自己信頼  | うつ病 闘病記

うつ病 闘病記

34歳でうつ病を発症し、壮絶なシングルマザー年月を経て、うつ病を繰り返しています。その中で、うつ病の体験を元にうつから解放される為に何かに気付いたり、生きる糧になればと願っております。

こんにちは。

今日は、暑いくらいの陽気です。
皆さんは、季節を感じられていますか?


ここ私の居住地、関東地区では、暖かくなったと思ったら、肌寒く、高知県に住んでいた時とは又全然違う春夏秋冬を味わっています。



今日は、少し身体が重いので、外出する予定をキャンセルし、ゆったり過ごしています。



昨日は、「自己信頼」と言う、十九世紀のアメリカを代表する思想家、ラルフ・ウォルドー・エマソンの本を一気に読み進めました。



元々心理学、哲学、思想、スピリチュアル、全てに興味がありました。


しかしながら、大学受験で京都の大学入試に不合格。それは私が最も得意とした国文科でした。



今思うと、穴があったら入りたい程の恥ずかしい過去の話ですが、幼少期から学校の成績は下の下。人とのコミュニケーションが怖くて出来ず、今で言う鬱病を発症し、不登校で丸1年間、学校に行っていません。




中学に入ると同時に、精神的に落ち着いたものの、何処か?誰か?に怯え、自分を隠しながら、人混みに紛れるように登下校していました。何とか中途半端に中学時代を終え、相変わらず成績は下の下。


高校時代。
1年で、仲が良い友人と離れ、一人孤立。クラスの誰と一緒にいてもつまらない。そのつまらなさが、ある国語の古文の女教師との出会いで激減したのです。
天然で一生懸命な教師との出会いにより、古文に興味を持ち、そのまま現代文、漢文、まで興味を持ち、勉強しました。



その女教師の家にも遊びに行ったくらい、とても暖かい心を持っている先生でした。



幼少期から、居場所のなかった私は、中学で、小説に逃げ込みました。本はギリギリ生きている私を救った唯一の物です。中学から高校まで、TVを見る事すら禁止され、束縛の強い両親、怒涛が飛び交う家、規律正しくあれ、と物音一つたてられない環境下にあった私の唯一の救いでもあり、娯楽は小説でした。



読みやすい本ばかりを選択し、毎夜熟読。
寝る前は、大きなバッグに大金を詰め、豪華な時計をして、片手に小さな女の子の手を握りしめて、旅に出る妄想が楽しくて、心が癒されていたのを覚えています。



高校3年間で、常に文学はクラスでトップを維持していました。成績も文系分野
だけ、優秀だったのを良いことと想い、大学で国文科を第1希望に選択しましたが、いざ推薦の試験に臨んだ私は、スタートと言われ、1枚のプリントを開いた瞬間、絶句しました。



そこには、哲学の文章が連なり、息を飲むほど驚いた私は、一気に頭が真っ白になり、緊張と、鼓動で、全く文章が頭に入って来ない状態で、終了ベルが鳴りました。しばらく放心状態でした。



それもそのはず、好きな小説ばかり読み、哲学、思想、等の本は愚か、言葉さえ知らない、惨めな私でした。
私の両親は教師です。
母親は、語学に長けていた人だったのに、何故、両親二人共、優秀な兄ばかり期待して、力を入れ、進学塾、進学校に進めたのか・・・



応えは、簡単。男女の違いからだったと思います。



女性は、経済力のある方と結婚する、と言う図式が、両親にあったのです。



不良になって家出も出来なかった私が、うつ病になる要因は、無数にあり、難治性うつ病で13年間、ほぼベッドから起き上がれなくしたのは、環境と思考から来る行動で、心身を貶めて言ったのが納得です。



前置きが長くなりましたが、私の言いたい事は、『誰かの奴隷になっていませんか。』『誰かの情報や自分の癖や習慣で、思考が麻痺していませんか』と言うことを伝えたかったのです。



「自己信頼」の本の、ほんの少しを抜粋して、書きます。


以下↓↓

文明人は馬車道をつくったが、同時に足を使うことを忘れた。杖で身体を支える代わりに筋肉の支えをすっかり失った。夏至も冬至も気にかけず、春分や秋分の知識はないに等しい。天空に輝く自然の暦を、現代人の人々は見ようともしないのだ。手帳によって記憶力は衰え、図書館によって、知力は疲弊し、保険会社によって事故は増えた。




↑↑エマソンは、こう言っています。

皆さん、時計無しで生きられますか。
時計は愚か、携帯無しでは生きていけない社会、時代、になってきています。



人間の直感や、感性、心、は何処に置いて来たのでしょうか。



自分と言う存在を見失っている人達ばかりです。


自分を信頼せず、いつも情報に振り回され、疲れませんか。


目標も無く、ただ淡々と、誰かの支配下にあって、生きている人間ロボット。



特に日本人は、空気を読み、察して下さい!と言う風潮が強い。



それに基づいて、感情を抑え、顔の表情を抑え、顔の筋肉が衰え、若い内から整形に走る人間達。



本当に、真の美しさは、『心』です。



『心』が笑っていないと、いくらお化粧しても、着飾っても、ブランド物を持ち歩いても、それはただ単に、自分を信じられていないから…



真の美しさとは言えません。


もっと楽に。


もっと楽しく。


もっと風や星を感じて。


慌ただしいのは、物に溢れた、生活をしているからです。


人とのコミュニケーションは、ネットだけ。人との連絡はネット。ビジネスもネット。全て機械が発展、そして機械に操作されていることに気付いて欲しい。


物が豊かになればなるほど、人間は機能を失って行きます。



私は整理収納アドバイザーの資格に向けて勉強中ですが、本当に今、部屋のシンプルさを求めているのは、人間の心が


落ち着きたい!!!
もうこんな忙しい生活は嫌だ!!!



と悲鳴を上げているのだと思います。



それでも、枠の中から抜け出せない心の寂しさ、貧しさ、から、又より良い物を求め、暴飲暴食、衝動買い、に走り、ギャンブルに走り、自分の心を満たそうとしているのだと、私は感じます。



今、動く事が出来ない理由…



気付いて貰えたら嬉しいです。



自己信頼。


自分を確立していること。


共感はするけれど同調しない自分。


何もしなくても、自分を信じているなら、心配はないのです。



もっと自分を表現していいのですよ。



今日も拝読して下さった方々に希望と光が見えて来ますように・・・・





ありがとうございました。