祓い清めの稲光

 

雷鳴のあとの

 

めぐみの雨

 

ハチの巣にも容赦なく降りかかり

 

からからの紫陽花や

 

こうべを垂れたひまわりや

 

大地を潤す

 

雨が降りやんだのちも

 

雲が幾重にも

 

幾重にもかかり

 

空を低くする

 

分厚い雲の

 

向こう側に

 

うっすらと明るい場所がある

 

だんだんと

 

光の範囲が広がり

 

まばゆさを増していき

 

雲を

 

掃っていく

 

到底望むことはできないと

 

思っていた

 

お顔が

 

少し

 

光の場所からずれて

 

きらびやかに

 

覗く

 

時間をかけて

 

ゆっくりと

 

姿をあらわした

 

光り輝く

 

お月さまと

 

向き合う

 

ここで生まれ変わったことを

 

感謝し

 

涙とともに

 

誓う

 

 

 

 

 

 

 

なんだか

 

風の時代に育つ

 

いまのこどもたちは

 

いろんなことを

 

魂レベルで

 

本当は

 

深くわかっている感じがする

 

もちろん

 

今生の

 

経験値がないゆえに

 

変な情報に

 

踊らされることもあるかもしれない

 

それに

 

うまれたのは

 

地の時代だから

 

完全に風の時代に

 

ぴったんこな

 

はまり具合じゃないかもしれない

 

だけど

 

がちがちの世代と

 

ひゅーひゅーの世代の

 

懸け橋になるべくして

 

うまれ育っていて

 

自分で生きることが

 

当たり前な

 

みんなは

 

自意識過剰を

 

乗り越えた先に

 

ものすごいものを

 

見せてくれそうだから

 

わくわくするね

 

わたしたちも魅せるから

 

どんな化学反応が

 

起こるのか

 

みてみよう

 

いいものができたら

 

地球さんに

 

プレゼントしよう

 

 

 

 

何かを

 

足さなくちゃいけないと

 

あたふた

 

していたけれど

 

足りないものなんて

 

何にもなかったんだね

 

十分に満たされて

 

何でも

 

手にしていたのに

 

だから

 

あとは

 

整えていくだけで

 

よかったんだ

 

丁寧に手入れして

 

大切に扱う

 

いつも

 

感謝の言葉がけを

 

忘れずに

 

 

いま

 

この時代に

 

うまれて

 

ここに

 

生きているだけで

 

とても

 

ハッピーなこと

 

ここで

 

わたしは

 

息を吸い

 

吐く

 

暑さを感じて

 

おいしい水を飲み

 

湯船に浸かる

 

食べたり

 

仕事をしたり

 

眠ったり

 

泣いたり

 

笑ったり

 

庭に出たら

 

かなへびにであう

 

すずめが草の実をついばんでいる

 

とても幸せで

 

満ち足りた時間があること

 

自分でいろいろ

 

頭で考えて

 

あたふた

 

じたばた

 

暑中

 

しょっちゅう

 

やっていたけれど

 

そんなことは

 

もうやめよう

 

ちっぽけな

 

頭で思いつくのは

 

ちっぽけな

 

わーるどの

 

ありふれた些末な事

 

自分に

 

向き合うことと

 

自分で

 

ぐるぐる

 

思考を

 

堂々巡りさせることは

 

違うんだ

 

ただ

 

ただ

 

自然に任せ

 

大きな手に

 

大きな愛に

 

ゆだねるだけ

 

ただ

 

ただ

 

肩の力を抜いて

 

リラックス

 

過去の人が遺してくれた

 

素敵な音楽を

 

聴きながら

 

日々葉を茂らせる

 

ミントを摘んできて

 

お茶にしよう

 

 

 

令和の世に移り変わって

 

今日は

 

7が並ぶ

 

特別な七夕

 

立ち上がった

 

双子のようでもあり

 

向かい合わせにすれば

 

織姫と彦星の

 

ハートのようにも見えるけれど

 

鎌首をもたげた

 

蛇が

 

並んでいるようにも見える

 

天命を受けて

 

今を生きる

 

わたしたちは

 

自分が

 

生きていくために

 

日々

 

限りない恩恵を

 

両手で抱えきれないくらい

 

受け続けていることに

 

感謝しながら

 

ご恩返しできるかどうか

 

深刻に

 

重たくならずに

 

わくわく

 

楽しく

 

美しく

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

許してください

 

愛しています

 

当たり前に

 

当たり前のことを

 

ことばにし

 

口にできなければ

 

心の中で

 

ことばにし

 

生きていくことで

 

自分の波動

 

過去最高記録を

 

日々更新できて

 

世界の波動も

 

毎日

 

世界最高記録を

 

更新していく

 

そして

 

この国に伝わる

 

美しい文字で

 

心をこめて短冊に

 

願いを書いていく

 

七の縦がずれないよう

 

丁寧に書いたかどうかが

 

肝心

 

ほら

 

7が並ぶと

 

舞いあがるための

 

羽にも見えるね