きみがぼくを想うように

 

ぼくはきみをおもうことができない

 

ぼくがきみをおもうように

 

きみはぼくを想うことができない

 

ふたつのおもいは

 

いろんなかたちをとり

 

いろんな色を帯びる

 

そこには

 

いろんな引力や斥力があるけれど

 

砂鉄のようには

 

磁力を目に見える形にすることは

 

できない

 

ずっと

 

ずっと

 

最初のまんまだったら

 

美しいのに

 

何も変わらなければ

 

いいのにって

 

思うことも

 

あるかもしれないけれど

 

エネルギーの

 

交わりは

 

お互いに

 

影響を及ぼしあう

 

変わっていく

 

からこその

 

一瞬

 

一瞬を

 

味わい尽くす

 

 

 

 

 

 

 

 

この人生では

 

このわたしとして

 

生きていく

 

わたしが

 

この時代に

 

うまれる前にした

 

約束を果たすため

 

わたしの名前に

 

篭めた意味

 

ずっと長い間

 

その意味が遠くなったり

 

近くなったり

 

していたけれど

 

いま

 

あらためて

 

紐解いていく

 

氣付き

 

想いを馳せ

 

襟を正す

 

 

 

 

 

 

楽しいときは

 

じわじわと

 

時間をかけて育つ

 

ちょうどいい具合に育った頃合いを

 

見計らうかのように

 

別れがくる

 

それなら

 

もっともっと

 

最初から

 

時間を

 

楽しめば良かったと

 

思うけれど

 

日々当たり前に

 

昨日から今日がきて

 

明日がくると

 

思っていると

 

感謝を忘れる

 

それでも

 

別れがあると知って

 

それまでの日々を

 

指折り数えて

 

哀しみが

 

楽しさを

 

侵食することのないよう

 

やっぱり

 

いまの

 

日々はずっと続くと

 

信じられる方がいい

 

わたしは

 

傍観者ではない

 

されど

 

感情に

 

流されもしまい

 

こうべをあげて

 

行動あるのみ

 

 

 

幸せいっぱいで

 

世界が輝く

 

きらきらと

 

光が射して

 

笑顔がはじけて

 

だれかのために

 

何かをこしらえる

 

だれかのために

 

何かをする

 

そうやって

 

また

 

うれしくなる

 

一人の時間を

 

埋めるために

 

だれかといるんじゃなくて

 

当然

 

体裁のためではなくて

 

惰性でもなくて

 

一緒にいると

 

こころが

 

ふくらんでいって

 

色が合わさって

 

新しくて

 

見たこともない

 

自分一人では出せない

 

きれいな色がうまれるから

 

それがうれしくて

 

たのしくて

 

だれかといる

 

そのだれかは

 

人でもいいし

 

人じゃなくてもいい

 

モノだって

 

場所だっていい

 

 

 

 

パンダは

 

どうみても

 

熊なのに

 

いま話題の

 

くまなのに

 

笹しか食べないのか

 

そして

 

あの

 

模様しか

 

うまれないのか

 

不思議でならなかった

 

やっぱり

 

太古の昔は

 

しろくろじゃなく

 

肉食だった

 

つまり

 

ふつうの

 

くまさんだった

 

とてもとても

 

寒い時代がきて

 

獲物がとれなくなり

 

肉食獣は絶滅していくなか

 

ベジタリアンに

 

転向した

 

でも

 

胃腸が

 

そういうふうに

 

できていないでしょ

 

それは

 

それは

 

長い年月を

 

かけて

 

少しずつ適応してきたに

 

違いない

 

あの

 

模様になったのは

 

どうしてか

 

それは

 

やっぱり

 

陰陽と関係があると

 

踏んでいるが

 

どうも

 

秘密

 

らしい