11月5日、奈良弾丸旅行の夕方、チェックインしたのは奈良公園のお宿です。
40年前、新婚旅行でお世話になったお宿です。
10年前と5年前、節目の年にもお世話になりました。

今年で創業121年ですって。
(奈良ホテルより古い!)



今までの宿泊の時は、お部屋でのお食事でしたが、今回はコロナ対策でお部屋でのお給仕はありません。
お宿の中のレストランスペースでの晩ごはんです。
今回の大和路料理。





雲丹豆腐。




八寸。
いが栗、柿田楽、海老芝煮、鰤寿司、秋鮭砧巻、帆立菊見立、袱紗玉子。



煮物椀とお造り。
このお椀、輪島の下り藤、以前のときも出されていてとても素敵だと思ったお椀。


また会えて嬉しいです、勿論、お料理もね。
清水仕立。
海老真如、柚子、松茸、蓬麩、干菊、人参、結三つ葉。




お造り。
赤膚焼の四方盛、器って大切。
鯛、間八(カンパチね)、甘海老にあしらい一式。




預け鉢。
これも赤膚焼。
そして、この招福餅、前来た時にもいただいて美味しくて有頂天になったお餅!
南瓜万寿、小豆、木の芽、煎り出汁。


南瓜や小豆が好きではなくても、お出汁の塩味と奥深さとお餅が絶妙の美味しさなのです。

鉢の下に敷かれた受け皿、私のは元興寺、夫のは西大寺でした。
(このお皿欲しいなーラブラブ)




台の物。
これまた赤膚焼の菊皿に盛り付けられて、きゃあ音譜音譜音譜お肉だ~音譜ラブラブ音譜ラブラブ
和牛フィレステーキ。
藩茄(ばんか、トマトのことね)、青味、和風そーす。


しっかり甘くてふんわり、お肉の味が濃厚。
トマトがいい仕事してます。
私も最近牛肉ととまと炊き合わせますが、それは正解ビックリマークですね。



留肴。
これも赤膚焼、若草山と銘うたれています、確かに。
鮑焼茄子巻。
られし(ラディッシュですね)、生姜酢。 


鮑も、柔らか茄子も生姜でしっかり締まったお味に音譜


お食事は、輪島塗で浅利雑炊。
それに奈良漬けが三種。
浅利のお出汁が濃厚で、ご飯も柔らかすぎず固すぎず、絶妙。


幸せ。。
ずっとお米や小麦のご飯を断って(というほどでもなくユルいダイエットですが) いたので、余計に感動。
涙が出るほど嬉しかったです。


そんな晩ご飯、幸せな奈良の夜でした。




今回も、お夜食がお部屋に運ばれてきました。
翌朝のご飯もレストランで。


朝から濃厚な鮪のお造り。
茶粥、これも奈良の朝のお決まりでしょうか、大和茶のお粥さんです。



玉子も焼き鱒も柔らかく香ばしく美味しい~ドキドキ
そして三輪素麺。


5年前は、竹筒にお素麺が入っていましたが、今回それはなし、コロナのせい?


鰹節がかかっているのは、お魚の揚げ浸し、お茄子もありましたが、これは私には朝から食べられませんでした。。


おみかんはキレイに剥いてあって恐縮ですわ。


珈琲、この椀皿も以前と同じ、嬉しいです。



お部屋のお風呂も檜の良い香りのお風呂でしたが、私は専ら大浴場でのんびり、3回も浸かって、まったりでした。

新婚旅行のときのおかみさんはもういらっしゃらないし、中居さんたちもお若くて、どんどん新陳代謝はされていますが、お部屋も見覚えありますし、お食事の食器にも昔のことを思い出すよすががありました。


車を奈良公園の中に出し、チェックアウトするときは、ちょっと、じんとしちゃいました。


また、このお宿で二人で過ごせる時が来ますように。