強く強く

 

風が吹くときは

 

三匹の

 

子豚の気分になる

 

おらっちは

 

レンガのうち~

 

のはずだけど

 

びゅーびゅー

 

がたがた

 

ちょっと

 

どきどき

 

風が

 

いろんなものを

 

ふきとばす

 

自転車も

 

ひっくり返す

 

すごい

 

エネルギーで

 

祓い清められていく

 

私の頭もなんだか

 

ぐるぐるまわる

 

チャクラも

 

まわる

 

からだの

 

頑固さも

 

ちょっと

 

ゆるむ

 

根っこをはって

 

ゆらゆらしていたら

 

吹き飛ばされないけれど

 

がんじがらめに

 

強張って

 

戦おうとすると

 

宇宙の果てまで

 

飛ばされる

 

ぴゅ~っとね

 

風さん

 

知らせてくれて

 

ありがとう

 

もう

 

春ですね

 

 

 

 

 

 

 

ぼくは

 

うまれてくるときに

 

たまごと

 

ちょっと

 

くっついたみたいに

 

なっちゃって

 

うまくはがれなくて

 

ようやく

 

たまごから

 

でたときには

 

しっぽが

 

まがっていたんだ

 

うまくおよげなかったけど

 

でもぼくにとっては

 

それがあたりまえだったから

 

じめんにじっとしてすごしていたんだ

 

ごはんはふやけて

 

じめんにおちてくるから

 

たべるのにこまったりは

 

しなかった

 

さいしょ

 

ぼくにごはんをくれたり

 

ちょっとあらっぽく

 

みずをかえたり

 

してくれるひとは

 

(でもとってもおいしいみずなんだよ)

 

ぼくがよわっているんだとおもって

 

しんぱいしていたんだ

 

いちどなんて

 

ぼくがもうしんでしまったと

 

おもっていたから

 

みずをかえるときに

 

しっぽをぴくぴくさせて

 

ぼくがいきていることを

 

おしらせしたんだ

 

そうしたら

 

よわっているけど

 

まだいきてたって

 

わかってくれた

 

ほんとうは

 

よわってなんか

 

いなかったんだけどね

 

だんだんぼくが

 

よわってしっぽがまがっているんじゃなくて

 

そういうぼくなんだってことを

 

わかってくれたみたいだった

 

あかちゃんのいれものから

 

おおきないけにひっこしてからも

 

ぼくはだいたい

 

じめんですごしていたから

 

ときどき

 

ぼくをみかけると

 

しっぽまがり

 

げんきだったのねって

 

よろこんでくれるようになった

 

ほかのきょうだいたちは

 

おおきさは

 

いろいろだけど

 

みんなまっすぐしっぽだから

 

くべつがつかないみたいだけれど

 

ぼくのことは

 

「ぽっし」

 

ってなまえをつけてくれたんだ

 

ぽっしって

 

しっぽがさかさまに

 

なったんだろうけど

 

ぼくは

 

きにいっているよ

 

みんなみたいに

 

すいすい

 

およげなくても

 

ぼくは

 

じょうぶだし

 

ごはんもちゃんとたべられる

 

だいぶ

 

おおきく

 

なったでしょ

 

ありがとう

 

 

 

 

 

ご縁があって

 

うまれた

 

この國

 

なんだか

 

あいまいで

 

なんでもありで

 

はっきりしない

 

じれったい

 

國だと

 

感じていたころもあったけれど

 

白黒はっきりつけず

 

清濁併せ呑む

 

来るもの拒まず

 

きちんと受け入れて

 

新しくて

 

美しい

 

ものに

 

つくりかえ

 

謙虚に

 

ふるまう

 

奥ゆかしい

 

この國が

 

たまらなく

 

愛おしい

 

ここに

 

うまれることができて

 

本当に

 

しあわせ

 

こつこつと

 

しゅくしゅくと

 

そっとそっと

 

ご恩返し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

惜しげもなく

 

美しい

 

雪が舞う

 

そっと

 

木々に舞い降り

 

鳥居にとどまり

 

髪を飾る

 

静かに

 

しずかに

 

あたりを

 

祓い

 

清め

 

音を消す

 

美しく

 

世界に

 

銀幕をかけ

 

陽の光を補う

 

そして

 

神々の

 

おめよごしにならぬよう

 

素敵に

 

整える

 

 

自分のしていることが

 

取るに足りないことにみえて

 

自分に自信が持てなくなったとき

 

自分のしたことが

 

どうしようもない

 

過ちに思えるとき

 

誰かに会いに行く

 

ということは

 

また別れるということで

 

その別れは

 

前の別れより

 

悲しみが増すことに

 

気づいたとき

 

どうしようもなく

 

自分が独りぼっちで

 

指の隙間から

 

大切なものが

 

こぼれていくように

 

感じられる夜

 

そういうときは

 

溢れ出す

 

涙をこらえず

 

泣いていいんだよ

 

いつもの

 

ニコニコして

 

明るいわたしを

 

少しの間手放して

 

しばし籠ろう

 

あの方でさえ

 

籠ったのだから

 

自分を赦す

 

ことができるように

 

わたしを愛する

 

ことができるように

 

わたしが泣きはらして

 

ソバを食べに行っても

 

気付く人がいないところで

 

闇の中の

 

おとを

 

ききわけることが

 

できるように

 

自分への

 

無数の愛に

 

こたえる

 

いのりを

 

ささげ