すぎな姫

 

わたしは

 

あなたのことを

 

誤解していました

 

つくしの

 

袴時代はかわいいけれど

 

清楚な袴を脱ぎ捨ててみれば

 

髪の毛ぼうぼうの

 

やまんばになり

 

ぬいても

 

ぬいても

 

どんどん

 

どんどん

 

はえてきて

 

大変なことになるって

 

でも

 

あなたと

 

たたかうなんて

 

意味のないこと

 

あなたは

 

それだけ

 

生命力に

 

あふれていて

 

地下から

 

豊かな

 

栄養を

 

吸い上げているっていうことだから

 

その栄養を

 

お裾分けしていただくことにしました

 

袴と裾って字が似ているもの

 

うふふ

 

あなたはいくらでも

 

生えてくるし

 

抜こうとしても

 

容易には抜けずに

 

必ず千切れます

 

だから抜かずに

 

ちょきちょきして

 

洗って乾かす

 

乾かしたのはそのままお茶になるし

 

ホワイトリカー漬けで

 

チンキにもなる

 

とりあえずは

 

どんどんお茶で飲んで

 

すぎな姫の生命力と

 

図太さを

 

わたしも

 

いただくわ

 

ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだあじさいの季節には

 

ちょっと早いけれど

 

ちゃあんと準備しています

 

枯れ木のようだった真冬を経て

 

まだ寒い早春のころから

 

みどりのはっぱをそうっと用意して

 

桜の咲くころから

 

いきいきと

 

はっぱをしげらせ

 

湿度を増してきた最近では

 

つぼみをいっぱいつけて

 

さあ準備万端

 

嵐でも

 

雷でも

 

ウェルカムよ

 

しっとりも似合うし

 

吹き飛ばされはしないわ

 

あんなに大きなお花を

 

たくさん咲かせても

 

平気なんだから

 

実は逞しいのよ

 

今年の色を

 

いま

 

土の中で

 

ねっているところよ

 

グラデーションを

 

お楽しみにね

 

 

 

 

 

 

 

 

この國が好き

 

わたし

 

本当に

 

この日本にうまれてくることができて

 

よかった

 

こんなに

 

美しくて

 

こんなに

 

優しくて

 

こんなに

 

品があって

 

こんなに

 

人々が

 

一生懸命で

 

だれも

 

みていなくても

 

地域も

 

人々も

 

凛としている

 

みんなが話す

 

ことばだって

 

美しい

 

書いたことばも

 

きれいな文字

 

家々も

 

美しく整えられて

 

おうちの中も

 

きれい

 

そう言えるように

 

なっていく

 

予感が

 

いっぱい

 

いっぱい

 

 

満ち満ちている

ここのところ

 

お風呂に入ったり

 

なにげない時も

 

なんだか

 

ぴりぴり

 

かゆかゆ

 

そのうち

 

よくなるでしょう

 

 

そのうち

 

が意外とながいかも

 

ああ

 

だれかの助けが必要かも

 

そういえば

 

すぎなさんや

 

どぐだみさんは

 

皮膚によかったような

 

お庭に出て

 

相談してみよう

 

お二方とも

 

たくさんいらっしゃったはず

 

すぎなさんも

 

どぐだみさんも

 

チンキにすると良いらしい

 

摘みますね

 

すぎなさんは

 

いつも知らない間に

 

つくしが

 

すぎなになっていて

 

たくさんたくさんありますね

 

状態の良いものを厳選しましょ

 

どくだみさんは

 

あらら

 

かわいいお花が

 

咲いているわ

 

こちらも丁寧に

 

ハサミで切って集めれば

 

洗うのも簡単ね

 

すぎなさんは数日乾かしましょ

 

どくだみさんは

 

お花と葉っぱを分けて

 

ウォッカ風呂へ直行

 

あまった葉っぱは

 

数日乾かしてお茶ね

 

すぎなさんはお茶にもするし

 

ウォッカ風呂もまだあるから

 

チンキにもなりましょう

 

飲んだり塗ったり

 

身体の中のかまってちゃんを

 

しっかりかまって

 

かゆかゆよ

 

さようなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっとずっと

 

当たり前に

 

続いていくと思っていたことが

 

おわって

 

毎日目にしていると思っていたものが

 

本当は

 

よくみえていなくて

 

好きだと思っていたものが

 

なんだか

 

いまの自分にはしっくりこなくて

 

捨てられずに

 

押入に入れたまま

 

存在すら

 

忘れていたものが

 

ほとんどは

 

いらないもので

 

たまに

 

ちょっと懐かしかったり

 

意外と使えるようなものを

 

発見したりもするけれど

 

結局は役に立たなくて

 

とにかく

 

とにかく

 

次から次へと

 

滓や澱みを

 

取り除いていくと

 

もう一度

 

生まれ変われる

 

そんな氣が

 

とてもする