なぜ、あの人はいくつになっても好奇心旺盛なのか? | まなブログ

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日々の気づきをつづります。

経験を積むほどに失うもの。

 

 

 

昨日の記事で、仕事を楽しむには、

「なぜ」から始めると書いた。

 

「なぜ」とは、知りたいという好奇心。

好奇心は、年齢とともに薄れていく。

しかし、いくつになっても薄れない人もいる。

 

好奇心を失わないようにするには?

 

 

子どもは、「なぜ」を連発する。

大人は、「なぜ」を連発しない。

 

子どもにあって、大人にないものとは?

 

昨日の記事に引用した佐藤オオキさんの言葉。

 

 

「素直さ」

 

 

が気になる。

 

 

> 従順ということじゃないです。

> 物事にバイアスをかけず、

> 「へー、そうなんだ」と常に真っ白な状態で

> 受け止めることができる、

> という意味の素直さ。

 

 

なるほど、たしかに。

子どもの視点は素直。

しかし、従順ではない。

 

 

「従順ではない」に、こちらとリンク。

ロシアの作家ウラジミール・ナボコフの言葉。

 

 

「好奇心は、不服従のもっとも純粋なかたちである。」

 


好奇心とは、意図せず、自ずと浮かんでくる。

自分の中に生まれたエネルギー。

侵されることなく、表現する。

 

自分に従順なのだ。

 

 

大人になると、場を読み、忖度して抑え込む。

子どもは、空気を読まない。

従順ではない。

 

幼い頃から従順だと、親はラク。

けど、将来が心配。

自分の言葉で語れなくなるのではと。

 

 

人生の経験を重ねるほど失っていくもの。

自分に従順である「素直さ」か?

 

しかし、経験を重ねても「素直さ」が

失われない人もいる。

 

 

ピピッと来たのが、こちら。

 

 

『これからの100年 喜びの創造』 

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> 自分の価値観と思っているのは、

> 育った環境で植え付けられた価値観です。

 

> 自分の価値観はまだ完成していないという

> 自覚があれば謙虚になれるのではないでしょうか?

 

 

「なぜ」を素直に表現できるのは、

「自分は知らない」という前提があるから。

「知ってるつもり」が「なぜ」のスイッチを錆びつかせる。

 

既知を重ねるほど、未知への謙虚さを失う。

 

 

同じくロシアの作家、アントン・チェーホフの言葉。

 

 

「愚者は教えたがり、賢者は学びたがる。」

 

 

賢者は、学ぶほどに「なぜ」を重ねる。

「なぜ」を発せられるのは、

「自分は知らない」と知っているから。

 

それは、世界の全体像が観えるから。

広大な世界、深遠なる宇宙。

自分の知識など、まだこれっぽっちにしか過ぎないと。

 

 

愚者ほど、自分の知っていることが

世界のすべてだと思ってしまう。

自分の周囲だけが「世界」だから。



未知であるほど、不安。

既知であるほど、安心。

 

未知であるほど、そそられる。

既知であるほど、飽きる。

 

未知のブラックボックスを

受け容れられるか?

 

受け容れようと、受け容れまいが、

すでに「ある」よね。

 

 

好奇心を失わないコツとは、

 

 

「私は、知らない。」

 

 

という前提に立つこと。

立ち続けること。

 

 

その前提に立つ時、

自ずと「なぜ」が生じる。

 

 

いくつになっても、

子どものような目で

好奇心を失わない。

 

ステキだよね。

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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