ねえ

 

あなたは

 

どうして

 

そんなに

 

人氣者なのでしょう

 

歴史は

 

誰かを

 

悪者にしたり

 

聖者にまつりあげたり

 

それほどでなくても

 

善人にしてみたり

 

するけれど

 

あなたは

 

どちらかというと

 

悪者寄りの評価を得ていて

 

日本人で

 

あなたの名を知らぬ人は

 

いないでしょう

 

あなたが

 

そばにいたら

 

きっとこわいし

 

あなたが

 

上司だったら

 

いいえ

 

家族だったとしても

 

安心して

 

生きられないかもしれない

 

あなた自身は

 

多分

 

善でもなければ

 

悪でもない

 

ただ

 

自分の

 

軸が

 

揺るがない人

 

当時の善悪にも

 

何にも

 

とらわれることがない

 

自由な人

 

そして否応なしに

 

まわりを

 

巻き込む人

 

自分のやったことと

 

その結果を

 

恥じることも

 

悔いることもない代わり

 

ことさら

 

自慢におもうことも

 

なかったのでしょう

 

そんな

 

あなたに

 

人は

 

たまらなく

 

惹きつけられる

 

みんな

 

まよいにまよって

 

ぶれぶれで

 

大きなことも

 

まだ

 

為していないから

 

いまだに

 

あなたは

 

映画にも

 

漫画にも

 

もちろん

 

ゲームにも

 

普通に登場する

 

何の

 

説明もいらない

 

誰が

 

描いても

 

誰が

 

演じていても

 

一目で

 

あなただとわかる

 

会ったこともないのに

 

あなたの

 

オーラが

 

セットされたかのように

 

異彩を放ち

 

目が離せなくなるから

 

あなたのような

 

個性のひかりを

 

みんなが放つ

 

時代になってきたけれど

 

まだまだ

 

みんなのひかりは

 

弱いから

 

お手本のような

 

あなたに

 

あやかりたい

 

新時代なら

 

おわりは

 

謀反とか

 

ではなく

 

新時代

 

仕様の

 

美しさになるでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さつま揚げ

 

ホンモノは

 

てまひまかかるし

 

さかなも大量に

 

いるけれど

 

ふわふわで

 

魚臭くない

 

そこら辺のは

 

結着剤で

 

くっついていて

 

魚じゃないよ

 

と胸をはる

 

干物だって

 

工場で乾かすのと

 

天日干しじゃあ

 

味が違う

 

ホンモノが

 

生き残って

 

ニセモノは

 

駆逐される

 

そんな

 

世界に

 

なればいい

 

 

シリウスと

 

太陽が

 

手を

 

取り合って

 

地平線から

 

姿を

 

あらわす瞬間を

 

見逃してしまった

 

ヴァンパイアじゃないのに

 

夢の中

 

久しぶりに

 

よく眠れた日が

 

よりによって

 

今日だなんて

 

洗濯物を

 

干したまま出かけたら

 

急にかみなりさまが

 

いらっしゃり

 

叱られ

 

叱られ

 

叱られた

 

寝過ごして

 

ごめんなさい

 

ドゥ

 

明日

 

ベスト

 

 

 

 

 

 

キッチンは

 

きちんと

 

おそうじ

 

自分の中の

 

チキンも

 

きちんと

 

おそうじ

 

正解を

 

ついつい

 

求めるクセも

 

さようならして

 

何かをやろうとすると

 

いつも

 

不安になって

 

眠れなくなることも

 

ほの暗い想像でしかないと

 

わかっているのだから

 

やっぱり今のままが

 

一番いいんじゃないの

 

十分でしょ

 

という囁きとともに

 

全部全部

 

もえるごみと一緒に

 

燃やしてしまおう

 

分かれ道を右か左かっていう

 

もともとある道じゃ

 

だれかがたどった道

 

新しい道は

 

勇氣をもって

 

一歩踏み出したときに

 

わたしにぴったりの

 

色やかたち

 

景色とともに

 

用意されているのだから

 

わたしが

 

パイオニア

 

 

庭に出て

 

かなへびが

 

逃げていったと

 

思ったら

 

目が合う

 

つぶらな瞳で

 

塀の向こうから

 

目だけを出して

 

そっと

 

のぞいていた

 

まるで

 

いたずらっ子みたいに

 

つぶらな瞳とは

 

あなたのような眼のことを

 

言うんだろう

 

あまりに

 

ほほえましくて

 

いい子だねと

 

言ったら

 

結局は

 

かくれてしまったけれど

 

しばらくしたら

 

また戻ってきて

 

くれるでしょう

 

だって

 

うちに

 

住んでくれているんでしょ

 

ありがとう

 

好きよ