悲しみ、辛さ、を涙に変える勇気 | うつ病 闘病記

うつ病 闘病記

34歳でうつ病を発症し、壮絶なシングルマザー年月を経て、うつ病を繰り返しています。その中で、うつ病の体験を元にうつから解放される為に何かに気付いたり、生きる糧になればと願っております。

私達の多くは、泣くことを子どもの頃にやめています。



それは、私達の多くは、「泣く権利」を親に取り上げられてしまっているからです。




あなたは、辛いとき、悲しいとき、どうしていますか?




思う存分に泣いている人は、ごく少数だと思います。




あなたは、いつから涙を流していませんか?





男女ともに、親や他人から、泣くのはみっともない、恥ずかしい、と言われて来て、いつからか一人でも泣くことを無意識に我慢していませんか?





私も、その一人です。



うつ病は、本当に辛い…



いい加減にして欲しい…




うつ病、再発を繰り返している私は、いつもそう思いますが、不思議と泣いたら負けと言う、変な妄想に囚われています。





悲しいニュースを見たり、映画に感動したりする時は泣くかも知れませんが、自分のことで泣くのは恥ずかしいと思っているのではないでしょうか。





私達は、うつ病に限らず、ちょっとしたことで傷つくし、落ち込むし、悩む、と思います。





他人の前や会社で泣くと、問題があると思いますが、家で落ちついたら、思いきり泣いてみましょう。




泣くと言う行為は、本気で自分と向き合う行為です。




今まで、自分は、どんなことに苦しさや辛さを感じていたのか、と言うことに向き合うことが大切だと思います。




思い出し泣きは、意外と出来ない方が多いかと思いますが、




涙のもつ自浄作用には、驚くほどに効果があります。




そして、今の私は、過去の自分に対して、こんなにも辛かったんだ、苦しい中、よく耐えて来たね、と自分に向き合い、労ってあげて下さい。




自由に泣けるようになるまでは、数年間かかるかも知れませんが、リハビリだと思って練習して下さい。





自分に泣くことを許可するのは、難しいことだと思いますが、泣くことで色々な自分に気づけるチャンスだと思っています。




泣くと、意外とスッキリした経験はありませんか。




あなたが最後に泣いたのはいつでしょうか?




まずは、沢山泣きましょう。



嬉し涙も、悲しい涙も、あなたを人間らしくありのままの自分にしてくれます。



辛いとき、



悲しいとき、



ただ泣く



そして、自分と向き合うことが出来るのではないでしょうか。




恐怖が泣くことを拒絶するかも知れませんが、今一度自分の人生を振り返り、転換させる為にも、涙を流すことは大切かも知れないと思います。




そうして、少しづつ、ありのままの本当の自分を取り戻し、何かに気づき、良い方向に進むようになると思います。






人間らしく



自分の為に



自分の好きなように生きる第一歩だと思います。




今日も皆さんが少しでも生きやすい一日でありますように……