それでも、膨大な薬で、躁鬱状態になり、躁状態の時は、動ける時がありました。躁状態の時は、入院中の時が多かったような気がします。
記憶が曖昧ですが、躁状態は何でも叶えそうなくらい思考が飛びます。当時の自分を客観的に見ると、おかしい思考と行動だったと思います。
入院中に、自分のお店を持つ(飲食店)計画を、真剣に考えたり、人に話したりして、笑顔で居られた気がします。
躁状態の時は、もう、うつ病は治ったかに感じるくらいの明るさがあり、直ぐ退院し、一人で街に行って遊んで来たりするような行動が、年に何回かありました。
でも、そうやって、行動した後に襲ってくる鬱の波は、大波で、ドン底まで落ち続け、布団で苦しんでいました。
今思うと、奇妙な行動でした。
躁状態の時は、一人で行動し、お金を使い果たし、それでも止まらない買い物衝動がありました。飲み屋で散財していましたね。こう言った症状は、数年続きました。
本当に危険な症状でした。
躁鬱の波が『躁状態×中学生時期の反抗期』が合わせて、同時に来た感じです。
親に服従してきて、良い母親、良い妻をこなしてきた結果のうつ病でしたので、30歳半ば～後半で、中学の不良児に戻った感じでしたね。
重度でしたが、薬による躁状態であって、動ける時がありましたが、次にやってくる鬱状態で、自分を責め、社会を責め、時には自殺に走り、リスカ、アムカ、・・・・飛び降り以外は全て実践しました。(本当に今思うと、止めて頂きたい)
OD（大量に薬を飲み、自殺を図ろうとする行為）は、数えきれずあり、いつも救急車で運ばれていました。１度、｢今夜が危ない｣と身内に医師から告げられ、ICU(集中治療室)に入っていた事もあります。
思い出したくない過去ですが、13年間の重度の鬱の時は、別世界にいたような、とても嫌な、又辛すぎて思い出したくない体験です。
入院中も、起死念慮が強く出てしまい、興奮状態になり、暴れる私を看護師、医師に抑えつけられ、沈静化させる注射をお尻に無理矢理、打たれていました。
最も酷い時は、重症部屋と呼ばれる、自殺する危険性の高い人が入る部屋に、何人もの看護師に抑えられ、引っ張って、ズルズル連れて行かれ、入れられた事もあります。
両側コンクリート壁に囲まれたトイレと、布団と、テーブル変わりの段ボール箱一つしかない部屋です。
その部屋で、本当の意味で『人生終わった』と思いました。『何故？何故？私が何か悪い事したの？』と言う思考がぐるぐる周り、泣いていました。
そして、ポケットに偶然入っていたハンカチを、トイレの管に引っかけて首を絞め、24時間カメラで、発見され、一命を救われたり、その後、兄が面談に来たのですが、首にハンカチで閉めた赤い跡、放心状態の変わり果てた私を見て、動揺していた兄や、その背景を思い出します。
こうやって、過去を振り返って見ると、本当に哀れで、醜い私でしたが、その経験があって、今の自分になっているんだな、と思います。
今は、躁鬱を繰り返したり、死に追いやられるような、表現し難い苦しく辛い気分には、一切なっていません。
１度は寛解したので、再発はショックでしたが、まだまだ、人一倍頑張ろうとする習慣や癖が抜けきっていない証拠だったので、焦らず、ゆーっくり、のんびり、我が儘かも？と自分が思うくらい、手抜きをして、｢休む｣行動を実践中です。
生きづらさを抱えている皆さんも、重度、軽度、とあって、どのように発信して行けば良いのか、試行錯誤していますが、このblogを読める精神疾患の方々は、中度～軽度の方々だと思います。
私は、今、52歳と言う年齢で、大半を病気で床に就く生活でしたが、本当に色々な気づきを私に与えてくれました。
このような私を見捨てず、見守って、助けて頂いた方々皆さんに感謝しています。
まだ、寛解には至っていませんが、感謝の気持ちを噛み締めている日々なので、この私の体験談で、お役に立つ事が出来れば、と書いています。
私は、こうなった経緯は、自分の元々の性格と環境だと思っています。
少しネガティブ。ポジティブであったら、ありがとう。と言う気持ちで生きています。
自分を責めたら、可哀想です。
責めている貴方、そんなに悪い事をしましたか？
むしろ、良い行いをして自分を隠して来た人達ばかりだと思います。
今日も、無事目が覚め、息をしている事に感謝です。
ありがとうございます。
今日も力まず、ゆっくり呼吸しましょう。
うつ病は、メンタルが弱いとか、甘えとかではありません。(未だに、こう思われている方々がいるのは事実です。)
重度の方、思い切り我が儘に、休む努力をしてください。（※うつ病重度の方に取って休みは、努力が要ります。休み続け、死なない忍耐が要ります。）
軽度の方、あらゆる情報に振り回されず、自分の身体からの声を聞いて下さいね。
動きたい、と自然に思えたら、少しづつ身体を動かしてみましょう。暴走はしないように、お風呂に入れた、ご飯を食べて、片付けた、何でも良いので、出来た事を、｢凄い私｣｢天才かも？｣と褒めましょう
ネガティブ時々……ポジティブ〓ニュートラル。