間違った糖質制限によって健康を害する危険性がありますので、注意が必要です。

 

糖質制限ダイエットには即効性があるので、1ヶ月で5キロ程度は簡単に痩せられます。

すると体重が減るのが嬉しくて、食事量全体を減らしてしまう危険性があります。

 

少し前になりますが、2016年にテレビで放送された番組で、糖質制限をして、主食抜きにした上に、1日500キロカロリーの食事にして、通勤中に倒れた男性の実例が取り上げられました。

この番組では、この人はその後、「糖質制限のやりすぎを反省して、ご飯も食べる様にした」と締めくくっていました。

 

この番組には、全く論理性がありません。

倒れた原因は、糖質制限ではなく、単純な栄養不足だったからです。

 

この人は糖質だけでなく、身体に必要なタンパク質や脂質も相当不足していたのです。

 

以上のことはどなたでも分かると思いますが、実際に私の外来に糖質制限ダイエットを求めて来られる方には、糖質制限をしていると言いながら、食べる量全体を減らしてしまうカロリーダイエットに陥ってしまっている人も少なくありません。

 

人によっては、「肉を沢山食べればいいんですよね」と言ってくる方も時々いらっしゃいます。

 

糖質制限ダイエットで行うべきは「糖質を控える」です。

 

このことを心に留めていただきたいです。

 

 

 

 

 

糖質が起こす問題は、肥満だけではありません。

 

糖質を摂ることで、元気ややる気の元であるドーパミンの分泌量が低下します。

 

甘いものを食べると元気になる、という方も多い様ですがそれはβエンドルフィンという麻薬様物質による1時的なもので、それが抜けると倦怠感と甘いものへの渇望感が出てしまいます。

 

お昼ご飯の後に眠くなったり、だるくなるのは糖質摂取によるもので、「胃腸に血液が回って頭がお留守になるから」では全くありません。

 

医師の中にはこの様な話を平気でする人もいますが、これは全く根拠もエビデンスもない話です。

 

また、糖質は交感神経も刺激するので、緊張してイライラ、不眠に繋がりやすくなるので、疲労感が蓄積しやすくなります。

 

日本は、特に都市部はとてもストレスが溜まりやすい状況になっていて、ただでさえうつ状態になりやすいです。

 

そこに更に糖質によるストレスが加わってしまって燃え尽きて、心療内科を訪れたり、休職や退職という羽目になるのは悲しいと思います。

 

生活環境をすぐに変えるのは難しいかもしれませんが、糖質を断つことはすぐに誰でもできます。

 

身体と心の疲れをリセットする、最も確実な方法をぜひ始めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

野菜は健康に役立つさまざまなビタミン類を摂取できますし、繊維質を摂ることもできます。

 

一般的には「野菜は健康良いもので沢山摂る方が良い」と考えている人が多いのではないでしょうか? 

 

しかし、野菜には糖質が多いということが問題です。

 

特に、じゃがいもやさつまいも、人参、大根などの根菜類は、糖質が多いです。

 

ですから、糖質制限ダイエットを行う上では、根菜は食べるのを避けなければいけません。

 

また、葉物野菜も、茎の部分に糖が多く含まれていますので、茎の部分は食べずに、緑色の葉っぱの部分だけを食べるようにしてください。

 

ブロッコリーやカリフラワーでしたら、太い茎の部分は除いて、先っぽのつぼみの部分だけを食べるようにします。

 

いずれにしても、野菜はたくさん食べず、色づけ程度に食べるだけにしましょう。

 

野菜は沢山食べなければいけないのではないかという、固定概念に縛られている人が多いようなのですが、糖質制限ダイエットを行う上では、特に野菜を食べる必要はありません。

 

私のクリニックで癌治療中の方が、糖質制限中に糖質の多い芋やカボチャを食べて、即効で、腫瘍マーカーが上がることが見られました。この様な例は一人二人ではありません。

 

癌がみつかってない方でも、糖を含む野菜を食べることで、ご自身の体内でどんなことが起きているかは想像できるのではないでしょうか?

 

ダイエットに効果的と思われているキャベツやトマトも、思いのほか糖質が多いので、糖質制限生活中には食べるのを控えましょう。

 

逆に、糖質の含有量が低いのが、アボカドやブロッコリー、もやしなどです。

 

ほうれんそうや小松菜、ニラの青い葉の部分やハーブ類も糖質が少ないので食べても大丈夫です。

 

また、野菜で補えない食物繊維については、わかめなどの海藻類、しめじ

や舞茸などのキノコ類から摂取するといいでしょう。