相変わらずビタミンC、特に大量にビタミンCを摂るメガビタミンC療法が危険だと反対する医師たちがいます。

 

彼らが反対する根拠の一つに「ビタミンCを多量に摂取すると腎結石ができる」というものです。

 

結石の多くは尿中のシュウ酸濃度が過度に高まり、その後シュウ酸とカルシウムが結合して結石になります。

 

そして、特定の条件下でビタミンCがシュウ酸生成に関係するのは事実ですが、高濃度のシュウ酸だけでは結石はできないということに彼らは触れていません。

 

シュウ酸濃度上昇のリスク因子はたくさんあり、「尿中のカルシウムやリン、脂質の増加」「尿中のマグネシウムやカリウムの低下」「加齢による腎臓の濾過機能の低下」「ナッツ類やチョコレートなどシュウ酸を多く含む食品の摂取」「糖尿病、肝硬変、高血圧症」「アルコールや糖質の過剰摂取」や他、ここではあげきれないほど沢山あります。

 

また、「ビタミンCの過量摂取」や「宇宙旅行」なども要因としてありますが、どれかが単独でシュウ酸値が上昇して結石を起こすのではなく、複数の要因が重なって起きるのです。

 

実際、ハーバード大学で行われた85,557人の14年間の追跡調査では「ビタミンC摂取量と結石のリスクは無関係である」という結論が出ています。

 

これと似たような研究結果は他にもあり、さらに「ビタミンC摂取量が多いグループは、摂取量が少ないグループよりも腎結石のリスクが低い」という研究データもありました。

 

高濃度のビタミンC療法は世界中で何十年も行われてきましたが、それで結石の発生率が有意に増加したという事実は全くありません。

 

事実は事実として素直に受け止めたいものです。

 

 

 

 

 

 

昨年2月に米国の心臓病関連学会や農務省が「コレステロールと疾患の関連性はない」それゆえ「家族性高脂血症でなければ、コレステロール値は測定の意義はない」と発表しました。

コレステロールよりも糖質の摂取過多を問題にしていました。

 

コレステロールで問題になる動脈硬化の本当の原因は糖質による慢性炎症ということは、私たち代替医療を行ってきた医師の多くが訴えてきたことですが、まさにそれが認められたわけです。

 

先日も知人の知人ですが、ハーバード大学の医師が日本に来て、「まだコレステロール値を測っているの?」と驚いていたそうです。

 

とはいえ、会社の健康診断などではコレステロールを測定されて、220mg/dlを超えると再検査して、食事療法や最悪はコレステロールを下げる薬を飲むことを指示されてしまいます。

それで、困って私のクリニックを訪れる方もいらっしゃいます。

(ちなみに私のコレステロールは300近いです笑)

 

実はコレステロール値とビタミンCはとても深い関わりがあって、

「血清コレステロール値はビタミンCの欠乏で上昇する」

「過剰なコレステロールはビタミンCを激減させる」

「高コレステロールは食事をしても、適切なビタミンC補給で血清コレステロール値を低下させる」

「血清コレステロール値が高くても、適切なビタミンC補給はプラーク形成から動脈を保護する」

など、多くの論文が出ています。

 

やはり、ビタミンCはしっかりと摂りたいですね。

 

 

 

若さと美しさは誰もが欲していると思います。

 

特別な事情で、出来るだけ老けたいという方もいるかもしれませんが、それはごく少数派でほとんどの人は若く見られたり、肌が綺麗になったと言われるととてもうれしそうにします。

 

そのために、高価な化粧品を買ったり、エステにせっせと通っている方もいるでしょう。

 

それよりも、もっと手軽で効果的な方法が「ビタミンCをしっかりと摂る」ということです。

 

皮膚が老化して見える原因の一つにコラーゲンの減少がありますが、

ビタミンCは、コラーゲンの合成・維持に不可欠で、皮膚細胞の増殖にも必要です。

 

また、紫外線の多い直射日光に当たるとメラニンが増えて皮膚が黒くなります。

メラニンは、チロシンというアミノ酸から生成されますが、ビタミンCはチロシンからのメラニンの生成を抑制します。

 

ということで、ビタミンCを十分に摂取し続けると、白く透明感とハリのある肌となり、それが維持されます。

 

これは雰囲気で言っているわけではなく、きちんとした論文も多く出ています。

 

例えば「ビタミンCを含む処方は、早期老化に見られる皮膚のシワに効果がある」

"A rapid and sensitive screening system for human type I collagen with the aim of discovering potent anti-aging or anti-fibrotic compounds" Hashem MA, et al, Mol Cells 2008 Dec 31 26(6):625-30.

です。