私たちの健康は、日々の生活習慣の積み重ねでできています。

今の暮らしを改善したり、新たな習慣を取り入れることが、消化力を高める近道です。

 

ここでは朝の生活習慣からお話しします。一つからでもかまいません、三日坊主で終わらせずに、よいことを「続けること」が大事です。朝のカンタン習慣をご紹介しましょう。

 

「朝の感謝」

 私はいつも、布団の中で目を覚ましたら、すぐに感謝の言葉を思い浮かべます。

「よき朝を迎えられました。ありがとうございます」

これだけで清々しい気持ちになり、新しくてよい1日が始まったと思えるものです。

心の消化力を高めるためには、「よいイメージを持ちながら目覚めて、1日を爽快にスタートさせる」という姿勢がとても大切です。

 

「血流をよくするプチ体操」

布団に入ったままで、仰向けになって両腕を天井に向けて突き出して、手を「グー、パー、グー、パー」と動かします。この動きによって、血流が脳に戻ります。これを、やる日とやらない日では、頭のスッキリさに大きな違いを感じるはず。

消化力を上げてくれると同時に、あらゆる血管トラブルの予防にもなります。

寝起きがスッキリしない方にもオススメです。

 

 

 

 

 

 

「今日は頑張ったから、ご褒美のスイーツを食べよう」

「今日だけジャンクフードを食べてしまおう」

あなたはこんな“大義名分”で、スイーツやジャンクフードに手を伸ばしてはいませんか? 

 

「疲れていると、炭水化物を摂りたくなる」という欲求は、実は脳のメカニズムと密接な関係があります。

 

スイーツやジャンクフードは、大概が「糖質の塊」です。

 

人間の脳は、糖質を摂った直後はβ-エンドルフィンという脳内麻薬が分泌されるので、美味しく感じ、気持ちが落ち着き、リラックスして、確かに「疲れが取れる」という感覚を味わえるのです。

 

実はスイーツやジャンクフードは「糖質と脂質の塊」です。糖質と脂質を同時に摂ると、β-エンドルフィンの分泌量は一段と増えるので、さらに「美味しく」、「疲れが取れる」幸せな気分に浸れますというわけです。

 

平たく言うと、糖質(と脂質)を摂ると、刹那的に気持ちよくなるわけです。

これは「偽りの快感」と言えます。

 

あなたは、このような事実を“知識”として持っていることが大切です。

 

不健康な食事で「偽りの快感」を得るくらいなら、体によいことをして、脳内を「本物の快感」で満たしませんか? 

 

糖質や脂質などしなくても、β-エンドルフィンは分泌されます。

たとえば適切な脈拍数で小走りする「有酸素運動」です。

 

また、エネルギーとして消化されずに余った糖質は、肝臓で中性脂肪に変換され、皮下脂肪、内臓脂肪、筋肉内脂肪なり、体内に蓄積されていきます。

 

つまり、糖質の摂り過ぎは肥満にも直結します。

 

「偽りの快感」中毒の人は、まずはそこから抜け出しましょう。それだけでも消化力はぐんとアップします。

 

 

 

 

 

食べることは人生での大きな楽しみになっています。

私もおいしい食べ物を好きな仲間と楽しむことは、至高の時間だと感じます。

 

食を楽しむ「快楽主義」は否定しませんが、食においての「刹那主義」は良くありません。

 

たとえば「キンキンに冷えた炭酸飲料が好き」という人は多いものです。

「炭酸飲料が、ゴクゴクとのどを通り過ぎていく瞬間が気持ちよい」のですが、これこそ刹那主義の最たるもの。

 

たった数秒間の気持ちよさでしかありません。食道を通って胃腸に入った炭酸飲料は、その後内臓を冷やし、胃壁表面をザラザラの泡で胃壁を荒らし、消化力を低下させ、デメリットになるだけです。

 

人間の体が、1日のうちで何に一番エネルギーを使っているかご存じですか?

 

実は「消化」にまつわる活動に、最もエネルギーを割くと言われています。

一日に消費するエネルギーの40%以上は消化(消化ー吸収ー代謝)で使われます。

 

だから、消化によい食べ物を選んだり、食べる量を適切な量に留めることで、体への負担を減らすことができます。

 

「食事がのどを通る瞬間だけおいしければ、それでよい」

そんな刹那主義からの脱却こそ、消化力を高めることになります。

 

さらに言えば「食べること以外の楽しみ」が多い人のほうが、食べすぎないもの。

 

たとえば「心を豊かにする音楽を聴く」などの受け身的な楽しみでも構いません。

 

食以外の楽しみを、一つずつ増やしていきましょう。

それは、あなたの人生を幅広く、豊かにしていくことにもなりますよ。