なぜ、あの人は、休めと言われても休めないのか? | まなブログ

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大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

働いてるほうが落ち着くのは?

 

 

 

昨日の続きです。

 

ともちゃん、呪いって?

 

 

「仕事が休めないんです。」

 

 

休めない?

 

 

「いま、週5日働いてるんですが。」

 

 

ですが?

 

 

「旦那さんから、『週4日にしたら』と。」

 

 

ほー、優しいお言葉。

 

 

「職場としても、週4日で大丈夫なんですが。」

 

 

ですが?

 

 

「できないんです、私自身が。」

 

 

あら。

 

 

「呪いっぽくないですか?」

 

 

っぽいね。

 

 

一見、ゆるそうに見えるともちゃん。

意外に潔癖な面が。

 

過去記事でも登場。

思い当たるのは、お父さん。

 

 

一切、手を抜かない人だったでしょ?

 

 

「はい、たしかに。」

 

 

夜遅くまで働かれてたでしょ?

 

 

「そうなんです。自営業だから。」

 

 

で、休みの日も。


「熱心に宗教活動してたので。」

 

 

お父さん自身の「あそび」なんてないよね?

 

 

「記憶にないです。」

 

 

そんなお父さんを。

 

 

「めちゃ尊敬してました。」

 

 

かかってるね、呪いが。

 

 

「かけた記憶、ないんですけど。」

 

 

それは、大人になってから。

 

子どもの頃はね。

かけたつもりはなくても。

勝手にかかっちゃうの。

 

 

まだ、自分で判断できないからね。

親や先生の言うことが。

そのまんま、入ってきちゃう。

 

で、無意識に呪いとして採用。

 

 

「ああ、思い当たります。」

 

 

例えば?

 

 

「日曜日は、家族でどこか行きたかったけど。」

 

 

けど?

 

 

「宗教の集会に行くので、どこも行けなかったし。」

 

 

子どもには、つらいね。

 

宗教って、戒律が多いから。

あそびたい盛りには、厳しいよね。

 

 

「お彼岸の時、おばあちゃんから。」

「彼岸団子を買ってきてと言われたんです。」

 

 

ほー、それで?

 

 

「あれは、おばあちゃんが亡くなる少し前で。」

「日に日に弱って来てるのがわかってたから。」

 

 

願いはきいてあげたいよね。

 

 

「そう、『すぐに買ってくるね』と。」

 

 

やさしいね。

 

 

「なのに、お父さんが。」

 

 

お父さんが?

 

 

「うちの宗教では、そんな習慣がないからダメだと。」

 

 

あら。

 

 

「なんでよー。」

「おばあちゃん、最後の願いかもしれないのにって。」

 

 

そう思うよね。

 

 

「と同時に、お父さんの言うことだから。」

「仕方ないとも。」

 

 

どっちもあるよね。

葛藤するから苦しい。

 

 

「あー、あれも、これも。」

「ダメだと言われて我慢してきたことが。」

「犬ともずっと一緒にいたかったのに。」

 

 

出てくるね。

次から次へと。

 

 

「全部飲み込んできました。」

「子どもの頃から。」

 

 

そりゃ、かかりまくりだよね。

呪い。

 

 

で、Rさんと同じく。

自分に訊いてね。

 

 

「いまも必要?」

 

 

って。

 

 

「うーん、いらないと思うんですけど。」

 

 

「けど」がつくね。

だから、週4日勤務にできないんだよ。

 

 

で、ともちゃんさ。

いま、こう思ってない?

 

 

「どうやったら、呪いを捨てられるんだろ?」

 

 

って。

 

 

「えっ、めっちゃ思ってますけど。」

 

 

だよね。

 

そこは、潔癖だから。

白黒ハッキリしたくなるよね。

 

 

「ダメなんですか?」

 

 

それ、新たにかけることに。

呪いを。

 

 

「えっ、さらにですか?」

 

 

そう、呪いって、

 

 

「ねばならない」

 

 

だから。

 

 

週4日勤務を選択できるように。

呪いを手放さなければと。

 

これ、新たな呪い。

マジメな人ほど、ハマりやすい。

 

 

「まんまハマってました。」

 

 

うん、顔にそう書いてるから。

 

 

「どうするんですか?」

 

 

ゆるむんだよ。

 

 

「笑うってことですか?」

 

 

もちろん、笑いが即効性ありあり。

 

けど、まだともちゃんは笑えなさそう。

 

 

「心底はムリかも。」

 

 

だから、「選択肢を増やす」で。

 

 

「選択肢?」

 

 

どっちでもいいの。

呪いをかけ続けても、解いても。

 

 

「かけ続けてもいいんですか?」

 

 

だって、メリットもあるんだから。

 

それが呪いだと。

気づいたうえでね。

かけ続けるなら、それもあり。

 

気づかず、呪いと一体化。

だから、苦しい。

 

 

けど、同じ呪いでも。

自分で選べたとしたら。

そこに深刻さはない。

 

それ、

 

 

「趣味」

 

 

だから。

 

 

「趣味?」

 

 

そう、趣味。

わざとやってるんでしょ?

だったら、趣味じゃん。

 

 

「趣味かあ・・・ちょっと笑えるかも。」

 

 

ゆるむよね。

 

 

実は、呪いそのものが苦しいんじゃなくてね。

 

選ぶ余地がない。

「ねばならない」が苦しみの原因。

 

 

選ぶ余地があるかないか。

ポイントは、そこ。

 

だから、選択肢をつくってあげるの。

どっちでもいいよって。

 

 

「ああ、その観方はなかったです。」

 

 

いま、気づいたでしょ。

どうぞ、お好きなように。

 

 

 

翌日、ともちゃんから。

 

 

> 今日さっそくお試しを。

 

 

ほー、何なに?

 

 

> 8時16時のシフトなんですが

 

 

ですが?

 

 

> 旦那さんが

> 「早退できるなら、午後からどう?」って。

 

 

ほー、で?

 

 

> 急いで、昼から代わりに出勤してくれる人を探して。

> 思い切って、12時で早退しました。

 

 

おー、早速。

やるね~、ともちゃん。

 

以前なら、「早退=サボり」と。

止むを得ない理由がなければ、できなかったはず。

 

よく思い切れたね。

 

 

> したいことをするって。

 

 

呪い、解いたね。

お見事。

 

なんか勇気もらえたわ。

 

 

さて、あなたの呪いは?

 

 

えっ、わからない?

 

 

他人の言動にイラッとするのは?

 

 

それ、相手が呪いを破ってるから。

 

 

かけ続けても。

解いても。

 

どちらもアリです。

趣味ですから。

 

お好きに、どうぞ。

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

 

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