わんころのんのブログ -17ページ目
冬先に花弁がひらり、
風に乗りながら舞い立ち、
ほど遠くない下草に
ふわりと出会う。
次の風に導かれるまでのひととき。
ひっそりと時を重ね、封解かれる日を待つ。
ひんやりとした鎮座の御所、美禄の風格。
硬質な質感に映しだされた空が
映しだした側の質感を変容させる。
背筋から首筋に突き抜けるような寒気も、
ふわりとした、やさしさに満ちた表情になる。
相手を映すだけで。
陽が傾き色付く時間。
街の人々は足早に家路を踏んでいる。
街路樹は動くことなく、
日々、陽のままに壁面へと姿を映す。
夜の帳が降り、
街は光と共に輪郭を露わにする。
道を行き交う赤白のヒカリ。
街の夜を彩る静と動。

