わんころのんのブログ -18ページ目

ベクトル

ベクトル



街のオブジェクトたちが示す
いくつもの見えざる線

その線が作り出す果て無き無限の空間と
そこに向けられた好奇の視線が交錯する

競り立つ狭間に

競り立つ狭間に



同じモノがそれぞれに独立して存在している。
しかして、それぞれが同様の責務と機能を果たしている。

その狭間には何かが存在しているのか。
そこは狭間なのか。そここそが、独立した存在なのではないか。

主客の問いかけに吸い込まれてゆく。

照葉、華やぎて

照葉、華やぎて


腰高の街の低木たちは、季節の赴くままに、しかし堅実に、自らの色を付けている。
その無数の小葉で作られた世界には、優雅に枝葉を揺らすモミジやイチョウとは異なる趣がある。

晩秋の夕暮れ時、その世界は斜陽に照らされ、力強い紅赤や繊細な橙に輝く。
小葉それぞれに、色付きは異なるが、全体としても鮮やかな色の諧調があり、
個としての色付きと全体としての色付きの調和がとれている。

これもまた、間違いなく、美しい「紅葉」だ。

師走の紫陽花

師走の紫陽花


紅葉が色付き、次第に葉を落しつつある師走の夕暮れ、
赤、黄に染まる里山に一点の青い点を見つけた。

近づきながら、それが紫陽花であると気付く。
柔らかな透明感さえ感じる、露草色の花弁を幾重にも開いた、
紫陽花だった。

木枯らしが、里山の木々と共に紫陽花を揺らす。

墨絵

墨絵


筆が走った跡に和紙が吸い込んだ墨
その墨の濃淡が映し出すモノトーンの世界

陽も時のままに筆を走らせ、
名画を残す