讃岐は開始1分でコーナーキックを獲得。
溝渕雄志が右からのコーナーを蹴る。
ニアに飛んだボールを遠藤元一が頭ですらす。
いわきの選手に当たり、こぼれ球に長谷川隼が左足ながらシュートを放つ!
コースはゴールの隅を突いていたが勢いがなかったため、坂田大樹が押さえた。
ここで1点獲れていれば…
いわきは鋭いハイプレス、素早い攻守の切り替えを徹底。
しかし讃岐もハイプレスをいなしてパスを繋ぐ。
クロスを上げるところまではいくが肝心のシュートは撃てなかった。
いわきが最初のシュートを放ったのは12分。
江川慶城のロングスローに山口大輝が飛び出してヘッドを放つ。
これはコースが甘く、高橋拓也が冷静に押さえた。
いわきの切り替えの速さが明確に見えたのは17分。
遠藤元一のクリアボールに松本孝平と遠藤凌が競り合う。
ここでうまく入れ替わって遠藤が転倒し、松本孝平がボールを持って前を向く!!
しかしその次の瞬間にはもう4人のDFが松本孝平に殺到。
孝平は左足で強引にミドルシュートを選択せざるを得なかった。
やや勢いのないシュートは難なく坂田大樹が押さえる。
24分。長谷川隼からボールを奪った岩渕弘人から宮本英治→江川慶城→岩渕弘人→江川慶城と流れるようなパスワークでいわきの左サイドを崩して江川がクロスを上げ、古川大悟がヘッドを合わせる。
これは大きく枠を外した。
しかし美しい崩し。
フィニッシュさえ綺麗にミートしていれば…
球際の激しい攻防が続くなか、山下優人が松本孝平に倒されてファウルを受ける。
松本孝平は彼の後ろにいた家泉怜依に押された感じがあったためどうすることもできなかったが、イエローカードを提示されてしまう。
松本孝平は累積警告4枚目で次節出場停止。讃岐は貴重な得点源を失って次節を闘うことになる。
徐々にペースを握り始めていたいわきはクリアボールを回収すると右サイドでボールを保持して嵯峨理久からクロスが出る。
これに古川大悟がヘッド!
しかしコースが甘く、高橋拓也が真正面でこれを止める。
決め手を欠くもののペースはいわきに傾いていく。讃岐はこの終盤のいわきペースをよくしのいでいた。
44分、ハイボールの競り合いで岩本和希がいわきの選手の頭とバッティング。
そのまま倒れずにプレーを続けていたがしきりに頭を気にしていた。
ハーフタイム明けで岩本和希は交代となる。
どうやら脳震盪となっていたようだ。
これで恐らく岩本和希は次節出場を見合わせるはず。
松本孝平だけでなく、岩本和希も次節は起用できない状況となってしまった。
何とか前半をスコアレスで折り返すことができた。
DAZN観戦のアウェイ戦。
こんな展開であれば味方を鼓舞するようなツイートを書いたりするのだが、どうしてもそうすることができなかった。
「讃岐でスタートし、いわきが盛り返してきたが讃岐も懸命に応戦」
一見そう見える。
ただ、どうもその表現には違和感を覚えた。
それは…
<つづく>
※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。
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