今この時期は蜂の分蜂シーズン
分蜂と書いて
ブンポウ、と読む
今日作業していたら
いきなり凄い音がし出して
振り向くと
分蜂騒ぎ
凄い騒ぎで
沢山の蜂達が渦を巻きながら
出て行く
よく見ると
女王がトコトコと
巣門から出て来た所
おお
行かないで〜
急いで走って
エアーサロンパスをとりに行き
シュ〜っとかけると
旧王は回れ右をして
巣に戻って行った
エアーサロンパスの
ハッカの匂いが
鎮静剤になる
とは言っても
分蜂防止の為
こういう事の為に
女王の羽は切っている
女王が巣に戻ったので
出て行った巣の半分の蜂達が
戻って来たよ
あ〜、戻ってくれて
良かった〜
気温が暖かくなって
蜂の群れが大きくなって
混み合って来ると
新しい女王を作って
旧女王が群れの半分を引き連れて
出て行ってしまう
しかし出ていかれると
こちら人間は困る
蜂の量が半分に減ると
蜂蜜を沢山貯めるには
人手不足
あ、間違え
蜂手不足
また大きな群れに育てるのに
２ヶ月程かかってしまう
蜂達も出て行っても
天敵が多いので
人間の助け無しでは
滅んでしまう
それで、人が人工的に
安全に分蜂させる
さっきの分蜂しそうになった群れ
蓋を開けると案の定
王台が出来ている
これが王台
女王蜂のサナギの事
普通の働き蜂の卵を
ロイヤルゼリー漬けにして育てると
こうなる
こういう王台が出来て
もう直ぐ新王が生まれそうになると
さっきの様に分蜂してしまう
巣の中の旧王を見つけ出す
そして
旧王がいる巣枠と
他もう2枚の巣枠を
小さな巣箱に移し替える
蓋をして
釘で動かない様に固定し
約六キロ離れたもう一つの蜂場へ
お引越し
そこで一からスタート
これが人工の分蜂
一年かけて10枚の群れに育て
来年蜜を収穫する為に活躍出来る
毎年こうやって
次の年の為の群れを
一年かけて育る
沢山作って
来年の為に準備していく
養蜂はこうやって
一年かかりで準備する
蜂達も増える一方
蜜も沢山貯まる
人と蜜蜂との
共同作業
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