ホントに問題?
週イチ非常勤の私立高校。
放課後、エントリシートに取り組む生徒も。
「先生~、手伝ってくださーい。」
おー、Kさん。
はいはい、もちろん。
「志望動機が書けないんです。」
ほー、志望動機ね。
どれどれ。
ああ、ホントだ。
真っ白だね。
「めちゃくちゃ考えてるんですけど。」
けど?
「何にも書けないんです。」
あら。
「文章力っていうか、語彙力っていうか。」
「私、国語苦手なんです。」
ああ、それ、関係ないよ。
「いやいや、ありますよ~。」
いや、ホントに関係ないよ。
いまの段階では。
「いまの?」
動機がハッキリしない段階ではね。
「動機ですか?」
だって、志望動機だから。
動機がハッキリしててね。
それをどう表現するか?
そこで、語彙力や文章力は、役に立つね。
より感覚に一致した言葉を選べるから。
Kさんが、さっきから一行も書けないのはね。
書く元ネタがわからないから。
あいまいな感覚のままでは書けないよ。
言葉にするって。
輪郭を浮き上がらせることだから。
全体から部分を切り取るとも。
そこを勘違いするとね。
「志望動機」という文章を欲しくなるの。
「めちゃ欲しがってます。」
だよね。
思い余って、文章術の本を読んだり。
ネットから、コピペしたくなったり。
「めちゃやろうと思ってました。」
それ、「志望動機を書く」ことを目的にしてるから。
「違うんですか?」
じゃあ、赤の他人の志望動機。
そのまま、貼り付けてもいいの?
「いや、それはちょっと。」
違うよね。
しかも、Kさん自身嬉しくないでしょ。
「いちおう、自分の気持ちを伝えたいなって。」
それそれ。
それがホントの目的。
Kさんの気持ちを伝えること。
文章術は、「伝える」を「伝わる」にするため。
それには、まずKさん自身が。
志望動機をわからないと。
伝えようがないでしょ。
感覚と言葉を一致させるの。
「そこですか?」
そこですよ。
一見、遠回りに見えるけど。
実は、それが最短距離。
ってことで、Kさん。
そもそも、なぜ、この大学に?
相手に言いたいコトは、自分に言いたいコト。
Kさんとのやり取り。
目的と手段の入れ替わり。
これ、私も普段やってるなあ。
目の前の出来事。
心を揺さぶられるほど。
大きな「問題」があるように。
意識は、「解決」に注がれる。
ピピッときたのが、こちら。
「〇〇様との対話 チャネリングシリーズ 第2巻」
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> 依頼者「解決しなくていいんですか?」
> 〇〇「あなたの目標は【楽になること】でしょう?
変わることでも解決することでもありません。
楽になるために、解決も変化も不要です。」
思考は、「複雑」が大好き。
何でも「問題」にしてね。
「そう簡単には」と、こねくり回す。
知恵の輪もね。
すぐにハズれたら、おもしろくない。
楽しんでるんだね。
苦しみをスパイスに。
最初から、解決すべき問題などない。
自分で設定しないかぎり。
ホントに望んでいるのは、
それによって得られる感覚。
意識のありかた。
問題ばかりに直面する時、
視点が目の前に釘付けに。
まずは、引いて観る。
そのための呪文が
「そもそも」
唱えてみよう。
今日は、ここまで。
また、明日。
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