史から川﨑一輝へパスが出ると一輝がドリブルを仕掛け、江口直生へパス。エグさまから鋭い縦パス!
これを受けて巧みなターンで前を向いたは森勇人!!
決めたれぇぇぇーーーっ!!
強烈なシュートが鹿児島ゴールを襲ったがコースが甘く、相手GK大内一生の真正面だった。
讃岐はさらに鳥飼椋平がうまく身体を使いながら粘ってコーナーキックを獲得。
江口直生が低い弾道のクロスを入れると、鳥飼椋平が、森勇人がシュートをぶっ放すが決めきれず。
この直後、鹿児島もショートコーナーから讃岐ゴールを脅かす。
ボールを持った薩川淳貴が牙を剥くっ!
カットインから強烈なシュート!!
しかしこれは枠を外れた。
58分、どうにも攻守に浮いていた感のあったロメロフランクが下がり、端戸仁を送り込む。
【鹿児島①】
10 ロメロフランク → 25 端戸仁
ここから数分後、讃岐もようやく1枚交代枠を使う。
【讃岐①】
18 森本ヒマン → 19 赤星魁麻
薩川淳貴のスルーパスから五領淳樹が強引にシュートを放つも枠の外。
長谷川隼から浮き球のパスが出て赤星魁麻が抜け出しかけたが戸根一誓が懸命にカット。
互いにギリギリの攻防が続く。
讃岐はハイプレスの強度を上げる意図か、小山聖也を送り込む。
鹿児島は五領淳樹を諦めて爆発的なスピードが武器の河辺駿太郎を起用して勝負に出る。
【讃岐②】
22 鳥飼椋平 → 26 小山聖也
【鹿児島②】
11 五領淳樹 → 39 河辺駿太郎
この直後に讃岐がビッグチャンス!
最終ラインでのパス回しにハイプレスを合わせてきた讃岐。
広瀬健太に激しくプレスをかけると広瀬は慌ててパス、このトラップを星広太がミスしてしまう…!!
赤星魁麻が濡れ手に粟のインターセプト、ドリブルから隣にいた選手にパスを出す!
森勇人だっ!!
シューーートっ!!
ここは大内一生が弾いてみせたが…
これは………入るのか………!?
あぁ…枠の外か…
「アーーーーーッ!!」
絶叫の森勇人。憤りが溢れ出る。
しかし讃岐はコーナーを獲得していた。
右からのコーナーキックを江口直生が蹴る。
そこに宙を征く天空の砦!!
高々と舞い上がるっ!
身体がしなるっ!
振り下ろすデスティニーハンマーーーっ!!
ゴールキーパー、ノーチャンス!
ゴールの隅に突き刺したーーーっ!!
鹿児島の警戒心を乗り越えた巨人の一撃っ!!
讃岐の新兵器、ここに極まれり!!
讃岐、貴重な追加点っ!!
ベンチでは蜂の巣をつついたような大騒ぎ!
そしてあのポーズも炸裂!
バックスタンドも大爆発!
祭りじゃーーー!!!
<つづく>
※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。
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