リーグ前半戦が終了しました。
リーグ最弱にして最若でスタートしたカマタマーレ讃岐はここまでこんな成績です。
15位 5勝2分10敗
1桁順位をとりあえず目指した今シーズンも、目標に遠く及ばず15位です。
ただ、今季の讃岐はサポーターから概ねいい評価を受けている印象を受けます。
その理由っぽいものを挙げてみます。
15位なのに支持される理由
①起用する選手の多さ
強化指定の吉田源太郎選手を含めて32人の選手のうち、28選手を起用。起用のなかった4選手のうち3選手がGK、残りの1選手・武下智哉選手はベンチ入りは果たしていました。今のところベンチいりがないのは今村勇介選手のみです。
28選手のうち約1/3にあたる6試合以上1つのポジションで出ているのはGK含めて8選手。
割とポジションを入れ替えているのも特徴的です。
チームの総合力を底上げしようとする意図が感じられます。
②失点の少なさ
2014年から2022年まで開幕から17試合の失点数を調べました。
ここまで22失点で、1試合平均は1.24。
決して良い数字ではないんですが、実はこの数字はJ2でリーグ最少失点を記録した2015年に次ぐ数字。J3時代ではベストの数字になります。
まだJ3で優勝争いしていた2019年よりも僅かですがいい数字だったりするのです。
クリーンシート数の4試合もここまでは2015年の6試合に次いで2位タイ。
点が獲れないストレスよりも失点することにストレスを感じる讃岐サポが支持しそうな数字なのかもしれません。
3-5-2のススメ
前節で讃岐はフォーメーションを3-5-2に戻しました。
しばらくこれでいってほしいところ。
GKは高橋拓也選手。
ここまで全試合に出場しています。
ここはプレー内容を見ても揺るぎないところかもしれません。
3CBは長谷川隼選手、遠藤元一選手、田尾佳祐選手で固定されています。
最終ラインの統率を任されているのは全試合フル出場中の遠藤元一選手。
大人しめの選手が多い讃岐にあって一番声を出しています。
田尾選手は積極的に攻撃参加。本職サイドバックの良さを活かしている印象。
長谷川隼選手は最後方から攻撃の起点になっています。
アンカーは岩本和希選手が復帰し、いい仕事をしていました。
西本雅崇選手、松本直也選手、鯰田太陽選手あたりと競わせながら起用するのがいいのかもしれません。
WBは最近、内田瑞己選手と臼井貫太選手で固定されています。
ここに渡辺悠雅選手が加わり、オプションとして川﨑一輝選手、そして前節は田尾佳祐選手と吉田源太郎選手が短い時間ながら起用されていました。
リーグ後半戦では武下智哉選手に注目。
エリートリーグでは身体の強さと自慢のスピードを披露していました。
※昨日全治2か月の負傷とのリリースがありました。しっかり治してくださいねー!
インサイドハーフはここにきて大混戦の様相。
川﨑一輝選手、後藤卓磨選手で決まり…と言いたかったんですが、前節、佐々木渉選手が素晴らしいプレーを見せました。周りとの相性の良さも考えると起用はしばらく続くかもしれません。
さらに中村駿太選手も怪我から戻ってきています。
吉田源太郎選手も前節の負傷は気になるところですが、見せ場を多く創っており見逃せない存在です。吉井佑将選手もそろそろ戻ってくるでしょうしね。
問題はFW陣です…。
"相棒"は誰?
一方で攻撃力は課題です。
第2節で華々しく4得点した印象が強いのか、目標以上の順位へいけそうな雰囲気になっていましたが、徐々に下降。
得点数13は歴代でも中間くらいの数字なんですが、17試合闘って複数得点が3試合(ワースト3位タイ)、無得点試合は既に9試合に膨れ上がっています。
これは2015年の10試合に次ぐ数字です。その2015年は失点数が15で、平均失点を1以下に抑えていました。
とにかく2トップに2枚のインサイドハーフ+αくらいで攻めないといけません。
FW陣で唯一センターフォワードを任され続けているのは松本孝平選手。
彼の「相棒」となる選手を選び出すのがリーグ後半戦のポイントになるかもしれません。
ちなみに前半戦で最も孝平選手と2トップでコンビを組んだのは小山聖也選手でした。
小山クンはまだリーグ戦無得点。
しかし彼がゴールを決めると、佐々木匠選手の持つクラブ史上最年少ゴール記録を大幅に更新することになります。
何度か惜しいシーンもあり、この人のゴールは見どころの一つだと思います。
ただベストパートナーかと言えばそうでもなさそう。
やはり重松健太郎選手でしょうか。
前節は可能性を感じるコンビネーションを見せましたが、やはり無得点に終わっています。
もう少し見てみたい気もしますが、松本孝平選手→重松健太郎選手のリレーの方がいいのかな…と思ってたりします。
あたしのオススメは2人です。
一人はこの選手。
青戸翔選手です。
実は意外なことに、青戸選手は未だにセンターフォワードとしてのスタメン起用がありません。
松本孝平選手に負けず劣らずストライカータイプだと思うのですが…。
青戸&孝平のツインタワーはちょっと見てみたい。
もう一人はこの選手。
中村駿太選手です。
松本孝平選手のポストプレーと相性いいと思うんですよねぇ。この人もセンターフォワードでの起用はありません。
ボックス内に入る選手が少ない気がする今の讃岐にあって、ドリブルで仕掛けられる駿太クンは魅力です。
さて、リーグ後半戦の"開幕"は強敵・FC岐阜。
どんな布陣、メンバーできますかねぇ~。
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