「帰ってきた遮那王」 H愛媛戦(中編) | がめがま。

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気合いが入っていたのか、試合開始早々に攻め入る讃岐。

 

スローインを松本孝平が頭で繋ぎ、これを重松健太郎が収める。

 

後方の佐々木渉へ流すと、渉クンがドリブルを仕掛け、重松へスルーパス!

重松は相手にボールを当ててコーナーキックを獲得した。

 

臼井貫太の蹴ったボールは混戦となりボールがこぼれる。

冷静に見ていた佐々木渉が左足でミドルレンジからコントロールショット気味に狙うが枠から逸れていった。

 


 

さらに5分、後藤卓磨の浮き球のパスをクリアされたところを佐々木渉、松本孝平と頭で繋ぎ、このボールを小原基樹と内田瑞己が競り合う。

互いに筋肉で武装された者同士、激しい肉弾戦か!?…と思いきやウッチーが巧みに身体を入れ替え右サイドを突破!

 

そのままグラウンダーのクロスを放つが松本孝平は行き過ぎてしまい、待っていた臼井貫太にはズレてしまう。

 


 

11分には長谷川隼がクリアしたボールを松本孝平が収めて一旦、後方の岩本和希へパス。岩本は重松健太郎にパスを打ち、重松→孝平→重松と流れるような連携からシュート!

 

しかしブロックされてしまう。戻ってきたボールを今度は左サイドの臼井貫太へスルーパスを放つ。

 

臼井は何とか間に合いクロスを放つも誰にも合わなかった。

 

最後のパス、シュートの精度が…



 

押せ押せの讃岐だったが…

讃岐は最終ラインからパスを繋ぎ、田尾佳祐から重松健太郎にパスが通る。

 

またも重松&孝平のワンツー…を狙ったが孝平のパスがズレ、相手ボランチの矢田旭にボールが渡ってしまう。

 

矢田から右サイドハーフの近藤貴司に展開すると、近藤はドリブルで中央にドリブルで運び左サイドへスルーパス!

 

そこに猛然と駆け上がってくる愛媛版・筋肉のモビルスーツ!小原基樹だっ!!

 

愛媛は左サイドを爆走する小原基樹、中央に佐々木匠、そして右サイドに松田力が全力のスプリント!



 


讃岐は長谷川隼と遠藤元一が対応するが完全に数的不利!

 

佐々木匠はやや左に流れて自ら囮となって遠藤元一が対応せざるを得ない状況を作る隠れたファインプレー。





小原は冷静に空いたスペースへスルーパス。




GKと1vs1の状況を創った松田力は確実にゴールを流し込んでみせた。




 

見事なカウンター。明らかなクオリティの差。

 



もう内心、あたしはこのゴールで早々に心を折られていた。


実際に讃岐と闘わせると、愛媛との力の差は歴然としているように感じられた。

 

(今日も負けるのか…Jリーグの公式戦で11回戦って1度も勝てないのか…)

 

 

 

しかし、讃岐の選手は奮闘をみせてくれた。

 

20分、ボールを持った遠藤元一が思い切ったロングフィード。

 

まるで竹内彬のロングフィードを見るような、少しずつフォームすら似ていたようなボールは松本孝平の胸に飛び込むように飛んでいった。

 

ドンっ!と受け止めた松本孝平はサッと左足一閃!

逆足ながら鋭いシュートだったが、僅かに枠を外れた。

 

 

 

さらに1分後、長谷川隼から出たパスが繋がっていく。


田尾佳祐が受け、後藤卓磨にパス。

たくまから重松健太郎へ縦パスが入り、重松は後方の田尾に はたく。

今度は田尾が松本孝平に縦パス。

孝平はヒールでワンタッチパスを出す。

 

これを受けて上がっていく田尾が今度は右サイドへ展開!広大なスペースの空いた右サイドには内田瑞己ただ一騎!!

 

ウッチーのクロス!

 

懸命にヘッドでクリアしようとした愛媛守備陣だがボールは左サイドに流れ、臼井貫太が回収するや、思い切ってシュート!

 

しかしうまくミートできず真横に流れる。この弾道は後藤に当たって前方に転がる…!?

 

慌てて重松がシュート!

 

しかし体勢が整わず強くシュートを撃つことができず。徳重健太が押さえてみせた。

 

 

 

27分には岩本和希の鋭い縦パスを受けて佐々木渉がドルブル突破!?

 

おぉ!

 

軽やかに一人かわしてペナルティエリアへ侵入!

そしてスルーパス!

 

その先に松本孝平!!

 

しかし…これは徳重健太もよく飛び出していてゴールには至らなかった。

 

前半終了間際には佐々木渉がまたもペナルティエリアへドリブルで侵入したがスライディングで防がれてしまう。

 

 

 

頑張っているのが痛いほどわかる。

でもそのクオリティでは突き崩すことができない愛媛の牙城。


悔しい…

 

それでもこの布陣、この闘い方…

個人的には好きなのかもしれない。


シンプルに岩本和希の復帰、そして配置と起用した選手の特徴が噛み合っているからじゃないかと思えた。

そのあたりは明日もう少し詳しく書いてみたい。

 

これでもっと走って、もっと縦に速い意識を持ってくれれば面白いものが見られるんじゃないか…そんな気がした。

 



ここまで讃岐を観ていて、正直なところ去年と大差ない、変われていない。

 

強いて前進したところを無理矢理探すなら、下位のチームに対してなら勝てる確率が微増したかな…くらいだろう。

 

去年の前半戦3勝に対して5勝している。

でも、


「倍近く勝っている」ではなく、

「2つだけ勝ちが増えた」だけ。


誤差の範囲だ。

 

ただ、この日の布陣でスタメンに川﨑一輝を加えたメンバーなら、数試合このまま見届けてみたい。

そんな気持ちになっていた。

 

このメンバーをベースに闘えば、ひょっとしたら変われるのかもしれない…そう思えた。

 

 

 

<つづく>

※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。 

 

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