真面目に生きて苦しくないですか | うつ病 闘病記

うつ病 闘病記

34歳でうつ病を発症し、壮絶なシングルマザー年月を経て、うつ病を繰り返しています。その中で、うつ病の体験を元にうつから解放される為に何かに気付いたり、生きる糧になればと願っております。

皆さんは真面目に生きていますか



今までの風潮だと真面目に生きることは美しく正しいことだと思われていました。



真面目と正しさは同じでしょうか。



最近、自由に生きている私は、真面目だと自分を苦しめることに気付きました。



自分にとっての正しさは、人によって違いますが、自分の正しさや常識は、実は間違ったものかも知れません。


真面目とはどういうことでしょうか。



私は真正面から、顔を一点に集中して自分の正しさを貫くというイメージが強いです。



私の育った環境は、清く正しく美しく真面目に生きましょう、と親からしつけられて来ました。



それによって、随分苦しみました。



その真面目さや正しさは、両親が周りから、自分の子どもは人形のようにおとなしくて親に忠実で問題行動など起こさない子どもだと見られる為でありました。(世間からの目を非常に気にしていました)




私は、金銭的には困らない生活でしたが、家では清廉潔白でいることを、しつられていました。



言うならば、カゴの中の鳥状態でした。



幾つもあるマナーのしつけ。
毎日、父親の怒鳴り声にビクビクしていました。




保育園時代から、脱いだ靴は揃える。
家では音を立ててはいけないので、階段は忍び足でそっと上がる。
家に上がる前は靴下を脱いで、つま先で風呂場に直行し、足を洗う。
TVは夕方のニュースを家族と一緒に見る。
民放のTVは見ない。
高校生まで20時就寝。
私物は、鉛筆1つ自分の部屋以外置かない。
異性とは付き合わない。
異性は汚いもの。
手紙や日記は全て勝手に母親に読まれる。


母親は料理が苦手で、4人家族で料理はいつも一品。それも魚2匹だけとかそういったレベル。朝は具なし味噌汁とご飯のみ。



食べざかりの子どもだった私は、ハンバーグやエビフライが食べたくて仕方なかったのです。
おかずをたらふく食べたかったのですが、母親は「ご飯を沢山食べなさい!!」との一点張りでした。



無言の夕飯時で、何を食べれば良いのか、、、。



母親は、とにかく作る料理が一人分くらいしか作らない人。一人分を4人で食べます。父は晩酌をするので刺し身を毎日食べていました。



時々、一切れ貰うのを期待して、父の晩酌している前に座って、お腹を空かせている私は、とても美味しそうに見えましたし、貰えるのを期待していました。





夕飯のつまらない時間、苦痛の時間でした。




食べたいものをお腹一杯食べたかった。


一度、従兄弟が夏休みに長期間遊びに来て、3日目には、苦痛の表情を浮かべ、日を追うごとにあからさまに帰りたいという不機嫌な態度に変わっていったのが今でも忘れられず、自分の母親を憎みました。



決して貧しい家計ではなく、むしろ家は豪邸、車3台所有(父親しか運転免許は持っていない)していて


周りからは、お金持ちのお嬢様だと羨ましがられていました。



高校卒業時まで、私は栄養失調並みにガリガリの体型をしていました。


私はそれを、身体が弱いせいだとか、体質だと思っていました。


今考えると、戦時中、もしくは戦後の体型に近かったようにも思います。




             早く家を出たい!!


高校生になると、そればかり考えていました。


自分の行動を制限され、その上意見も言えない。
両親の意見は絶対服従。




幸い、お金はあったので、格式の高い父親は、大学は絶対行きなさいとの指示で県外の大学に進学しました。



そこからは、自由そのもの。
初めての自由が得られ、一気に、平均体重まで太りました。



長くなりましたが、私の中の真面目は、両親の価値観だったのです。




真面目に生きることは、犯罪を犯さないことではなく。むしろ犯罪を犯す子どもになりかねません。



真面目に生きて楽しいでしょうか。



色々なことに好奇心を持ち、色々な体験をしながら成長していくことが一番大切です。



貴方の真面目さ



苦しくないですか



私は自由でいたい。



自由でいるには、自分に責任が伴います。
それを踏まえて、誰の奴隷にも真面目にも生きていたくないと思う私です。




感謝に変えられていることも多くなりましたが、真面目に生きるという視点を変えてみませんか



真面目に生きて、うつ病にもなり、楽しくなかった私の今までの人生でした。



今は、自由でとても楽しく仕事が出来ています。



自由と無責任とは違いますので誤解されませんように。