右も左も分からない土地。
照りつける太陽の元、ギラギラ暑い日に、疲れきった身体で、一人区役所に歩いて行くのが凄く大変だった日々。
携帯が気温の高さで電源オフになる程だった。
四国から一人引っ越した関東には、誰一人、私のことを理解している人は居なかった。
当時、駅近に住んでいた私は、職場と自宅マンションは、徒歩5分だった。
それ以外歩いた事がなかった土地である。
一応、研修で4日間働いて、こちらに移住したのだが、正社員で、過酷な職場と、プライベートでも忙しくしていた私は、日を追う毎に、疲れが取れなくなって行った。
職場は、経営者が常に混乱状態の頭を持っている人で、私より6歳くらい年下だった。
年齢とは関係なく、経営者自身、忙しいのを美徳とし、いつも世話しなくバタバタしていて、職場も医療関係でありながら、汚く、ゴチャゴチャしていた。
今、思い出すと苦しくなるので、詳細は書かないが、経営者は頭の中の整理が出来て居ない人で、効率良く仕事が出来るのを知ってか、知らずか、自ら忙しくしていた。
自分がこんなに、忙しいのだから、社員、パートの少しの空いた瞬間も見逃さず、働かせていた。
その中で、自分を持っている人は、上手く息抜きをする術を心得ていた。
とにかく、お金に執着心の強い人だった。社会に揉まれた訳でもなく、雇われて働いた事がない経営者は、皆から嫌われていた。
そんな内情等知らず、入職した私が再発して当然だったなぁ、と染々今改めて思う。
私を圧迫して行ったのは、は全て人間関係だった。
ある人からの警告。
ある人からのいじめ。
そして経営者。
私は、負けるものか、と仕事が完璧にこなせることで、見返してギャフンと言わせたかったのだ。
あれほど苦しみもがいた十数年間のうつ病の事等、すっかり頭から抜け出ていたのには、驚きである。それだけ無我夢中だった。
15歳から、関東に移住することを夢見て、やっと叶った喜びの方が強かったのかも知れない。
自分の問題点。
人の感情に左右されやすい。
人の言う事は必ず服従。
自分に負けたくない。
そして……
偏見があるうつ病ではない、と言う強い強い想い。
これが、再発した要因だったのではないかと思うのである。
今、少しづつ、うつ病のYouTuberさんが増えて、拡散され、今まで隠れて、罪人のように生活をしてきた人達が表に出て来て本当に嬉しく思う。
特に、「ほっしーさん」と言うYouTuberさんの発信力は、心に届く程の影響力を持つ方だと思っている。
私が言えなかった、うつ病は甘えではない、と強く発信され、それを見つけた私は、思わず拍手を送りたくなった程である。
ほっしーさんとは、若干違う箇所もあるが、彼は若いから、発信力に強い輝きがあるだけではなく、誇らしさを感じる。
資格を取ったら、ほっしーさんの出されている本を読んで見たいと思う。
本当に無理したよな、と再発して1年を経て、そう思った次第である。
良ければ、ほっしーさんの動画を見て貰いたい。
色々な動画を発信しています。
こう言った方が増え、自己啓発等も増え、このままでいいのかな、と考えさせられる分岐点に来ている令和時代なんじゃないかと思います。
仕事は、楽しく自然と頑張れる環境にしたい。