向かい合って
話をしていても
まわりの会話も
すべてきこえて
落ち着かない
自分の会話もすべて筒抜け
もちろんお互いに
きこえていないふりをする
そんなとき
ははは
かならず
わたしの学校がわかるワードをいれる
それがどんなに素敵か
誇示するように
そんなははの愚かさに
気付いていないふりをする
ふりふりだらけ
おいしいはずの
食事の
あじけなさ
まちなかの
パーソナルスペースがない
脅威
歩いていると
後ろから
蹴られる
痛いと振り向くと
勝ち誇ったように
通り過ぎていく
詫びのことばもなく
当たり前だよね
わざとだもの
臭くて
吐き気がした
地下道
そうやって
踏みつけにしたはずの
誰かの
災厄を
すべて引き受け
すでに消えたものたち
きりえ
はりえ
もざいく
そして
コラージュ
