Ψ(さい)のつづり -68ページ目
いま
この時代に
うまれて
ここに
生きているだけで
とても
ハッピーなこと
ここで
わたしは
息を吸い
吐く
暑さを感じて
おいしい水を飲み
湯船に浸かる
食べたり
仕事をしたり
眠ったり
泣いたり
笑ったり
庭に出たら
かなへびにであう
すずめが草の実をついばんでいる
とても幸せで
満ち足りた時間があること
自分でいろいろ
頭で考えて
あたふた
じたばた
暑中
しょっちゅう
やっていたけれど
そんなことは
もうやめよう
ちっぽけな
頭で思いつくのは
ちっぽけな
わーるどの
ありふれた些末な事
自分に
向き合うことと
自分で
ぐるぐる
思考を
堂々巡りさせることは
違うんだ
ただ
ただ
自然に任せ
大きな手に
大きな愛に
ゆだねるだけ
ただ
ただ
肩の力を抜いて
リラックス
過去の人が遺してくれた
素敵な音楽を
聴きながら
日々葉を茂らせる
ミントを摘んできて
お茶にしよう

令和の世に移り変わって
今日は
7が並ぶ
特別な七夕
立ち上がった
双子のようでもあり
向かい合わせにすれば
織姫と彦星の
ハートのようにも見えるけれど
鎌首をもたげた
蛇が
並んでいるようにも見える
天命を受けて
今を生きる
わたしたちは
自分が
生きていくために
日々
限りない恩恵を
両手で抱えきれないくらい
受け続けていることに
感謝しながら
ご恩返しできるかどうか
深刻に
重たくならずに
わくわく
楽しく
美しく
ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています
当たり前に
当たり前のことを
ことばにし
口にできなければ
心の中で
ことばにし
生きていくことで
自分の波動
過去最高記録を
日々更新できて
世界の波動も
毎日
世界最高記録を
更新していく
そして
この国に伝わる
美しい文字で
心をこめて短冊に
願いを書いていく
七の縦がずれないよう
丁寧に書いたかどうかが
肝心
ほら
7が並ぶと
舞いあがるための
羽にも見えるね

これがいいかも
あれがいいかも
そういっている間に
これも
あれも
だれかのもの
縁がなかったと
言うのは簡単だけど
ただ単に
チャンスの前髪を
つかみそこなっただけじゃないの
こうします
ああします
宣言しているけれど
本当の
一番の
願いは何か
自分で
わかっているの
そうやって
まよい
まどい
くるくるまわる
リスの輪っか
堂々巡り
振出しに戻る
悪循環は
わたしの中から
追い出す
戻ってきても
何度でも
けちらす
追い返す
さあ
一番の
願いを
短冊に
したためなさい
ひとつだけ
簡潔に
長文はだめよ
七夕はあす

天の川を
見上げて
猪八戒は
何を
思うのだろう
自分が
活躍していた
舞台は
夜空を彩る
美しい乳白色
雅に
天を流れる河
猪の腹から堕ちた
地上では
使える術も
見た目も
中途半端
というより
だいぶ
よろしくない
それでも
悪癖は
治らない
欲の根は深い
モーセの十戒は
いまもいきていて
天にも地にも
守るべき
ルールがあることを
教えてくれる
そして
いまこそいきる
織姫と彦星のお話とともに

あんず
案ずるな
あまずっぱい
あなたは
安心と
安全と
慈愛に
満ちている
まるで
この島のように
いつだって
優しさに満ち溢れ
いつだって
派手さはなくとも
きれいな色
だいだいとも違うし
オレンジとも違う
だんだん朱がかっていく
淡いみかん色
あんず大福は
失恋で開いた心の穴を
そっと
埋めてくれた
うれしいときも
しんどいときも
わたしの足をとめさせ
優しい味で
ほっと
一息つかせてくれた
ずんだのお団子とともに
氣取らない
あたたかさで
わたしを
包み込んでくれた
果物としてそのまま食べても
もちろんおいしいし
あんずジャムも美味
トップの座を狙わないし
あちこちでしゃばらない
けれど
いてくれるとほっとするのよ
あなたのたたずまい
多くを語らないけれど
心を打ち明けたくなる
その信頼感
あんず
案ずるな
あなたは
ずっと素晴らしい
これからも


