政子さんが

 

お空へ戻られて

 

800年の

 

時が流れましたが

 

いまだに

 

この地には

 

政子さんの

 

しつけが

 

行き届いているようです

 

流れる空氣も

 

しゃんとしていて

 

人々は

 

当たり前に

 

文化的

 

地形も

 

あまり

 

変わっていなくて

 

山の中に入ると

 

落ち武者がいても

 

おかしくない

 

でも

 

それでいて

 

古いものに

 

しがみついている

 

わけでもない

 

過去への敬意と

 

いまへの伝承と

 

未来への継承が

 

ちゃんと

 

息づいている

 

 

 

 

 

 

 

 

ねむねむな

 

春

 

山小屋で

 

迎える

 

春一番

 

上空で

 

烏や

 

鳶が

 

苦労しいしい

 

風に乗る

 

まだまだ

 

肌寒いけれど

 

カレンダーを

 

早めにめくり

 

新しいページからも

 

春を呼び込みたくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

春の陽気に誘われて

 

梅や

 

桃を追い越して

 

桜が

 

一氣に花開く

 

わたしの

 

こころも

 

満開全開

 

これ

 

サクラかしら

 

近づいてみて

 

やっぱり

 

本当に

 

桜が咲いている

 

ちょっと咲いた

 

なんてものではなく

 

満開で

 

目の前に

 

現れる

 

ひと月の

 

時を縮めて

 

 

 

 

 

 

いかなるときも


いい訳をせず


己の道を


粛々と


歩む


魚のように


まなこを見開き


猫のように


抜かりなく


鳥のように


軽やかに


蛇のように


あるときは


素早く


また


あるときは


縄のように


じっとして


ただ


己に


まっすぐに


清々しく


天に恥じぬ


己を生きる







はじめのははは


はじめのうふふ


泣いて生まれて


飲んで食べ


母が笑えば


子も笑う


リスが走れば


猫も跳ぶ


帰るよ


カエル


さすらえば


その分強く


なりにけり