人間関係において、ストレスが生じるのは日常的に見られることです。

 

ここからは、ストレスを減らし、消化力を保つ方法について見ていきます。

 

ストレスが起こる原因の一つに「感情の乱高下(らんこうげ)」があります。

 

「乱高下」とは、もとは株の専門用語ですが「短期間に、激しく動くこと」を指します。

どんなことでも、乱高下はよくありません。たとえば……。

 

金融において、株や為替の乱高下は、実体経済に影響を与えるので決して望ましくはないものです。

 

健康において、血圧、血糖値などの急激な乱高下は危険です。ときに致死的なトラブルを招くことさえあります。

 

心においても当然、感情の乱高下は「ご法度」です。

 

感情の動き過ぎは、裏を返せば「ストレスを受けている証拠」とも言えます。

感情はムダに動かさないほうが、消化力は保てます。

 

特に避けたいのは、マイナスの方向への感情の変化。

何かとイライラして怒りっぽい、感情を野放しにしている人には近づきたくないですよね。

こういう人とはできるだけ仕事もしたくありません。

 

逆にいつも機嫌よく、笑顔でいる人には良い人々や良い情報が集まってきて、結果的に幸せな状況になります。

 

いつも機嫌よく笑顔でいる秘訣は「いつも上機嫌」でいると決めてしまうことです。

どんなに最悪なことがあっても「上機嫌」でいることです。

「いつも上機嫌」でいられる理由は「決まっているから」です(笑)。

 

これを素直おに受け入れて実践できるかどうかで皆さんの人生の質が違ってきます。

 

戦後の日本を代表する詩人・故茨木のり子さんに、こんな詩の一節があります。

 

「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」

 

この詩はテレビドラマ「3年B組金八先生」でも取り上げられました。

「ばかものよ」という一見厳しい言葉にも、どこか温かさを感じませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「グチ」の悪影響は計り知れません。

 

ネガティブな言葉は、口にした本人はもとより、耳にした周囲の人間の潜在意識にも、非常に悪影響を及ぼすからです。

 

あなた自身がせっかくグチと無縁であったとしても、グチっぽい人がそばにいれば「汚い言葉」を外から取り入れてしまうことになります。

 

この「汚い言葉」は食べ物でいうと「とても体に悪いジャンクフード」のようなもので、これが「(食べ物の)消化力を落とす」ように、「(情報の)消化力」を落としてしまいます。

情報の消化力が落ちると考えがまとまりにくくなり、行動力も低下してしまい、毎日のパフォーマンスが低下して、更にうつっぽくなってしまうこともあります。

 

他人の性格や性癖を変えることはなかなかできません。

それなら、グチっぽい人とは離れるか、距離を置く時間を長くすべきです。

 

たとえば、グチっぽい人との旅行が決まっていて「気が重たいなあ」と感じても旅行に行くことを断ると角が立つという場合は、「往復の移動」は共にせず、せめて「現地集合」にするなどです。

 

問題は、仕事関係の場合です。

同僚や上司や取引先などは、選ぶことができません。

たとえば給湯室でグチ大会が始まってしまったら。業務を理由にその場を去るのがベストです。

 

さらに言えば、多くのグチっぽい人がひしめいている居酒屋があったら要注意です。

 

「君子危うきに近寄らず」という言葉もあるほど。

このような場から遠ざかることが、あなたの消化力を守ることになります。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと古いですが、バブル全盛期に「24時間戦えますか?」という栄養ドリンクの宣伝コピーが流行しました。

 

「24時間は無理でも、せめて朝の集中力が午後も持続すれば……」と思いますよね。

 

午前中は集中力が高く、「ゴールデンタイム」とも言われています。これが1日中続くと素敵ですよね。

 

しかし、「お昼を食べた後は集中力が低下する。頭から胃に血液が集中してしまうから」…そう思い込んでいる人が多いと思います。

 

これは全く根拠のない嘘です。

 

食後に眠くなるのは、麺類や丼物などの糖質を摂るからです。

眠気の原因は、ズバリ糖質にあります。

 

糖質を食べると、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」の分泌量が低下します。

ドーパミンとは、やる気や元気、適度な緊張感などをもたらし、頭をスッキリさせてくれる物質です。

 

それが糖質のおかげで低下するのですから、当然眠くなり、やる気も低下するというわけです。

 

すでに、ある有名中学校では糖質制限の効果に注目していました。

午後の授業で居眠りする生徒が激減するという効果が認められていたそうです。

 

「まだまだ集中しなければいけない」というときこそ、糖質制限しましょう。

効果はてきめんです。

 

脳科学的に集中するコツもお伝えしましょう。

 

脳には「作業興奮」という仕組みが備わっています。

 

「最初、やりたくなくても、とりあえず作業に取り組むうちにやる気が出てくる」という不思議なメカニズムがあるのです。

 

だから、やる気がしなくても、とにかく机の上の片付けなどの簡単は作業からで結構ですので動くことが大事。

 

しばらく動いているうちに不思議とやるきが湧いてきます。