歌舞伎-パリ・オペラ座
オペラ・ガルニエにての歌舞伎。快挙なのでしょうね。
満員の観客。拍手の嵐。ブラボー、という叫びは聞こえなかったが
しばし拍手鳴り止まず、興行成功なのでしょう。
演目(という言い方でよいのでしょうか?)は
勧進帳、もみじ狩り。
日本人の観客は3-4割といったところか。
和服で登場した日本人女性グループも多い。
同じ桟敷には、話からすると、京都の呉服屋さんの女将さん
らしき年配の方、東京の和菓子屋さんの女将さんなど
共に色鮮やかな和服で登場。日本からの観劇とか。
京都の人は亀治郎の追っかけ、とか。特に踊りが良い、と仰る。
富と文化の蓄積があるところにはあるんですね。
さて、勧進帳。
クレシェンドで最後の場面へ盛り上がってゆく様は、様式美と
偉大なるワンパターンの中で、鍛え上げられた芸の力か。
この日の弁慶は海老蔵。
最後の、この世界でいう引っ込みのところ、弁慶の情念と
この難局を苦労して切り抜けても滅びに向かうその悲劇の予感
のようなモノがたぎって、迫力があった。
でもこれはやっぱり年取った親父さんが演じた方が良かったのかも
しれない。(和菓子屋さんの女将も同意見)
別に米倉涼子やサトエリを思い出して、生臭い感じがした訳では
ないけれど。

