Ψ(さい)のつづり -35ページ目
祓い清めの稲光
雷鳴のあとの
めぐみの雨
ハチの巣にも容赦なく降りかかり
からからの紫陽花や
こうべを垂れたひまわりや
大地を潤す
雨が降りやんだのちも
雲が幾重にも
幾重にもかかり
空を低くする
分厚い雲の
向こう側に
うっすらと明るい場所がある
だんだんと
光の範囲が広がり
まばゆさを増していき
雲を
掃っていく
到底望むことはできないと
思っていた
お顔が
少し
光の場所からずれて
きらびやかに
覗く
時間をかけて
ゆっくりと
姿をあらわした
光り輝く
お月さまと
向き合う
ここで生まれ変わったことを
感謝し
涙とともに
誓う

なんだか
風の時代に育つ
いまのこどもたちは
いろんなことを
魂レベルで
本当は
深くわかっている感じがする
もちろん
今生の
経験値がないゆえに
変な情報に
踊らされることもあるかもしれない
それに
うまれたのは
地の時代だから
完全に風の時代に
ぴったんこな
はまり具合じゃないかもしれない
だけど
がちがちの世代と
ひゅーひゅーの世代の
懸け橋になるべくして
うまれ育っていて
自分で生きることが
当たり前な
みんなは
自意識過剰を
乗り越えた先に
ものすごいものを
見せてくれそうだから
わくわくするね
わたしたちも魅せるから
どんな化学反応が
起こるのか
みてみよう
いいものができたら
地球さんに
プレゼントしよう

何かを
足さなくちゃいけないと
あたふた
していたけれど
足りないものなんて
何にもなかったんだね
十分に満たされて
何でも
手にしていたのに
だから
あとは
整えていくだけで
よかったんだ
丁寧に手入れして
大切に扱う
いつも
感謝の言葉がけを
忘れずに

いま
この時代に
うまれて
ここに
生きているだけで
とても
ハッピーなこと
ここで
わたしは
息を吸い
吐く
暑さを感じて
おいしい水を飲み
湯船に浸かる
食べたり
仕事をしたり
眠ったり
泣いたり
笑ったり
庭に出たら
かなへびにであう
すずめが草の実をついばんでいる
とても幸せで
満ち足りた時間があること
自分でいろいろ
頭で考えて
あたふた
じたばた
暑中
しょっちゅう
やっていたけれど
そんなことは
もうやめよう
ちっぽけな
頭で思いつくのは
ちっぽけな
わーるどの
ありふれた些末な事
自分に
向き合うことと
自分で
ぐるぐる
思考を
堂々巡りさせることは
違うんだ
ただ
ただ
自然に任せ
大きな手に
大きな愛に
ゆだねるだけ
ただ
ただ
肩の力を抜いて
リラックス
過去の人が遺してくれた
素敵な音楽を
聴きながら
日々葉を茂らせる
ミントを摘んできて
お茶にしよう

令和の世に移り変わって
今日は
7が並ぶ
特別な七夕
立ち上がった
双子のようでもあり
向かい合わせにすれば
織姫と彦星の
ハートのようにも見えるけれど
鎌首をもたげた
蛇が
並んでいるようにも見える
天命を受けて
今を生きる
わたしたちは
自分が
生きていくために
日々
限りない恩恵を
両手で抱えきれないくらい
受け続けていることに
感謝しながら
ご恩返しできるかどうか
深刻に
重たくならずに
わくわく
楽しく
美しく
ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています
当たり前に
当たり前のことを
ことばにし
口にできなければ
心の中で
ことばにし
生きていくことで
自分の波動
過去最高記録を
日々更新できて
世界の波動も
毎日
世界最高記録を
更新していく
そして
この国に伝わる
美しい文字で
心をこめて短冊に
願いを書いていく
七の縦がずれないよう
丁寧に書いたかどうかが
肝心
ほら
7が並ぶと
舞いあがるための
羽にも見えるね


