結果ではなく、プロセス。
『ボーッと観る会』、夜の部。
理学療法士のＹさん。
１月からボー観会にご参加。
いつも早めにログイン。
一週間の気づき。
私にシェアしてくれるの。
今週は、いかが？
「職場の上司が辞めちゃいまして。」
ほー、大きな変化だね。
「ええ、ホントにお世話になった方だったので。」
寂しさとか、不安とか？
「しっかり落ち込みましたね。」
まあ、そうなるよね。
で？
「ボー観してみました。」
ほー。
「感覚を実況中継してみたんですが。」
ですが？
「短時間で気持ちが落ち着きました。」
それは何より。
「これまでは、前向きな気持ちになろうと。」
上書きしてたのね。
「ええ、落ち込んでる場合じゃないと。」
逆に、長引きません？
「はい、数日、尾を引いてました。」
引くよね～。
意識は向けるのに。
エネルギーは、抑えられるから。
「そのことに気づけて、ちょっと嬉しくて。」
嬉しいよね。
変化を実感できると。
そうそう、今宵のボー観会で。
シェアしてくださいよ、いまのお話。
「えっ、でも・・・。」
でも？
「みなさんは、とっくに体験されてるでしょうし。」
まあね。
「ためになりませんよ。」
はい、出た。
「ためになる」
頂きました～。
Ｙさん、ためにならない話はできませんか？
「いやー、みなさんの時間をもらうわけですし。」
「そんなの知ってるよって。」
「つまんないと思われないかと。」
そうそう、そう思いますよね。
私もガッツリ思ってました。
じゃあ、訊きますけど。
「はい？」
先日、Ａさんが職場の悩みゴトについて。
かなり深いところまで話してくれましたよね。
「ええ、話されてました。」
あれ、つまんなかったですか？
「いえ・・・私だけでなく、みなさん、何らかの気づきが。」
場がひとつになってましたよね？
「はい、まるで自分が体験してるようでした。」
「ためになる」が基準なら。
Ａさん、職場の悩みゴト、話せませんよ。
「たしかに。」
時間を取ってしまうとか。
空気を重くさせてしまわないかとか。
気を遣えば、いくらでも気になりますから。
話せなくなりますよ。
ちなみに、「ためになる」かどうかって。
誰が決めるんですか？
「相手です。」
Ｙさんが判断することは、できませんね。
しかも、気づきって、感覚的に「起こる」ことなんでね。
本人も得ようとして得られるもんではないんです。
「ああ、そうかも。」
ボー観会って、実生活で利害関係がない人たちですから。
無防備で話せるんですよ。
聴く側も、アタマで聞かないから。
役に立とうとか、アドバイスしようとか。
そんなこと、考えてませんし。
ただ、観じたことをシェアするだけ。
そのプロセスを大切にしたいんです。
その結果、何が起こるかは、おまかせです。
「ためになる」かどうかも。
知ったこっちゃありません。
「どうしても、結果を気にしてしまう自分がいます。」
いるよね～。
いるいる。
だって、そうやって教えられてきたし。
いまの社会全体がそうだし。
社会に適合すればするほど。
そうなっちゃいますよ。
これからも、その社会で生きていく以上。
結果を意識する自分は必要。
けど、それだけだとね。
結果を意識するあまり。
自分に制限をかけ過ぎて。
苦しくなるよね。
「苦しい・・・ですね。」
せめて、ボー観会では。
結果を気にしなくてもいい場にしたいんです。
結果も、プロセスも。
「どちらも」ね。
「なるほど。わかりました。」
ってことで、シェアしてくださいね。
振りますから。
「はい、話してみます。」
ああ、つまんなかったら、つまんない顔しますので。
「えっ・・・コワいじゃないですか。」
コワいですよ～。
相手の反応を気にしちゃうと、そうなりますよね。
気にしちゃうエネルギー。
自分が話すことに向けてください。
「ためにならない」
普段なら、却下しちゃうような内容。
話すと決めて、話せればね。
自分が満たされますから。
気になりませんよ。
つまんない顔をされても。
ためになっても。
ためにならなくても。
「話す」が起こるなら、起こります。
必要な用件だけの人生なんて。
寂しすぎるでしょ。
豊かさは、やってもやらなくてもイイことに。
ムダ話を楽しもう。
今日は、ここまで。