うつ病の方へ、又はその周辺の方々へ記事を書いております。
うつ病を患っている人は、見た目は至って普通なので、一見元気な普通の人に見られがちです。
うつ病は、鉛を幾つも背負っているかのように身体が重く、重症の時は、ずっと布団で寝ていらっしゃる方がほとんどです。
しかし、薬の効果で動ける時もあります。
私の場合、重症の頃は、動ける時は友人や恋人に会いに行くか、診察で外出するか、でした。(常に孤独感を募らせていますので、誰かに依存したくなります。)
重症の頃は、動けても常に身体が重く怠い風邪を引いた状態のようでした。
回復してくると、外出する機会が増えて来ますが、それでも鉛を背負っている感覚、本音は寝ていたい、何もしたくない、と思っていました。
1日中動くと、疲れが波のように押し寄せてきて、翌日は思考や身体が固まって、寝たきり状態になります。
私の場合、神経症を患っていたせいか、外出するときは、健常者の数倍は頑張って、綺麗に着飾っていましたので、自らうつ病と告白しないと絶対解らなかったと思います。
友達によく言われたのが、たまに会うと、あまりにもお洒落している私を見て、「引きこもっている風には全然思えない」と言われていました。
むしろ、バンバン外出しているイメージがあるように言われました。
正直、うつ病は気分障害もありますが、本当に身体が動かなくなるんです。
自分でも衝撃だったのが、お風呂に入れない現実に1番落ち込みました。
毎日、ダラダラ寝ている自分を常に責めていましたので、周りのご家族の皆様には、ただ寝ているのではなく病気で身体が動かなる、と言うことを是非理解して頂きたいと思います。本人が一番そのことで悩み苦しみ、現実を受け入れられない状態です。
そして、少し動けるようになってもそれは、薬の力で動けるようになったわけで、元気になったからと誤解せず、外出や就活を勧めたり、焦らすような言動は辞めて頂きたいと切に思います。
このように、うつ病を患っている自分が一番解りきっていることを指摘されると、本当にダメージが大きく、益々誰にも会いたくないし、誰とも話したくなくなり、ある日爆発し、攻撃するような行動を取る人が居ます。
私も実際、家族にイライラしてしまい、攻撃的になったこともありましたし、入院先でも、母親に怒鳴り、大喧嘩している場面に出くわしたことがあります。
先に述べたように、うつ病患者本人にとって、見た目は健常者以上に見られるのは、頑張って自分を良く見せようとしているのです。まさに私がそうでした。
うつ病なら、ありのまま見せた方が解りますし、楽なのではないかと思いますが、そこが甘えではない証拠ですよね・・・・私はとてもうつ病の本来の自分を、他人に見せることは出来なかったです。
他人に会う時、外出する時は、凄く凄く頑張って見せていました。
これは、私の場合だけかも知れませんが、頑張って人前に出るエネルギーの消耗は、健常者が思っている以上に消耗しています。
私は、うつ病が中度くらいに回復している時に、会ったこともない趣味仲間の一人に、薬を飲んでいるから頭がおかしいと非難されたことがあります。
ちょっとした行き違いで誤解され、相手を怒らせてしまったのですが、Skypeで話している感じでは、どう見ても、ガサツで、言動が荒い方でしたので、お前に言われたくないよ!と今では笑ってしまいますね。(笑)
うつ病でも、人其々性格が違うので、とにかく頑固な偏った考えがある人も確かにいます。
ただ、私自身の事もよく知らないのに、うつ病を知ろうとしない人に、そう言う言われ方は心外ですね。
まだ、うつ病は、頭のおかしい人だとか、薬で変になっていると思われているのかも知れませんが、うつ病になった私から言わせると、料理、整理整頓、立ち振る舞い、思いやりの性格は、絶対、そこらへんの健常者に負けていないと思います。
今一度、うつ病の偏見を変える為にも、私はずっとうつ病の体験や、思ったことを発信し、楽に生きていけるような未来に変えるたった一滴ではありますが、希望のblogでありたいと思います。
優しい自分
優しい社会
優しい仲間
を作っていきたいと思っています。
正し、何度も言いますが、優しいと甘えと混同しないでくださいね。
意欲がない時は、素直に休みましょうね。そんな時もある。
身体が疲れたり、イライラしたりすると、幸せは遠ざかっていくと思っています。
うつ病に限らず、どうしてこの人はこう言う状態に悪化しているのか。
健常者で、感情的に怒っている方を冷静に見られると苦痛ではなくなりますし、同じ土俵の上に上がりたくないものですね。
先ずは、自分に優しくしてあげましょう。
偏見を無くしたいですね。