Ψ(さい)のつづり -79ページ目
れとれーては
或る日
突然
自分で
蓋を開けた
もちろん
そういった機能も
あったのだが
まったく使ったことはなかった
10年目にして
自分で
使うことに決めたようだ
きっと
もっと
きれいにしてほしいのね
そう言うと
安心したのか
その日はまた静かになった
あくる朝
約束通り
きれいに掃除した
すると
そのあとから
毎回自分で蓋を開けてくれるようになった
うれしそうに
勢いよく
ボタンを確かめても
その機能はオフのまま
その夜にはさらに
自分で流してくれるようになった
蓋を閉めるところはどうかしら
そこはまだだったので
私が閉めるのボタンを押す
電池が減ったいたようでも
あったので代えたけれど
やっぱりきちんと
開けてくれる
ありがとう
ものはものいわぬ
ものじゃない
ものいわぬかもしれないけれど
こちらをみてる
そのうち
もっと話せるだろう

向かい合って
話をしていても
まわりの会話も
すべてきこえて
落ち着かない
自分の会話もすべて筒抜け
もちろんお互いに
きこえていないふりをする
そんなとき
ははは
かならず
わたしの学校がわかるワードをいれる
それがどんなに素敵か
誇示するように
そんなははの愚かさに
気付いていないふりをする
ふりふりだらけ
おいしいはずの
食事の
あじけなさ
まちなかの
パーソナルスペースがない
脅威
歩いていると
後ろから
蹴られる
痛いと振り向くと
勝ち誇ったように
通り過ぎていく
詫びのことばもなく
当たり前だよね
わざとだもの
臭くて
吐き気がした
地下道
そうやって
踏みつけにしたはずの
誰かの
災厄を
すべて引き受け
すでに消えたものたち
きりえ
はりえ
もざいく
そして
コラージュ

さいころ
さいこう
ころころこころ
どっちにべっと
べっとで
いくさ
ちゅうちゅう
いただき
たこかいな
ぶくぶく
ばぶるは
せんすで
あおげあおげ
あおげば
とんでけ
とんでけ
ばぶる
うちゅうの
かなたへ
とんでいけ
ここに
おまつり
さわぎが
あるぞ
みてけみてけ
みるのは
ただよ
わくせいからも
みてけ
よってけ
よってけ
えいりあん
こんなに
たのしい
わくせい
てら

あーてあーて
ええてええて
なんもなんも
けてるびより
あかねさす
まなことじれば
けんじんも
ぐじんも
とおく
われのみが
ここにたつ
ねをはり
ちていの
おくふかくまで
つきすすむ
あつく
さむく
さむく
あつい
まっくらで
あかるく
あかるく
くらい
いちばん
ふといねを
おくにひっかける
ほーむぐらうんどへ
もどるとちゅうで
きれないように
さんどうを
さんど
とおるように
いきが
くるしい
もどったら
ことばを
またれている
みんな
えいゆうを
もとめている
まちがえない
だれかに
すがろうとする
いっそうされる
ともしび
きつねびより
けてるびより

息が詰まって
目が覚めた
ハートが強張っている
冬の夜
ハニカムを
あけて
よびかける
シリウスは
瞬きが
美しすぎて
清らかで
いつも
泪があふれる
励ますような
流星に
笑顔でこたえる
大丈夫
過去を癒せるよ
大丈夫
いつか思い出せるから
なにもおそれることはない
ありがとう
おかあさん
おやすみなさい
おおきく
はばたいたように
おもえた


