Ψ(さい)のつづり -43ページ目
暑い暑い
一日の
余韻を
美しく
昇華してくれる
その声
いつの間にか
ちょっとずつ
夕暮れが
早く訪れるようになったことを
実感させてくれて
夏の終わりも
近いことを
告げている
気温が高くなる日は
これからも
あるけれど
どうしたって
秋の気配がまぎれこむ
子どものころの
夏休みは
入道雲の白と
日焼けした小麦色の肌に
かなかなの声
おばあちゃんちでの
大きくなったね儀式や
すいかのセレモニーがおわり
また
学校がはじまるんだという
そわそわ
もう学校は卒業したけれど
やっぱり
心は
少しざわざわ模様

すまいって
むずかしい
住めば都
どこでも
都
されど
自分とご縁を
結んだ
土地は
自分の一部になる
自分は
土地の一部になる
だから
どうしたって
相性も必要
水が合うか
合わないか
土地にだって
選ぶ権利がある
その土地の
食べ物が
好きか
空氣が好きか
雨でも
風でも
そこにいたいと
思えるか
そのすまいで
何を
かなえるか
その土地で
何を
成すか
よく眠って
考えよう
感じよう
思い描こう
待ったはなし
はっけよい
のこった

世界は
無限の愛をもって
まほうのじゅうたんを
目の前に広げる
広げられたじゅうたんに
飛び乗る
勇氣があるか
じゅうたんは
ちゃんと
飛ぶかもわからない
わたしの重さで
めくれて
落っこちるかもしれない
飛び乗る
わたしを
脅かす
周囲の人々や
わたしの常識
でも
躊躇しているひまはない
ためらっていたら
じゅうたんは
飛んで行って
もう二度と戻ってこないから
準備期間は
十分あったでしょ
もう
青信号
出発進行

わびさび
わさび
ツーンとくれば
きれいな
物置
きれいな
押入
きれいな
お庭に
蜂
八匹
無限大
働く働く
せっせと
働く
テリトリーに
知らない者や物がきたら
ちゃんと
飛んでいって
偵察します
みまわり
食料集め
大雨後の
巣の修復
仕事は早い
手っ取り早い
仕事のやる氣も
無限大
あやかります
ずいぶんに
えらそうな物言いや
態度の
人間とは
大違い
まっすぐ
もくもくと
たゆまず仕事に
まい進するから
こちらも応援いたします
はちみつは
つくらなくても
美しい連繋プレー
力を抜いた飛び方
みらいへの
美しい
はたらき

たくましい
たましい
どんなに
ながい間
まがいもので
間に合わせられてきても
まったく
かえりみられないまま
時が過ぎていっても
栄養のない
変てこな
食べ物を
口から
放り込まれても
あなたが
それじゃあいかん
と
氣づくのを
ずっとずっと
じっと
待ってくれていた
一瞬
氣づいたかにみえたのに
氣づきを
置き去りにして
すぐに忘れて
しまったり
見なかったことに
したこともあったけれど
ようやく
わかったの
かけがえのない
自分には
脈々と
息づいている
祖先からの
愛や智慧が
ぱんぱんに
つまっていることを


